ヒルトンが米国でステータス会員向け無料朝食をクレジット方式に変更、米会員に疑念渦巻く

ステータス特典の無料朝食

ヒルトンではゴールド会員・ダイヤモンド会員の特典に無料朝食がある。

ヒルトンの無料朝食特典

しかし最近、米国会員向けにメールが送信され、7月から2021年末までの期間は無料朝食をやめてクレジット方式に変更することが明かされた。

内容的には「無料朝食の代わりに、ホテル内での飲食で使えるクレジット(金額未定)が付与される」というものであるし、一応「期間限定」とあることから、一見すると「あー、コロナの影響かな?」という感じなんだが・・・。
米国ユーザーの間では「恒久的な改悪に繋がる可能性が高い」という捉え方をされており、話題になっている。

onemile at a time – Hilton Honors Adds Elite Food & Beverage Credit, Cuts Free Breakfast
FT – Hilton to launch a new Daily Food & Beverage Credit for Elite members

ヒルトンから会員向けに案内された内容はコチラ。

Food & Beverage Credit for Gold & Diamond Members.
You asked for flexibility, and we’ve got it. Whether you look forward to breakfast or would rather skip it in favor of a refreshing beverage and afternoon snack, the choice is yours.
In early July, we’ll begin offering a daily Food & Beverage Credit that will continue through the end of 2021.
You can use this credit at the hotel brands where you currently receive a complimentary continental breakfast as your elite benefit of your membership. You’ll now be able to dine when and how you want.
We will share more details in the coming weeks.

ホテル側からの案内としては、「時間的に朝食を食えない人は午後の軽食に使うなど、クレジットの方がより自由に使えるようになる。実際にそういう要望が会員からあったので、やった」というもの。

ポイントは、付与される飲食クレジット(Food & Beverage Credit)が、金額的に朝食分に足りるのか?という点。

OMAATによると、各ホテルから先行情報がリークされており、それをまとめると・・・
高級ホテルでは1日につき25ドル/1名(最大2名分)、それ以外では10-15ドルになるのでは?とのこと。
つまり、金額的に「朝食には十分ではないのでは」と。

ただ、もともと「ホテルの朝食は食わないので特典に無料朝食があってもなぁ」という人にとっては、ヒルトンの意図通り「改善」方向で捉えることもできそうなので、まぁ、そこら辺は各位のお好みで。

日本ではどうなる?

先述の変更は、あくまで「米国のホテルが対象」というもの。
他国のホテルにおいては、今のところリリースがでていない。

日本においては最近、ヒルトンのクレジットカードがでている。
クレカでゴールド会員になれる=無料朝食がついてくる、という流れを想定している場合は、米国の動きを少し待ってみてからにした方がいいかもしれない。

もし米国で恒久的なサービス変更(無料朝食→クレジット)になるなら、そのうちグローバルにもくるんじゃないかな。

ほい。

そんな感じ。


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