「地獄巡り」を歩く
別府「地獄巡り」を歩いてきた。
地獄巡りは何度か観光したことがあるが、徒歩で回るのは初めて。
地獄巡り
「温泉県大分別府地獄巡りウォーキング」というルートがあったので、それをアレンジした形。
大分県のウォーキングコース
亀川駅を出発して・・・
地獄巡り+ビューポイント+地獄温泉ミュージアム+温泉+晩飯。
そして、別府大学駅に歩いて戻ってくる。
合計で約7時間の徒歩散策となった。
- 亀川駅(11:00出発)
- 龍巻地獄
- 血の池地獄
- みはらし坂(ビューポイント)
- 地獄温泉ミュージアム(新名所)
- 白池地獄
- 鬼山地獄
- かまど地獄
- 海地獄
- 鬼石坊主地獄
- 鬼石の湯
- 湯けむり展望台(ビューポイント)
- 別府大学駅(17:45到着)
今回は、「別府地獄めぐり 共通鑑賞券」(2200円)を活用。
旅特クーポンがあったので、最初に訪問した龍巻地獄で紙チケットを買った。
各「地獄」の入場券が束になっており、各所で入場券を切り取って使う。
それでは早速、レッツらゴー!!
亀川駅
別府から電車で、亀川駅までやってまいりました。
駅を出るとスグ住宅街。スタスタと、歩く。
意外と、亀川駅から歩いて地獄巡りに向かう人達がちらほらいた。
最初の目的地「龍巻地獄」に向かう途中、八幡竈門神社がある。
漫画「鬼滅の刃」の聖地とされている神社らしい。
鬼滅の刃の聖地!別府「八幡竈門神社」は漫画の世界観とシンクロ?
しかしコース的には少し逸れる必要があるので、今回はスルーした。
龍巻地獄
「龍巻地獄」では、間欠泉を見物できる。
30~40分おきに吹き上がる間欠泉があり、観客席のような階段で待つ形。
周辺には住宅もあるため、お湯が空に吹き上がらないよう、石囲みで蓋がされている。
石囲みがなければ、30m上空まで吹き上がるらしい。
一度吹き上がり始めると、結構な時間継続してお湯がでる。
実際に間近で観ると、なかなか不思議な光景だった。
間欠泉が吹き上がるまで、到着時のタイミングによっては30分ほど待つ必要がある。
待っている間に、併設されていた小さなツツジ園を散策した。
ツツジは咲いていなかったが、立派な椰子の木もあり。なかなか良かった。
血の池地獄
「血の池地獄」は、龍巻地獄の隣にある。
赤い泥が沈殿した、熱湯の池。
その赤い成分を使った「血の池軟膏」が売られている。
皮膚病に効く軟膏とのことで、22gで1500円。
その場でググってみると、なかなか評判は良さそうだった。
ただ軟膏の赤色が色移りするので、塗った上になにか巻く必要はあるとのこと。
血の池地獄の隣には、ファミレス風のレストラン。
「血の池バーガー」や「地獄の極楽カレー」などあり。
お食事処 極楽亭(食べログ)
昼飯を食おうと思っていたが、混雑していたのでスルーして先に進む。
みはらし坂
血の池地獄を出てからは、少し坂道を登る。
少しだけ山道もあり、田畑と川を見下ろしながら気分よく歩けた。
車道に出てからは、「脳天大神」(首からの上の悩み一切)や「貴船城」(白蛇の守り神)などの観光スポットの前を通った。
今回は時間がないので、それぞれスルー。
更に歩くと、ラーメン屋「Furari」の前にある、「みはらし坂」(Googleマップ)。
ガイドブック等には乗ってないが、ちょっとしたビューポイント。
遠くに、湯けむりの街並みが見える。
別府らしい光景。
ちなみに、湯けむり展望台も徒歩10分ほどの距離の所にある。
展望台にいけば、駐車スペースや展望台があり、そちらの方が湯けむり鑑賞に向いている。
このみはらし坂は、昔から徒歩散策の途中で通りがかることが多く、なんとなく立ち寄っている。
地獄温泉ミュージアム
海地獄など、地獄温泉が集積する一帯にある「地獄温泉ミュージアム」。
2022年12月に開業した、新しい観光スポット。
今回は、初めてこちらにも訪問してみた。
入場料は1500円、「別府地獄めぐり 共通鑑賞券」を提示すると割引で1050円。
10分間隔の時間制入場。
最初にムービーをみてから、ちょっとした体験コーナーを抜けて、展示コーナーへ。
雨が降り地面に染み込んで、温泉成分になっていく過程を学ぶことができる。
体験コーナーは「子供向け感」あり、自分はサクサクと歩いて進んだ。
後半の展示は、量は少ないが興味深いモノだった。
別府に関する、昔の観光資料の展示。
全体的に、展示コーナーをもう少し増やしてほしかったかな。
白池地獄
白池地獄は、地獄温泉ミュージアムからスグそこ。
温泉の熱を使った「熱帯魚館」がある。
目玉は「アマゾンの大王魚 ピラルク」。
ずっと歩いてきたので、休憩がてらの魚観賞。
小さな熱帯魚館だが、なかなか良かった。
鬼山地獄
鬼山地獄には、赤鬼の像がある。
そしてワニ園がある。
鬼=ワニ、という発想らしい。
なんでまた?(笑)と思うが、なんだかんだで楽しめる。
かまど地獄
かまど地獄は、地獄蒸しの料理なんかを楽しめる。
名物は「温泉ピータン」・「醤油ぷりん」・「石垣まんじゅう」。
昼飯を抜いて小腹が減っていたので、醤油ぷりん(400円)と豚まん(280円)をいただいた。
プリンは、なかなかのお値段。ちと高いかな。
あわせていただいた「飲む温泉」(紙コップ代が10円)が、メチャうまかった。
ちょっと硫黄感はあるがまずくはなく、濃厚なミネラル感のある不思議な味。
なんだコレ!!って感じでサプライズのうまさだった。
海地獄
一番有名な、海地獄。
温泉の色がキレイなんだな。
隣に大きな土産物館が建っている。
その2階テラスからの眺めが一番良い。
(2階には無料の展示コーナーもある)
土産物館に入っている「カフェテリア海」では、「温泉卵」(100円)と「地獄のヘルシーソーダ」(280円)をいただいた。
ソーダは、大分名産のかぼす味。
鬼石坊主地獄
地獄巡りのしめくくりは、鬼石坊主地獄。
泥温泉がブクブクと泡立つ。
一番「地獄」っぽい光景。
鬼石の湯
鬼石坊主地獄には、日帰り入浴できる温泉もある。
鬼石の湯
入浴料620円、貸しバスタオル150円、手ぬぐいは販売のみ200円。
今回は、持参したタオルを利用した。
内風呂は果実湯、少し小さい。
露天風呂が、1階と2階の2つある。
2階の展望露天は、木々と湯けむりの眺め。
風が気持ち良い。
亀川駅を出発して、4時間ほど歩いた。
ながながと歩いた後の露天風呂は、最高だった。
湯けむり展望台
最後に、往路でも近くを通った湯けむり展望台に立ち寄った。
iPhoneの望遠だと、これが限界かな。
しかし夕日に湯けむりの組み合わせは、和む光景だった。
ちなみに、冬だと寒いので注意が必要。
いつもこの展望台にくると、寒さにやられる。。。
別府大学駅
歩いて、別府大学駅にやってきた。
無人駅だが、Suicaは対応。
まとめ
ということで、合計7時間。
今回のまとめは、以下。
- 「地獄温泉ミュージアム」は前半が退屈だが、後半はなかなか良い
- かまど地獄の「飲む温泉」は美味い
- 鬼石坊主地獄の「鬼石の湯」は露天風呂が素晴らしい
- 湯けむり展望台は寒さ対策に注意
途中、「亀正くるくる寿司」に並んでみたものの、待ち時間が長くて途中で離脱したり、、、
ラーメン屋でラーメンを食ったり。
温泉入浴も含め、歩いてない時間も結構長い。
とはいえ、ホテルのある別府に戻ってきたら、ヘトヘト。
宿の温泉とサウナを堪能して、眠りについたのでありました。
和風ドーミーイン「御宿野乃 別府」(大分)に泊まったら、風呂も朝メシもプレミアムだった。
ほい。
そんな感じ。