夜の札幌で身に沁みる「悪女のスープ」、カリーサボイ(Curry SAVoY)のスープカレー

「カリーサボイ」 (Curry SAVoY)

札幌に、やってまいりました。

JR札幌駅から、徒歩3分。

「カリーサボイ」 (Curry SAVoY)。
カリーサボイ(食べログ)

スープカレーの名店だそうです。

店自体は一度、2017年に惜しまれつつ閉店。
その後2019年に味を継ぐ人がでてきて、復活している。

カリーサボイ (Curry SAVoY) 外観

以前、コメントで教えてもらったお店である。

個人的にスープカレーは、ギッチリの油膜で閉じた薬膳スープ系が好きなんだが・・・
こちらのお店は「油抜き」の端麗スープで有名らしい。
そのため今まで食ったことはなく、今回が初挑戦。

早速、階段を降りて地下の店内に入る。
テーブル席とカウンター席があり、テーブル席に案内された。

悪女のスープ

メニューを見ると、スープは2種類あるようだ。
CLASSIC(悪女のスープ)と、Re・SAVoY(真逆のこってりスープ)

カリーサボイ (Curry SAVoY) メニュー

「悪女のスープ」って、なに?

興味をひきたてられるネーミングだが、サボイで伝統的なのが「悪女のスープ」。
2019年の復活後に新しく作ったスープが「こってり」の方らしい。

初めてなのでスープは「悪女」、メニューは「チキン野菜のカリー」(1380円)で注文。
辛さは「3」、ライス200gで。

カリーサボイ (Curry SAVoY) チキン野菜のカリー

食ってみる。

めちゃくちゃ美味い。

オイリーなスープカレーとは、またちょっと違う。
淡麗辛口のクリアなスパイシー感と、不思議な滋味。

なんだろう。
例えるなら、「二日酔いの時に飲む、しじみ汁」のような感触。
舌に触れた瞬間から、「体はこれを欲してた」感でグングン吸収していく。

細胞を壊しながら暴れる「破壊的な辛さ」ではなく・・・
ちゃんと鍵の開いた扉からスルスルと入ってきて、スムースに体に浸透していくような辛さ。
優しくて、辛くて、旨みも感じる。

なるほど、だから「悪女のスープ」か。

・・・どういう意味?

カリーサボイ (Curry SAVoY) 悪女のスープ

こちらのスープ、丁寧に煮込んだり冷やしたりしつつ、脂を取り除いて作っているという。

牛骨、鶏ガラ、各種野菜や果物などを1日かけて煮込み、一度火を止めて翌日さらに6時間煮込む。それを4時間かけて丁寧にこした後にスパイスを加え、1日以上冷蔵庫で冷やす
最後に余分な脂を取り除いて、やっと完成する”悪女のスープ”

https://tabelog.com/hokkaido/A0101/A010101/1060249/

具材の方は、骨なしチキンが柔らかく、食いやすい。
おいしい。

野菜は、種類が豊富。
そして、それぞれサイズが大きい。

ブロッコリー、かぼちゃ、ジャガイモ、ニンジンなど、など。
スープがしみこんで、うまいね。

いやはや。

自分はオイリーなスープカレーが好きだと思っていたが・・・

この端麗辛口の滋味スープも、相当うまいな、と。

ちょっと、自分の中でスープカレーの概念が変わった感で・・・

びっくらポン。

おいチーね、感(カン)♪

うまい、うまいとスープをグビグビ飲むと・・・
スパイスがばっちり効いており、雪が積もるが如く胃と腸があったまっていったのであった。

ほい。

そんな感じ。

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