ブラッサム大分
大分で「ブラッサム大分」に泊まった。
JR九州ホテルブラッサム大分
2016年からは毎年訪問しているホテルで、自分のお気に入り宿。
個人的な「2021年の滞在ホテル・ランキング」でも1位となった。
以前に宿泊記を書いて5年以上経ったので、久しぶりに、メモにて。
ブラッサム大分は、大分駅に直結する「アミュプラザおおいた」の上層階に位置する。
駅ビルにはたくさんお店があるし、駅前のアーケード商店街も大きいので、ロケーション的には非常に便利。

ホテルはクルーズトレイン「ななつ星in九州」のデザイナー水戸岡鋭治氏が手がけている。
内装は全体的に和風テイストで、多用されている格子細工がシックな感じを醸し出しているんだな。

なんか落ち着くんだよね~。
ピシッとした「白色」と、木の温もりを感じる「茶色」で一貫しており、統一感がある。

いわゆるビジホとして見た場合、デザイン性の高いホテルだと思います。
JR九州ホテルズでは、他のホテルでもシック・クラシカルなデザインが多く、その中でもブラッサム大分は「自然の温もりを感じる」方向に寄せたデザインになっている。
屋上露天風呂「CITY SPA てんくう」がスゴい
ブラッサム大分の一番の目玉は、やはり天然温泉。
しかも地上21階・高さ80m、駅ビルの最上階に露天風呂がある。
都市部としては「日本で最も高い屋上露天風呂」となっている。
行くなら断然、冬がオススメ。

インフィニティ露天風呂になってるワケだが、その構造がスゴい。
通常、都市部にある露天風呂だと外部からの視線対策の理由から一定の高さの壁がある。
一方、この風呂には四方に壁が一切なく、背の低い透明な仕切りガラスのみ。
ここまで思い切って眺望に振った屋上露天風呂は、他にない。
これが出来るのは、ブラッサム大分の「高さ21階」が周辺で飛び抜けて高い建物であって、周囲からの視線をあまり気にしなくてよいのと、「おんせん県」を標榜する大分という土地柄だからこそ。
突出した高さの建物の屋上で、周囲に壁がないことで得られる恩恵は、眺望以外の点でもある。
「大草原で風に吹かれる爽快さ」に似ているが、こちらはもっとスゴい。
遮るもののない高度で海を移動してきた風が、圧倒的な厚みで「素っ裸の濡れた素肌」に当たり続けるという、まさに「風で地球を感じる」迫力。この高度では、風の質感が違う。
山の上にある露天風呂とも違うし、単なる高さ1階オーシャンビューの露天風呂とも違う。都市型の屋上露天風呂ならではの体感だと思います。
夜景も素晴らしい。

目の前は大分駅前の繁華街、風呂の端から見下ろすとソコは駅前。
駅前を歩く人もハッキリ見えるし、大声で話している人の声なら聞こえるレベル。駅前が近い風呂。
また駅ビルであることから「電車ビュー」もあり、電車がゆっくりと大分駅のホームに入っていく姿もみられる。
目を上げると別府湾沿いに煌めく光。そして別府の市街地の夜景。
海・山・電車・市街地、全部入りの眺望である。
さて、そんな素晴らしい露天風呂だが、この施設は宿泊客以外でも日帰り入浴ができる「CITY SPA てんくう」として開放されている。1名1600円。
CITY SPA てんくう
ただし、朝の「6:00~9:30」はブラッサム大分宿泊客のみの専用時間となっており、ここがチャンス・タイム。
特に土日の場合、夜は一般客もいて人が多かったりするんだが、朝なら空いているが多い。
朝6時に行くと、運が良ければ独り占め。
冬なら6時は夜同様に暗く、街灯の煌めきで夜景も楽しめるほか、徐々に明るくなって「街中の街灯が一斉にオフになる瞬間」や、ゴトゴトと音を立てて発着する始発の電車、美しい色に染まる空の模様が素晴らしい。
個人的には、夜風呂より朝風呂(特に6時からの早朝)が、気に入っている。
「カフェバーてんくう」の唐揚げが美味い
「CITY SPA てんくう」には、カフェが併設されている。
カフェバーてんくう(食べログ)

「CITY SPA てんくう」のロッカーキーで支払うので財布は不要。
施設を出る際に支払う形。
オススメのメニューは「ドリンクおつまみセット」(1020円)。
ドリンクと、おつまみを2品。

時期によって内容は変わることもあるが、オススメは大分名物のからあげ。
大分といえば「唐揚げの聖地 中津」を擁するワケだが、この唐揚げが滅法ウマイ。
こうした入浴施設の付属飲食店として想定するレベルを、軽く飛び越えてくる美味さ。

風呂上がりに、夜景を眺めながら、フリージング・かぼすハイボールで中津唐揚げを流し込む。
※「かぼす」もまた大分特産物
自分の場合、時間があれば以下のルーティンとなる。
- まずは一風呂浴びる
- カフェバーてんくうで「ドリンクおつまみセット」
- 再び風呂へ
ちなみにメニューとしては、大分名物「ひゅうが丼」「りゅうきゅう丼」やカレーなど、フードもそこそこ種類あり。
↓は「豊後きのこカレー」と「佐伯名物ごまだしうどん」。

朝食(庭の食卓 四季)
朝食は、8階レストラン「庭の食卓 四季」でいただく。
このレストランは結構食べログ評価も良いようで、レベルが高い。
庭の食卓 四季 (食べログ)
レストランは大分駅の屋上「シティ屋上ひろば」に直結しており、庭園風景を眺めながらの朝食となる。
屋外席もある。

メニューは、弁当箱の「和御前」に、サラダバーなどのハーフバイキング。
「うちのたまご」など、九州の素材を使った和食が提供される。


美味しいよ。
でも、当方は大抵朝食はつけないです。
なぜなら朝食の時間(7:00~9:30)は、朝風呂の時間(6:00~9:30)と被るので・・・。
両方行こうとすると、結構慌ただしくなっちゃうんですよね~。当方は朝も長風呂するので。
朝飯は、近くのコンビニで買うか、大分駅の1階にある「コープおおいた」で買っておき、朝はササッと食って風呂に行くことが多い。

ちなみに「コープおおいた」は夕方になると割引も始まるので、夜食を買うのにも多用している。
大分駅の駅ビルで、大分名物を食べられるお店リスト
部屋(内観)
部屋も、組子細工の障子など、和を感じる落ち着いたデザイン。
個人的には気に入っている。

お水やドリップコーヒーも常備してあり、言うことナシ。

WiFi・有線LANあり、インターネット環境もOK。
コンセントはちゃんとデスク・ベッドにあり、問題ナシ。
※レンタルPCの貸し出しもあり
「CITY SPA てんくう」には、用意された部屋着で行くことが可能。
部屋にも風呂があるが、基本は「てんくう」に行くので、ほぼ使ったことがない。
眺望はアサインされた部屋次第だが、駅前広場を見下ろせたり、「シティ屋上ひろば」を見下ろせたり、結構良いと思います。
大分駅前は冬になるとイルミネーションが始まるので、キレイ。
「シティ屋上ひろば」特典
フロント階(レストラン四季のある階)からは、大分駅の屋上庭園「シティおくじょう広場」に直接出れる。
屋上庭園としては国内屈指の広さで、カフェなどのお店やミニ・トレインなどキッズ向け施設も充実。
通常は朝10時から開園となるが、ブラッサム大分宿泊客は朝6時から庭園を散策可能。
※ただし朝6時にはお店などはオープンしてないので、あくまで散策のみ
そこら辺については、以下を参照。
庭園には「鉄道神社」もあり、ちょっとした初詣もできる。
今後の「ブラッサム大分」
大分駅前では大規模な再開発が予定されている。
着工は2023年、完成は2026年の予定。
かなり高いビルもできることから、「CITY SPA てんくう」からの眺望に影響がないか、ちょっと心配。。。
どうなるのか良く分からないので、行けるウチに行っておこうと思います。
ほい。
そんな感じ。