ロボット掃除機「Eufy RoboVac 30C MAX」を2ヶ月使ってみた感想

Eufy RoboVac 30C MAX

初めてロボット掃除機を買ってみた。

Eufy RoboVac 30C MAX
Eufy RoboVac 30C MAX

「いつかはルンバ」。
とはいえ、ルンバは高くて手が届かない。
掃除機に5万円・10万円は、だせないズラ。
せっかく買っても、自分のライフスタイルに合わず使わないことになる可能性もある。

そこで意を決して、安価なAnkerのロボット掃除機を買ってみたというワケ。
購入したのは2.5万円の「Eufy RoboVac 30C MAX」

Ankerといえばモバイルバッテリーで有名な会社だが、「Eufy」というブランド名で家電分野にも進出している。
Eufyのロボット掃除機「RoboVac」は、既に複数のラインナップがあるが、今回自分が買った「Eufy RoboVac 30C MAX」は、吸引力が強化された、比較的最近の製品ですね。

ワンルームのランダムウォーク

他の安価なロボット掃除機と同様に、「Eufy RoboVac 30C MAX」にはマッピング機能・ナビゲーション機能がない。
部屋の構造を記憶したり障害物を検知して「効率的に掃除する」ということができないのだ。

では、どうするか。
ひたすらランダムに部屋を走行して、ゴミを吸引する。
電池残が少なくなると、充電ベースに戻る機能だけはある。

ナビゲーション機能がない分は「気合い(電池)でカバー」というワケで、100分の連続掃除が可能。極端に長いわけではないが、長い方ではある。
そして100分もランダムに走行してたら、ワンルームくらいであれば基本的に網羅するらしい。掃除を終えたら隅々までキレイになっているし、念のために充電してから2度目の掃除をスタートしても、ほとんど成果(ゴミ)がない。

落下防止センサーはある。しかも3つ。
その副次的な利用法なのか、壁にぶつからずに方向転換する場合もある。
しかし、基本はダンバーが軽く壁に当たってから、方向転換する動き。
決して「頭がいい」とは、言えない。

そこら辺はコストとの兼ね合いですね。

「RoboVac 30C MAX」を2ヶ月ほど使ってみた経験でいうと、障害物の少ないワンルームで、留守中に100分走行させるなら、非常に満足な掃除結果を残してくれている。取りこぼしは、ほとんどない。

逆に、複数の部屋や、ワンルームでも障害物が多いなら、「ランダムウォーク」での取りこぼしが発生するかもしれない。
複数の部屋であっても2部屋くらいならイケそうな気がするが、1回に1部屋ずつ掃除させた方が、良いかもしれないですね。

ランダム走行で長時間駆動するということは、同じトコロを何度も掃除するということ。
電気代(充電代)の無駄とも言えるし、何度も同じ箇所を掃除して取りこぼしがないようにできているとも言える。

良いと思う点を5つ挙げよう

安価なロボット掃除機が複数ある中で「RoboVac 30C MAX」を選んだ理由は、いくつかある。

  • 掃除中の音が小さい
  • 充電ベースへの自動帰還という最低限の機能はある
  • スマホで外出先からの操作が可能(WiFi接続)
  • 高さが低く(7.2cm)、色んなトコロに潜り込んで掃除可能
  • 非掃除エリアを指定する仕組みが「磁気テープ」でシンプル(バーチャルウォールとか無駄な機械を置かなくて良い)

まず何よりも、掃除中の音が大きいロボット掃除機は避けたかった。
留守中に稼働させる前提だが、安アパートで壁が薄いので近所迷惑が心配で。。。
ルンバなんかだと、結構音が気になるという口コミもありますし。

「RoboVac 30C MAX」は静音性をウリにしており、電子レンジと同レベルの動作音となっている。
実際使ってみても、それくらいのボリューム感ですね。

低価格帯のロボット掃除機としては、「スマホで外出先からの操作が可能」というのも貴重なメリットの1つ。
スマホアプリが用意されており、外出先から簡単に操作できる。

スマホアプリでは「掃除中」「充電中」などのステータスもみれるので、「充電が完了したら2回目の掃除をスタート」という操作も外出先からできる(ただしワンルーム程度だと先述の通り1回の掃除で十分なことが判明している)。

本体の高さ(7.2cm)というのも、個人的なこだわりポイント。
ルンバとかパナソニックの「RULO mini」だと、9~10cm。
「RoboVac 30C MAX」は高さがない分、ロボット掃除機用に家具の高さを調整するのが楽なんだな。
(ついでにいうと、「RoboVac 30C MAX」は充電ベースの高さも、かなり低い部類に入る)

自分の場合、ロボット掃除機用に棚を「高さ調整可能なスチールラック」に変更した。スチールラックの一番下の段を8cmほど空けておけば「RoboVac 30C MAX」が掃除をしてくれるというワケ。

最後に、「ここから先は掃除しなくて良い」という仕切りを示す機能。
ルンバとかだとバーチャルウォールという機材を置かないといけないが、「RoboVac 30C MAX」であれば磁気テープをおいておくだけ(貼るか・置く)。
簡単&省スペースなのだ。

Eufy RoboVac 機種による違い

RoboVacにはいくつかのロボット掃除機がある。
それぞれの違いは以下。

機種名吸引力境界
設定
落下
防止
衝突
防止
スマホ
対応
RoboVac 15C1300Pa××
RoboVac 15C Max2000Pa××
RoboVac 30C1500Pa×
RoboVac 30C MAX2000Pa×
RoboVac 11S1300Pa×××
RoboVac 11S Max2000Pa××
Eufy RoboVac 機種による違い

初期シリーズの後継である「11S Max」では、衝突防止の赤外線センサーがついている(ただし境界設定やスマホ対応がない)。
Maxと名のつく機種については、吸引力が2000Paとパワーアップされている。
自分が買ったのは、「RoboVac 30C MAX」ですね。「15」との違いは「境界設定」(磁気テープ)だが、これは、合った方がいいと思います。

現時点では、「RoboVac G10 Hybrid」というRoboVacで初のナビゲーション・システム導入を果たしたモデルも出ている。
ジャイロセンサー・加速度センサーもついており、部屋を効率良く掃除することができるほか、「硬い床の水拭きが可能なモッピングモード」も搭載。

磁気テープに対応しない&アルゴリズム頼みだが口コミをみると「まだ粗い?」という印象も。水拭きモードも「それなり」のようなので、過度な期待はできないかもしれない。
そこら辺は、買って使ってみないと分からないですね。
個人的には水拭き対応だの機構が複雑になるのはハード・トラブルの元になりそうなので、通常吸引だけでナビゲーション対応した機種がでたら、買い換えを検討したい。

写真でみる「RoboVac 30C MAX」

いくつか写真をとってあるので、簡単に。

まず本体の裏面だが、2つのブラシがついており、掃除中は回転する。
ブラシでゴミを集めながら吸引する感じ。

「RoboVac 30C MAX」裏面

画像の下部にある部分がダストボックスで、簡単に取り外せる。
容量も0.6Lと大きめで、何度かゴミ捨てせずに使えると思う。
気分的な問題で、毎回ゴミを捨ててるけど。

ダストボックスは水洗いが可能。
ただしフィルター(取り外し可能)は、水洗いしたら自然乾燥で完全に乾ききるまで待つ必要がある。

「RoboVac 30C MAX」ダストボックス

まぁ、めんどいので水洗いとか、滅多にしてないけどね。
水洗いしない場合、すごく細かい粉塵的な埃が残っちゃうけど。

そのほか、小さなリモコンもついてくる。
スマホで操作するので、個人的には使ってない。

まとめ

総じて言うと、「Eufy RoboVac 30C MAX」には非常に満足している。
安くて、静かで、ダストボックスや磁気テープなどの使い回しもシンプル。
ただし、「一部屋ずつ」という条件付きではある。

使ってみると、やっぱり埃がどっさり取れる。
ソファ下とか掃除をサボりがちなとこもガンガン掃除するので、「こんなに埃が!」と驚くくらいです。
吸引力も問題なく、いいですね。

走行させる場合の注意点としては、コード類はやっぱり絡まるので、結束バンドなどでまとめるなどする必要あり。「Eufy RoboVac 30C MAX」を買うと、付属品として結束バンドもついてくる。

また、2020/08/15時点では、交換フィルター(6ヶ月で交換)がまだ発売されていない。8/1に発売されるという情報もあったが、遅れているようだ。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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