夜の川崎工場地帯を抜け、国内最長「川崎港海底トンネル人道」へ

川崎駅から千鳥町入口まで

JR川崎駅にやってきた。
今回も駅から海まで散策してみたいと思います。

川崎といえば湾岸の工場地帯が有名。工場夜景とか。
その工場地帯には、歩行者専用の海底トンネルとしては日本最長の「川崎港海底トンネル人道」があるという。

工場地帯の長い海底トンネル(歩行者専用)ときくと、何だか興味が湧いてくるんだな。
それで、ちょっと行ってみようかと。

その人道(歩行者通路)の入口は、千鳥町の「千鳥公園」にある。
川崎港海底トンネル人道千鳥町入口(地図)

まずはそこまで、レンタル自転車で向かう。
ちなみに一般的な意味で言うと、バスで千鳥公園の近くまで行った方が便利ではある。

 川崎バイクシェア

川崎には「川崎バイクシェア」という、ドコモ・バイクシェアをベースとした自転車レンタルサービスがあり、事前に会員登録をしておけば、気軽に電動自転車をレンタルできる。

川崎駅から千鳥公園への道のりは、いたってシンプル。
街から工場地帯から、ひたすら真っ直ぐ進めばよいレベル。

夜の川崎工場地帯の道路

しかし夜の工場地帯というのは、なんだか不思議な光景だった。

煌々と輝く工場の照明と、モクモクと上がる煙。
生活する人がいないので当然なんだが、ほとんど人影がない。
たまに、工場で働いているとおぼしき人と、すれ違うのみ。

川崎の工場夜景

30分以上も自転車を漕ぐと、ようやく千鳥公園に辿り着いた。

しかし、そこは単なる工場地帯の公園
照明も少なく、人道の入口を探すのにも一苦労・・・

スマホのライトを懐中電灯にして歩き回り、ようやく見つけた。
海底トンネルの入口。

川崎港海底トンネル人道千鳥町入口

入口、ほとんどホラーですやん(笑)

公園の駐車場に自転車をとめて、いざトンネルへ。

川崎港海底トンネル人道

三途の川駅みたいな様相の入口を抜け、長い階段を降っていく。

すると、ようやく歩行者専用道路に辿り着く。

残念ながらトンネル内は撮影禁止(その旨の貼り紙がいっぱいある)。
なので東京湾観光情報局の写真を転載すると、こんな感じ。

川崎港海底トンネル人道
https://tokyo-bay.biz/pref-kanagawa/city-kawasaki/kn0195/

この長いトンネルが、1km続く。
携帯の電波も入らない。

なかなか、変わった空間だ。

海底トンネル部分の人道としては、日本で1番の距離。
他に長い海底人道としては、歩いて関門海峡を渡る「関門トンネル人道」(780m)などがある。

長さが1kmあるので、15~20分はトンネルを歩くことになる。
単純に「治安は大丈夫か?」という気がしないでもないが、中には監視カメラが複数あるし、夜であっても往来はゼロではない模様。

また↑の写真右上に見えるスピーカーがたくさんしかけられてり、30秒毎に「ここは歩行者専用通路です。自転車は降りて通行してください。」という自動音声を流し続けている。

いま通路に自分しかいないのに、複数のスピーカーから延々と流される自動音声。
海底トンネルという普段と違った空気感もあり・・・
ディストピア感がハンパないですね。。。

時計で計ると15分超の距離だが、なんだか長く感じるトンネル道なのでした。
この感じは、ちょっとした小旅行の観光には、ちょうどいい。

なお、稀にすれ違う人は基本地元民で、たいてい自転車に乗って爽快に通行しておりました。
ホントは降りて通行する必要あるが、まぁ、誰もそんなの聞かないよね(笑)、という。

東扇島北公園出口から東公園へ

人道トンネルを抜けると、「東扇島北公園」内の出口にでる。
川崎港海底トンネル人道 東扇島北公園出口(地図)

東扇島北公園出口

上陸した東扇島には、この北公園に加え、東公園・中公園・西公園がある。

中公園(東扇島中公園)の方に「川崎マリエン」があり、展望室なども備えている。
その展望室からは、キレイな川崎工場夜景が眺められるという。

川崎マリエンの展望室

これねー。

間違えましたね。

自分は中公園じゃなくて、東公園の方に行ってしまった。

港の海沿いを進み・・・

川崎港

東扇島東公園へ。

東洋水産の工場がたくさんあるエリアに、ポツンと公園。

東扇島東公園

真っ暗で、誰もいません。

 東扇島東公園の水道

公園の奥に行くと、人工ビーチがあった。

川崎港の人工ビーチ

近くに自販機もあったので、缶コーヒーで温まることができた。

それにしても、夜の潮風が寒いこと!!

川崎港の桟橋

川崎マリエンの方に行けなかったのが、心残り。
途中で気付いたんだが、寒かったのでさっさと撤収しようかと・・・。

そうして川崎駅まで戻った自分は、ビジホの露天風呂で体を休めるのでありました。

ほい。

そんな感じ。

この記事を書いた人 Wrote this article

tonogata
TOP