マリオットのポイントからマイルへの交換で、UA優遇レートの変更、一部航空会社でボーナスマイル廃止

UA優遇レート変更と一部でボーナスマイル廃止

ここ半年くらいの間に、マリオットのマイル交換に関わる変化点がいくつかあった。
マリオット ポイントをマイルに移行

直近の変更点としては、ユナイテッド航空のマイルに交換する際のレートが良くなった。
一方で、他のいくつかの航空会社では、交換時のボーナスマイルが消失した。

マリオットはユナイテッド航空と特別な提携しているので、UAに誘導したいのかもしれない。
そういう風に噂されている。

真偽はともかく、最近の変化点をまとめて、レッツらゴー!!

まず、前提は以下。

  1. マリオットのポイントは、航空会社(39社)のマイルに交換可能
    • 基本的な交換レートは3:1 (マリオットpt:航空会社マイル)
  2. 更に6万ptの交換毎に、5000マイルのボーナスがつく
    • 6万pt(マリオット)→2.5万マイル
  3. ただしユナイテッド航空のみ優遇レートあり、交換レートは3:1.1
    • 6万pt(マリオット)→2.75万マイル(UA)

上記に対して、最近あった変更は以下。

  • 2022年10月
    • 5000マイルボーナスを終了
      • アメリカン航空(AA)
      • アビアンカ航空(AV)
      • デルタ航空(DL)
  • 2022年12月
    • 5000マイルボーナスを終了
      • 大韓航空スカイパス(KE)
  • 2023年3月
    • 交換レートを変更
      • ユナイテッド航空(UA)
        • 「3:1.1」→「6万pt毎に1万ptボーナス」に変更

まず、(2)「6万pt交換毎に5000マイルボーナス」について。
AA/AV/DL/KEでは、5000マイルボーナスがつかなくなった。

改悪ですね。
なお、日系のANA/JALについては変化点はなく、今まで通り5000マイルボーナスあり。

60,000ポイントを航空会社のマイレージに移行するごとに、ボーナスとして5,000マイルを進呈します。
このオファーは、アメリカン航空 AAdvantage、アビアンカ航空 LifeMiles、デルタスカイマイル、大韓航空スカイパスには適用されません。

マリオット ポイントをマイルに移行

次に直近では、(3)UAへの優遇交換レートが変更となった。
以前は「3:1.1」だったが、3月からは他の航空会社と同様の「3:1」に変更。
その代わり、6万pt交換毎に1万マイルのボーナス付与がつく。

UA優遇レートがなくなり他社と同じになったが、ボーナスマイルで実質的な獲得マイルは増える。
ただし、恩恵を受ける最小交換マイル数が6万ptと大きくはなった。

  • 旧:6万pt→2.75万マイル(UA)
  • 新:6万pt→3万マイル(UA)

以下は、現在のWEBサイト表記。

マリオットからユナイテッド航空への1万ポイントボーナス
マリオットからユナイテッド航空への交換レート(旧)

以下は、旧「3:1.1」時のWEBサイト表記。

マリオットからユナイテッド航空への10%ボーナス
マリオットとユナイテッド航空の交換レート

日系ユーザーにおける影響

UAマイルへの交換レートは、アップした。

ここ数年は燃油代が高いが、UA特典航空券については燃油代が不要
航空券の燃油代が4月発券分から1段階の値下げ(2023年4月~5月発券分)
※日系ANA/JALでは「必要マイル数」以外に、別途の燃油代(現金払い)が必要

そういう意味では、日系ユーザーも恩恵を受けることが、あるかもしれない。
ただし特典航空券は「空席があるか」が大きなハードルなので、ポイント交換前に空席確認はした方がいいかも。

ちなみにJAL便利用で有名なアラスカ航空については、ポイント交換における変化点は特にない。
一方、必要マイル数が変更となっているので、その点については注意が必要。

その他、直近のマリオット系の変化点でいうと、航空会社マイル→マリオットptへの交換が可能になった会社がいくつか。

キャセイとシンガポール航空で、いずれもレートは「2マイル→1ポイント(マリオット)」。
あまり実用的なレートではないので、使うことはないんじゃないかと思います。

ほい。

そんな感じ。

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