マリオット「ナイトリーアップグレードアワード」と旧「スイートナイトアワード」の違い

ナイトリーアップグレードアワード

「ナイトリーアップグレードアワード」(NUA)は、プラチナ会員(年間50泊)が選択できる「年間チョイス特典」の1つで、2023年までは「スイートナイトアワード」(SNA)という名称だった。

「ナイトリーアップグレードアワード」を使うことで、予約済みの宿泊に対してルームアップグレードをリクエストできる。

アップグレード対象は一応スイートルームも含むが、部屋の在庫状況による。
ちょっとしたルームアップグレードに留まる場合も結構あると想定される。

公式ページは以下。
ナイトリーアップグレードアワード

マリオット ナイトリーアップグレードアワード

  • ナイトリーアップグレードアワードは、無料宿泊にも適用できる
  • 連泊に適用したい場合、その分のアワードが必要
  • リクエストした場合、宿泊の3日前からシステムでUPGが自動判定される

旧「スイートナイトアワード」との違い(規約)

「スイートナイトアワード」から「ナイトリーアップグレードアワード」に変更されることは、2023年時点から予告されていた。
What is a Nightly Upgrade Award(NUA)?

予告されていた主な変更点は以下。

  • 名称が変わる
  • 対象ブランドが5つ増える(リッツカールトンなども対象になる)
  • アップグレード 枠が20%増える
    • nearly 20% more premium rooms and suites available for upgrades
    • ただし、この「20%増える」の記述は現時点では削除されている

最近(1月15日)、日本語版の規約も「ナイトリーアップグレードアワード」に更新されていたので、そこら辺はチェケチェケしようかな、と。
ナイトリーアップグレードアワード(規約)

まず、対象ブランドについて。

規約上では「対象外のブランド」が規定されている。
その対象外から消されて、NUAの対象として新たに加わったブランドは以下。

  • ザ・リッツ・カールトン
  • エディション・ホテル
  • アロフト
  • エレメント
  • プロテア・ホテル
  • シティエクスプレス・バイ・マリオット

予告されていた5つより多い6つあるが、「シティエクスプレス・バイ・マリオット」は2023年5月に買収した「シティエクスプレス」なので、そういう意味で追加されたのかな、と。

NUAの対象外として記載が残っているブランドは以下。

  • リッツ・カールトン・リザーブ
  • ザ・リッツ・カールトン・レジデンス
  • ザ・リッツ・カールトン・クラブ
  • ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション
  • Design Hotel
  • ホーム&ヴィラ・バイ・マリオットボンヴォイ
  • マリオット・エグゼクティブ・アパートメント
  • オールインクルーシブ リゾート
  • マリオット・バケーション・クラブ
  • マリオット・グランド・レジデンス・クラブ
  • シェラトン バケーションクラブ
  • ウェスティン バケーションクラブ
  • フィニーシアンレジデンス
  • ラグジュアリーコレクションレジデンスクラブ
  • スコッツデール

続いて、アップグレード対象のルームタイプ。
基本的には、ホテルが指定する「プレミアムルーム」か「スイートルーム」が対象となる。

SNAスイートナイトアワードは、参加プロパティが指定するスタンダードスイートまたはプレミアムルームのみにご利用いただけます。
NUAナイトリーアップグレードアワードは、参加プロパティが指定するプレミアムルームおよびスイートのみにご利用いただけます。一部のスイートタイプは、ナイトリーアップグレードアワードのご利用対象とならない場合があります。
  • NUAでは「一部のスイートタイプは対象とならない場合がある」という補足が追加された
  • SNAでは逆に、スイートについては「スタンダードスイートのみ」に限定していた

これだけみると、適用スイートが増えた感(笑)

アップグレードの適用タイミングは、宿泊5日前から3日前に変更された。
在庫がある早めに確保できた方が、良いとは思いますが。

SNA空室状況はご到着5日前からチェックいたします。
NUA空室状況の確認はご到着の3日前からとなります

規約上の違いとして目に付いたのは、ここら辺かな。

全体的には、対象ホテルが増えたり枠を増やす一方で、確保タイミングが短くなってるので、シンプルな「ちょっと良い部屋」へのUPGが増えるんだろうなと思います。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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