初の国内版「地球の歩き方 東京」は、東京在住者が読んでも楽しい

地球の歩き方 東京

海外旅行ガイドの定番「地球の歩き方」から、「東京」が発売された。
地球の歩き方 東京」。

初の国内版にして、460ページという圧倒的なボリューム感。

地球の歩き方 東京

本屋で平積み風景をみるに、その厚さで異彩を放っていた。
手に取ると、ちょっとした辞書のような感。
さすが東京・・・。こんな厚さの「地球の歩き方」は、初めてみた。

取り扱っている観光スポットの量は、さほど多くない。
またいわゆる「観光向け」の街しか紹介されていないので、マイナーな街がたくさん載っているワケでもない。

ただ、そこは「地球の歩き方」。各街の歴史などを絡めた紹介が読めて、東京在住の自分が読んでも、各街に1つは新たな発見があるものだな、と。

また、海外旅行をするような気分というか、海外から観光できた目線で東京のガイドを読むことができるのが、なんとも楽しい。
例えば、(東京の)「習慣とマナー」のコーナー。

「電車が到着したらドアの両端に寄り、乗客の降車が済んでから乗り込む」

「東京では、エスカレーターに乗る際にはステップの左側に立ち、右側は歩く人のために空けるという暗黙のルールが定着している」(しかし最近では歩行禁止が推奨されている)。

なんだか、海外現地の風習を「地球の歩き方」で学習しながら、恐る恐る街に繰り出す感覚を、思い出しちゃうんだな(笑)

東京の老舗レストランのオープン年月日を含んだ東京の歴史年表なんかは、コンテンツとしても目新しい。
「三定」(浅草、現存する最古の天ぷら屋)は、「大塩平八郎の乱」と同じ年に創業したのか!!みたいな。

特に充実しているのは交通案内。
路線図や割引切符の紹介などは、他のどのガイドブックよりも充実している。
また「電車の乗り換えでの徒歩移動量が長すぎる駅間」とか、東京在住者でもたまにハマるトラップも、きちんと紹介。

さて。

最近はコロナの影響で長距離の旅行もままならず、都内を中心にお出かけすることが多い。
そんな中で東京在住ながら「地球の歩き方 東京」を買ってみたんだな。

読んでみると、まさしく「地球の歩き方」。
海外旅行の下調べをするような目線で「東京」を読めるのが、なんとも新鮮な感覚なのであった。

おすすめです。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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