ドーミーイン池袋は乙女ロードに
2021年に開業したばかりの、ドーミーイン池袋。
池袋駅の東口から徒歩9分の好立地。
ドーミーイン池袋

具体的には、女性アニメファンの聖地と呼ばれる「乙女ロード」沿いに位置している。
なんとなく東口方面に「乙女ロード」があるのは知っていたが、具体的な場所は今回初めて知った。
サンシャインシティの西側の道が、「乙女ロード」なんですね(下図のピンク色の道)。

ちなみに池袋は「芸術と文化の街」を標榜して再開発を進めており、「乙女ロード」もその文脈からか?、豊島区の観光情報などで大々的にプッシュされている。
池袋乙女マップ 豊島区お散歩シリーズ乙女編
今回、ドーミーイン池袋に宿泊したワケだが、風呂でアニソンのオルゴールが鳴るなど細かい点でいろいろ「なんか他のドーミーと違うというか、アニメ推しの雰囲気があるな」と感じていたんだが、宿泊後にホテルが乙女ロードに立地していることを知り、「それでか」と合点がいった。
また周辺のお店の前では朝早くから開店待ち?の女性がたくさん路上に並んでいて「ここなんか有名店あったっけ?」と思ったが、それも「そこは既に乙女ロードだった」というので謎が解けた。
このジャンルは自分も詳しくないのでアレだが、ざっくりいうと・・・
「秋葉原」が男性オタク向け、池袋「乙女ロード」は女性オタク向けの街、という分類らしい。
それにしても、最近の東口方面はアニメショップが増えてきた。
もともと池袋の東口にはアニメイトの本店がある。
そのアニメイト本店がリニューアル中で、世界最大規模のアニメショップになる予定らしい。
※2023年3月開業予定

ジョジョのグッズが充実するといいな。
黒湯の内湯・最上階の露天風呂
風呂は、広い。
そして都内のドーミーの中では、高スペックな風呂だった。
自分が経験した東京のドーミーの中では、一番良かったかなと思います。
「東京」なら池袋。「関東」までは範囲を広げるなら川崎がいい。
そして川崎と池袋は、少し似ている。

風呂の特徴は以下の通り。
- 内湯は黒湯、広め
- 川崎と同じような黒湯(川崎は自家源泉、池袋は「あ・うんの湯」(千葉県匝瑳市)からの運び湯)
- 露天風呂も、少し広め
- 眺望はナシ、外気浴タイプ
- 風呂内にサウナー用のポカリスエットあり
- ドーミー内では池袋が初のサービスだそうです
- シャワーヘッドがReFa FINE BUBBLE
- 約3950万個の泡で毛穴を洗浄
- 脱衣所にダイソンのドライヤー(Dyson Supersonic Ionic)
- この形状で風がでる不思議・・・
- 風呂内にはアニソンのオルゴールが流れる
- ドーミー池袋のスタッフによる選曲
内湯は、L字型の黒湯。
ドーミーイン川崎と同じような黒湯で、浴槽の形状も似ている(L字型)。
川崎の方が広いが、池袋も都内のドーミーとしては「広い方」かと。
この内湯がとにかく、まったりできた。
黒湯、いいですね~。
シャワーヘッドにReFa FINE BUBBLEを採用しているのも、ちょっと驚いた。
「約3950万個の泡が頭皮や肌の毛穴汚れをやさしく洗い流す」とのこと。
シャワーヘッドにスイッチがあり、水圧(&バブル量)を調整できる。

ただ実際に使ってみてファインバブルを感じたかというと、よく分からなかった。
当方の毛穴の方に問題があるのかもしれない。
風呂内にはポカリスエットの設置もあり。
自分はサウナは使わないが、長湯する際のお供として重宝しました。
このサービスは現在、他のドーミーでも展開されているようだが、最初に始めたのは池袋とのこと。
なおドーミーインでは普通、風呂内で環境音楽が流れている。
しかしこのドーミーイン池袋では、アニソンのオルゴールがずっと流れていた。
40曲くらいの選曲リストが風呂内に掲示あり。
ルパン三世・ガンダム・バカボンなど、懐かしアニメも結構あり。
なかなかいい感じでしたね~。懐メロな感じで。
風呂上がりには、無料のアイスクリーム・サービス。
HERSHEY’Sのチョコレート・アイスバーもラインナップに入っており、これがまた美味しい。

なお、湯上がりの無料ドリンクサービス、朝は乳酸菌飲料となっている。

風呂の近くにある漫画棚は、2部屋分のスペースに2500冊の漫画。
これまた「漫画の聖地」に相応しく、スタッフが厳選した品揃えらしい。
※豊島区の観光地といえばトキワ荘マンガミュージアム(トキワ荘は豊島区の椎名町にあった)

「乙女ロード」を意識して?、漫画棚にはフィギュアがたくさん並んでいた。
※上は「鬼滅の刃」、下は不明

夜鳴きそば(麺ヌキ)
ドーミーインでは、夜食のラーメン「夜鳴きそば」(ハーフサイズ)を無料で提供している。
そんな「夜鳴きそば」だが、2022年9月まで「麺ヌキ」を提供していたんだな。
麺の代わりに豆腐を使った、ヘルシーメニュー。
「麺ヌキ」は食ったことがなかったので、終了前に一度は食ってみたかったんだが・・・
今回(9月)、なんとか池袋で「麺ヌキ」にありつくことができた。
それが、こちら。

豆腐が2つ、並んでいる。
アオサ・ネギ・メンマ入り。

美味かったです。
温豆腐がまろやかで、醤油スープともよく合う。
でもこの構成だと・・・
どうしてもスープをガンガン飲んじゃって、塩分の取り過ぎになりそう(笑)
朝食(ビュッフェ)
朝食は、1名2100円。
今回は朝食付プランで宿泊した。

ドーミーインでは、ホテル毎に「ご当地逸品」が用意されているが、池袋の場合は「中華」推し。
池袋と言えば、北口を中心に「ガチ中華」が展開されている。
「ガチ中華」というのは、「現地と同じ味付け」とか、店によっては「中国語中心のメニュー&接客」といった感じの、中華料理店。
自分も数年前に「友誼食府」に行って、「ここはもう、完璧に中国だな」と驚いた記憶がある。
旅行気分で、ちょっと面白い。
池袋の北口方面では、大昔には「中華街構想」もあったが地元民の反対で頓挫していた。
一方、最近はコロナ禍の影響で閉店した店の後釜にガチ中華の店が増え、西口方面にも広がっている。
それはともかく、朝食会場は結構広く、過ごしやすかった。

品揃えは、いつもの小鉢料理と・・・

「中華」から、麻婆豆腐・青椒肉絲・炒飯・焼売・餃子・中華クラゲ・棒々鶏。

あと、高知県産の「鰹のたたき」がありました。

麻婆豆腐がちょい辛くらいで案配良く、美味かった。
暖かい餃子も、いい感じ。
デザートには、ドーナツとコーヒーをいただいた。

大満足。
部屋(シングル)
部屋は、一番安い部屋だったので、狭かった。
ただ内扉があり防音性に優れるなど、好きなタイプの部屋ではあった。

デスクもあるし、有線LANもある。
居心地は結構良かったです。
ちなみにドーミーインでは、部屋内のテレビで大浴場の混雑度をチェックできる。
それほど正確ではないが、これを見て「空いている時に大浴場に行ける」というシステム。

そのテレビ内では観光情報の案内もある。
ホテル毎に用意された、情報ページですね。
チェックしてみると、乙女ロードと秋葉原があった。
秋葉原って池袋からは遠い気がするけど、乙女ロードとの兼ね合いで入れてるんだろうな。

周辺の飲食店
池袋といえば、やっぱりキッチンABC。
今回も、行って参りました。
まとめ
- on the 「乙女ロード」で池袋駅にも至近の好ロケーション
- 風呂は黒湯と露天風呂あり、都内のドーミーインでは一番いいかも?
- 漫画棚は2500冊の大ボリューム、2部屋分あり
- 朝食「中華」やアニソン・オルゴールなど、全体的に今の池袋の流行?を取り入れている感
ということで、都内のドーミーインの中では、かなり良い感じだった。
個人的には、気に入りました。
ほい。
そんな感じ。