ヒルトン ニセコビレッジ
スキーリゾートで有名なニセコにある「ヒルトン ニセコビレッジ」。
ヒルトン ニセコビレッジ
冬以外もマウンテン・リゾートとして、アウトドア系のアクティビティが楽しめる。
お値段もお手頃だったので、今回は秋の自然を楽しもうかと思い宿泊してきた。
冬以外のアクティビティとしては、以下が用意されている。
ホテルの横には、「ニセコビレッジゴルフコース」。
ホテルの裏には、キッズ向けの自然体験グラウンド「ピュア」。
あと周辺の山へのトレッキングや、川でのラフティングなど。
自分の場合は、フットパスやトレッキング目的で宿泊してきた。

ホテルは「ニセコビレッジ」というリゾートの中心にある。
宿泊施設や商業施設が少し距離を置いて山の中に点在している形だが、ヒルトンがある位置には店舗やゴルフ場・ピュアなどが固まっている。
そういう意味では、良いロケーションだった。
「ヒルトン ニセコビレッジ」の中に入ってみると、少し歴史を感じる建物ながら、全体的に赤と白を基調とした豪奢な空間だった。

もともと「ニセコ東山プリンスホテル新館」だった建物が、2008年からヒルトンとなっている。
旧プリンスホテルだったからだろうか、このヒルトンはやたら立派な露天風呂を備えていた。
この風呂がまた、良かったデスね~。
羊蹄山を眺める大浴場と露天風呂
ホテルの1階に、源泉かけ流しの温泉がある。
通常だと日帰り湯にも対応しているが、最近は「宿泊者のみ」に限定している模様。

風呂の入口はルームキーで解錠。
ただし出入りが多い時間帯は、開けっぱなしとなっていた。
脱衣所は、カゴに服を入れるだけの銭湯システム。
財布とスマホだけ入るレベルの、小さな鍵付きロッカーがある。
なお、タオルは部屋から持って行く形。
内風呂は、大きな窓に面して横長タイプ。
そこそこ広く、羊蹄山と森を眺める眺望が得られる。
ただし窓の下の方には黒い透過フィルムがあり、眺望面は露天風呂に劣る。

内風呂から階段を下ると、真下に同じくらいの大きさの露天風呂がある。
この露天風呂が、素晴らしかった。

公式HPの画像だと雪景色のしかなかったが、秋なので実際には雪は積もっていない。
風呂の前には池があり、森の向こうに羊蹄山が見える。
夜は、静かな夜の森の上に星々が輝く。
昼は、羊蹄山と森の雄大な景色に爽やかな風。
最高でしたね~。
なお、目の前の池には鯉が数匹、泳いでいた。
風呂から温泉成分が流れ込んでいたが、鯉の生育には影響がないのかな。
よく分からないが、好んで風呂側の周辺をフラフラと泳いでいるようで、4匹ほど見かけた。
この露天風呂は、風もよく通るし、温度はぬるめだし、長湯でゆったりできた。
夜はそこそこ混み合うが、朝風呂~昼あたりは空いている。
特にレイトチェックアウトしての昼間の風呂は、広い露天風呂を独り占めで利用できた感じ。
実際に行ってみる前に公式HPはチェックしていたが、想定してたより良い感じの風呂だった。
外資系ホテルで、このレベルの露天風呂があるというのは、ちょっとしたサプライズ。
朝食(ブッフェ)
朝食会場は、2階にある「メルト」。
ブッフェ朝食も、なかなか良かった。
ただし、時間帯によっては結構並んでいた。
自分はいつも開店と同時に食ってたので、基本は並ばず入れた。
ご飯ものは、サーモン丼と鰻ひつまぶし。
朝食で鰻はちょっと、珍しいですね。

パン系も充実しているほか、トルティーヤやクレープもあった。
- サラミとチーズのトルティーヤ
- タマゴと道産ポテトのトルティーヤ
- ツナとタマゴのクレープ
- ほうれん草とフェタチーズパイ

エッグステーションでは、トリュフオムレツ・ミックスオムレツなどを作ってもらえる。
また「ニセコワッフルベネディクト」という、ワッフルを使ったエッグベネディクトも。

ドリンクは、カツゲンや抹茶ラテ。
デザートは日替わりっぽい感じで2,3種あった。
この日は「クリームブリュレ」や「チョコレートブラウニー」。

自分が実際にいただいた朝食メニューは、以下。
ちなみにワッフルベネディクトは、そんなにアレだった。

別日には、パンを中心に攻めた。
オムレツの具材は、連日「チーズのみ」を指定して安定の美味さ。

トルティーヤとクレープが、良い。
結局メシ系や麺系より、コレ系が美味かったな。

コーヒーとデザート。
コーヒーマシンが2台しかなく、コーヒー渋滞が慢性化してたのが、ちと残念。

滞在の最終日には、サービスでパンケーキ(see you againプレート付き)がもらえた。
ステータス特典(当方はゴールド)なのか、全員に配ってるのかは不明。

このパンケーキは、かなり美味かった。
しかしパンケーキが出てくるのを知らなかったので、そこそこ食った後に配膳されて、全体として食い過ぎるハメに。。。
夕食(ハーフバイキング)
夕食も一度だけホテルで食べた。
到着した初日は夜も遅く、外にも行かなかったため。
夕食は、朝食と同じく「メルト」のブッフェへ。
メルトの夕食メニューは、「ブッフェのみ」(6000円)か、ブッフェ+メインを一品追加。
※ブッフェのみは、税サ込みで7458円
選択制のメインは海鮮からステーキまで複数あるが、最安だとブッフェ料+500円。
最も安いのは「チキンの串焼き」(6500円)や「間狩産ハーブポーク」(6600円)など。
ちなみに、ブッフェに肉類が充実しているので、海鮮系の方がいいかもしれない。
海鮮系で最も安いのは、「道産ブリとホタテ」(6800円)だった。
食い放題のブッフェの方は、肉類・カレー・デザートが充実していた。
朝食とは、全然メニューが違いましたね。

デザートにはチョコレートファウンテンもあった。
あとケーキ類も、朝とは異なる。

ざっとブッフェにあったおかずを挙げると、以下の通り。
- 肉
- 合鴨のスモーク
- ローストビーフ
- 豚バラのスロークック
- 北海道名物ザンギ
- 魚
- 鱈の竜田揚げ
- さっと焙ったカジキマグロ
- モロッコ・フィッシュ
- カクテルシュリンプ
- カレー
- スープカレー
- バングラデシュカレー
- キーマカレー
- シーフードカレー
- そのほか
- 点心、シュウマイなど
- ラタトゥイユ
- 北海道野菜グリル
ちなみに、個人的に美味かったのは合鴨・豚バラ・カジキマグロ。
ブッフェのみでも、結構イケた。

ブッフェのみでオーダーしたところ、「サービスです」とのことで刺身が一皿もらえた。
それほど量を食うつもりがなかったので「ブッフェのみ」にしたのだが、この刺身は美味く、ありがたいサービスだった。

なお、お値段はゴールド会員の「Like a member」割引(25%)で5593円だった。
ルームサービス(ブラックバーガー)
一度だけ、ルームサービスも頼んだ。
ハンバーガーを食べたかったんだが、メニューは4種類あった。
※メニューはテレビに表示される館内案内にあった
- 北海道産ポークと道産牛のオリジナルハンバーガー(3000円)
- 道産和牛と蝦夷鹿のブラックバーガー(3300円)
- グリル・サーモンバーガー(3100円)
- 焼き茄子のベジタリアンバーガー(2500円)
今回は、ブラックバーガー(3300円)を内線で注文。
HPCJ割引の適用を依頼して、2640円となった。

紙袋に入れた形で、部屋まで持ってきてくれた。
コールスローとポテト付き。

黒いバンズ。厚めのトマト。レタス。そして肉。
蝦夷鹿だからか?ちょっと変わった匂いと感触の肉だった。
なんか、変わった感じのバーガーでした。
美味しくいただきました。
部屋(デラックス・羊蹄山ビュー)
宿泊した部屋は、デラックスルーム(羊蹄山ビュー)。
広さは26~28㎡で、まぁ十分です。

羊蹄山ビューということで、眺めは良かった。
朝起きて羊蹄山を眺めると、雄大な景色に気分良し。

なお、窓の下にはゴルフコースがあり、そのプレイの様子も眺められた。
部屋にはステータス特典のウェルカム・ギフトで、フルーツとチョコレートが置いてあった。
チョコレートは結構ボリュームもあり、滞在中にポリポリ食っていた。

なお、無料の水も2本あり。
通信環境は、WiFiと有線LAN。
電源まわりも多めで、特に問題ナシ。
部屋の作りはやや古めだが、眺めもいいし、良い部屋だったと思います。
ヒルトンショップ(売店・土産物)
ホテルの1階に、ちょっとした売店があった。
食べ物やドリンクのほか、土産物もあり。

インスタント食品やお菓子などを売っている。
ただしお値段は少し高めで、例えば缶ジュースが50円増しなど。
まぁ、全体的にリゾート料金ですね。
アクセス(送迎バスと路線バス)
ホテルへのアクセスとしては、空港からのシャトルバスもある。
ただしオフシーズン(10月~12月14日)は、運行ナシ。
ヒルトンニセコビレッジ アクセス
オフシーズンでも、倶知安駅からの無料送迎バスはあった。
↓写真の白いバスがそれで、予約不要、時刻表は上記公式HPにある。
この送迎バスは、倶知安駅で運転手がボードを持って客を集めている。
ホテルで働くスタッフも使っているようで、途中で乗り込んでくる乗客に運転者が「お疲れさん」と声をかけているのでそれと分かったんだが、それでオフシーズンでも運行してるんだな、と。

ホテル前には路線バス(ニセコバス)のバス停もある。
ただし本数は多くない。
秋の観光スポットとしては、ニセコアンヌプリ・神仙沼・五色温泉など。
自分は神仙沼やニセコ駅方面に行くのに、路線バスを使った。
しかし路線バスの終電は早かったり、本数が少ない。
また、ニセコはタクシーが予約でいっぱいで、なかなか捕まらないのも注意点。
そのため例えば↓の場合、ニセコ駅からのタクシーが捕まらず、「ニセコ駅→電車で倶知安駅→無料送迎バスでホテル」という遠回りをすることになった。
ニセコのフットパス「文学・歴史の散歩道」を歩いた。文学と森の散歩道、そして俺たちの神。
まとめ
宿泊してみた感想としては、何と言っても風呂がよい。
かなり良い。
メシもまぁまぁ良い。
満足です。
車を使わない場合は、バスの本数が少ないのが注意点。
ホテル自体が山奥にあるので、レンタカーを使わない場合はバスに依存する。
レンタルサイクルは、ヒルトン自体にはない模様。
周辺のホテルではやっているとこもあった。
ちなみに徒歩の場合、ホテルから街道へは狭めの車道を歩くことになるが、そのままフットパスコース「文学・歴史の散歩道」の道にでる。
ただし全般的に街灯はないので、歩けるのは昼のみ。
ニセコフットパス 自然と歴史の道
今回、ニセコアンヌプリへの登山や神仙沼周辺のトレッキングも考えていたが、少し前に雨が降った影響で山道の状況も悪かったので諦めた。
神仙沼は、観光スポットになっている沼の周辺だけ散策した。

神仙沼は木道が整備されており、短時間ながらよい散策ができた。
ただし観光客が相当いて、混雑はしていた。
また神仙沼から奥の山道に入ろうとするも、道がぬかるんでよろしくなさそう。
それがちょっと物足りなくて、急ぎニセコ駅に移動してフットパスに切り換えた形。
ニセコのフットパス「文学・歴史の散歩道」を歩いた。文学と森の散歩道、そして俺たちの神。
ほい。
そんな感じ。