川崎「天龍」
神奈川県は川崎市。
横浜の隣にあり、競馬・競輪・工場・繁華街を擁する雑多な街。
そんな川崎に複数の店舗を構える、町中華「天龍」。

店員の着るシャツの後ろには、デカデカと「天下一いずま」の文字。
※「いずま」とは、「まずい」の逆

このお店がまた、川崎エキス濃厚な感じで非常に良かった。
いかにも大陸的、雑に見えつつ来る者拒まずの包容力ある接客。
アジアの食堂に迷い込んだようで、心地よし。
バカっ早な料理の提供。餃子は特に、怖いくらい早い。
何かおかしな火力でも使っているのか。
常に想定の斜め上をいくサイズ感。
長年、工場労働者達の胃袋を支えてきた町中華は、伊達じゃない。
何故か美味い。
何を食っても、美味い。
それで…
自分がよく行ったのは、天龍 銀座街店。
天龍 銀座街店(食べログ)
川崎に何日か滞在した際に、夕飯でお世話になった。
こちらの店舗は全席カウンター(24席)と、お店の外にテーブル席もある。
カウンターは各席にアクリル板を設置してコロナ対策済み。

何日か行って最終日以外はアルコール無しで夕飯をいただいた。
ただおつまみメニューも充実しているので、飲みながらつまんでいる人も多い。
食ったものは基本美味かったが、以下は自分が美味かった順に。
タンタンメン(担々麺)
川崎は担々麺がソウルフードらしい。
別店舗ではあるが、「元祖ニュータンタンメン本舗 」なんかはカップラーメンとしてコンビニでも売っており、商品名は「川崎のソウルフード 元祖ニュータンタンメン本舗」。
天龍にも担々麺があったので、初日はそれを注文。
それがまた、個人的にはメチャ美味くて、その後も天龍に通うことになった形。

「タンタンメン(担々麺)」(660円)+「餃子」(300円)。
表面に張った、辛めの油膜。
ふんわりとした、かき玉。
シャリシャリとした、謎食感の肉そぼろ。
美味い!!
ただ、ボリュームすごいね(笑)
この値段で、この味、このボリューム。
恐ろしい。
美味くて夢中で平らげてしまったが、太りそう。
お供につけた餃子も、いい。
テーブルには「餃子の街 かわさき 餃子みそ」がおいてある。
味噌で餃子を食う。

この餃子も餡がしゃりしゃりしてて、クセになる食感。
300円と個人的にはチト痛い金額だが、毎回つけてしまった。
五目やきそば
次の日に食ったのが「五目やきそば」(770円)。
これまた美味くて、2日目にして「川崎 天龍、ハズレなし」の啓示を得た。
厳密には「ん?」と思う皿もあったが(「よだれ鶏」とか)、特にコスパを考えると「ほぼハズレなし」なのが天龍のスゴイところだ。
この「五目やきそば」も美味かった!

アンバランスに多い具材の数々。
具、多すぎて嬉しい(笑)
味も濃すぎず、大量のカラシを混ぜ込みながら…
無心で皿に取り組める。
店員は基本、中国人。
接客は日本語だが、店員同士のやりとりは中国語。
そんな中国語でのやりとりを聞きながら、焼きそばをかき込む。
ちなみに当方、大学時代の第二外国語は中国語を選択。
店員同士の中国語も、少しくらいは聞き取れるか…
「メイヨー」(無いよ)
だけ、分かった。
※一番簡単な中国語の単語
ま、当方、中国語の単位、落しまくったからなぁ。。。
タンメン
天龍のオススメ・メニューは、昔から「タンメン」(550円)らしい。
せっかくなので、食べてみる。

大量の野菜。これで550円!
プルプルの太麺、優しい味のスープ。
確かに、これは美味い。
定期的に食いたくなる味。
ほんと、麺がプルンプルンなんだから。
マーボー丼
飯モノも食った。
マーボー丼(660円)。

提供された瞬間、「食い切れるか?」と冷や汗がでた。
圧倒的なボリューム。まさに中華サイズ。
しかし食ってみると、不思議。
ちょうどよい案配の辛さで、うめぇ。
滑らかにレンゲに乗る。
進む、進む。
スイスイ進む。
10分ほどで、食い切った。
イイネ!!
しかし、あまりの満腹感。
飯モノは、ボリュームやべぇな。。。
それ以降、飯モノを注文することはなかったのであった。
ニラレバ炒め
川崎での最後の夜。
金曜なので、軽く一杯。

- ニラレバ炒め(660円)
- よだれ鷄(550円)
- 天龍餃子(300円)
- ハイボール(420円)
ニラレバ、美味し。
ポヨンポヨンに柔らかく、噛むと溶ける。
これは、良いニラレバ。
ということで、天龍で色々食って、美味かったという話でした。
ほい。
そんな感じ。