新幹線「どこかにビューーン！」の路線出現ルールと途中駅下車で抽選突入条件を考える

• Facebook
• Twitter
• はてブ
• LINE

どこかにビューーン！

「どこかにビューーン！」は、行き先が抽選となる代わりに「往復6000ポイント」の格安で新幹線に乗れるJR東日本のサービスで、ざっくり言うとJAL「どこかにマイル」の新幹線版。

公式サイトはこちら。
どこかにビューーン！

対象は東北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線・上越新幹線・北陸新幹線の５つ。
ただし東京から近い「東京～宇都宮」や「東京～高崎」などは対象外となる。
※下図でグレイの駅は近すぎるので対象外

予約ページではランダムに候補駅が4つ表示され、予約実行するとその4駅のどれかに行き先が決まる。
候補駅（4駅）を表示するのは無料なので、自分好みの候補が揃うまで繰り返し試行可能。
ただし候補駅（４駅）の表示は、１日１００回まで。

その他の留意事項は以下。

• 申込は往路の21日前(0:00)～6日前(23:59)まで
  • 1ヶ月先の予約や直前予約はできない
• ホリデーシーズンでも予約可能
  • ブラックアウトはないが、空席が少ないと選択肢から除外されそう
• 変更・キャンセルは不可
  • 変更はできるが取り消し手数料＝全額となる
• 途中駅での下車が可能
  • 途中で下車することは可能（再乗車は不可）
  • 途中駅から乗車することも可能
• 乗り遅れた場合、特急券を別途購入すれば後続列車を使える

個人的に「どこかにビューーン！」を使う予定はなかったんだが、途中駅で下車するのが規約的にＯＫなら、貯まったJREポイントの消化のために、一度使ってみようかな、と。

「JRE POINT特典チケット」で指定列車に乗り遅れた場合、当日に限り、後続列車の自由席または立席をご利用いただけます。
「JRE POINT特典チケット（どこかにビューーン！）」で指定列車に乗り遅れた場合、当日に限り、別途特急券をお求めいただくことで、後続列車をご利用いただけます。
途中駅での乗車や下車などができますが、ご乗車されなかった区間は無効となり、再度ご利用いただけません。また払戻もございません。
有効区間外まで乗り越しをされた場合には、乗り越しをされた区間分の所定（無割引）の運賃・料金を別途いただきます。

「JRE POINT特典チケット」をご利用の場合

最近は飛行機が高いし、お金がニャーし、なんとか「格安6000ポイント」で旅行したいんだワン！

それでは早速、レッツらゴー！！

候補路線の出現ルール

まず、候補リストの表示を1日上限の100回だけ試してみたので、その結果から。
事前に↓をチェックしていたんだが、だいたいそこに書いてあるのを再確認できたくらいにはなる。
『どこかにビューーン！』徹底攻略。

路線については「完全にランダム」ではなく、5つの路線からバランス良く候補に入ってくる。
一方で、どの路線が候補に入るかは一定の縛りがある。

ということで、「候補路線の出現ルール」は以下。

• 各路線がバランスよく候補リストに入る
  • 候補駅が全て「秋田新幹線」とかはない
  • 5路線のうち4候補なので、候補駅セットに含まれない路線もある
• 上越新幹線と北陸新幹線のいずれか1つが必ず入る
  • 両方が入る場合もあるが、片方だけの場合もある
• 東北新幹線だけは2件入る場合がある
  • 東北新幹線が2件の場合、秋田新幹線と山形新幹線のいずれか1つが入る（両方は入らない）
    • ※上記「上越/北陸」ルールの影響で、結果として秋田か山形のいずれかが入る

ちなみに「東北は2件」については、上述記事によると「盛岡以南」とそれ以外のようです。

候補駅の出現率

次に「候補駅の出現率」について。

だいたい各駅は5～22％程度の出現率だった。
※自分が試した100回において（全駅が出現した）

基本的に、どの駅もバランス良く入ってきてた。
一応「平日」で抽選試行したが、空席がない場合は候補駅に入らないと思うので、その影響はゼロではないかもしれない。

出現率5%をきったのは東北新幹線の近距離（仙台/古川まで）のみで、全駅1～5％と総じて低かった。
他の路線はそうでもないが、東北新幹線だけは近距離が少なかった印象。

最も出現率が高かったのは長野と秋田で22%。
新幹線代が最も高くなる新青森(往復3.4万円)の出現率は11%だった。
ただまぁ個別の駅の出現率は、あくまでこの時のアレかなと思います。

一方、遠い駅だからといって出現率が低くなることはなさそうだな、と思いました。
抽選に入ってからの、当選率は低いのかもしれないが。

仙台・福島が75%当選の組み合わせ

東北新幹線と秋田新幹線の候補駅が当選した場合、途中駅に仙台がある。
また東北新幹線・秋田新幹線・山形新幹線の候補駅なら、途中駅に福島がある。

仙台・福島とも、往復が約2万円。

その仙台・福島を狙うなら、途中下車を加味して「75%当選」の組み合わせはいけそうだった。

仙台75%の組み合わせは、候補駅が以下のような組み合わせの場合。

• 東北(2件)＋秋田(1件)＋(北陸or上越)

このうち東北・秋田は仙台がある（仙台以北の駅であることが条件）。
残りの1つは必ず「北陸or上越」になるので、いずれかの本命駅・妥協駅を決めておけばＯＫ。
100回試行での、この組み合わせの出現率は8%だった。

福島75%の組み合わせは、いくつかパターンがある。

• 東北(1)＋秋田(1)＋山形(1)＋(北陸or上越)
• 東北(2)＋秋田(1)＋(北陸or上越)
• 東北(2)・山形(1)＋(北陸or上越)

「北陸or上越」が1つは入るので、「福島100%」の組み合わせは作れない。

上記3パターン＝福島75%の組み合わせがでる確率は40%だった。
候補駅表示を試していれば、割と簡単にでる印象。

抽選突入条件を決める

上記のような近距離系が狙いでない場合、「各路線での本命駅・妥協駅」（途中下車あり）を決めておくと、候補駅表示から抽選突入する際の勇気がでてくる。

ただ全路線で本命駅を考えるのはキツいし、「どこかにビューーン！」自体が1ヶ月をきってからの予約となるため、ホテルも可能なら事前に「とりあえずキャンセル可の予約を抑えておく」→「当選後に予約を取り直すか考える」という流れにしたい。

そのため、ある程度は見切りをつけて候補を絞らないとな、と。

自分が考えたのは以下。

• 上越・北陸は必ず候補に1つは入るので、いずれかの本命駅・妥協駅を決める
• 東北・秋田・山形については、上述の仙台・福島も視野にいれる

自分的には、新潟(北陸)＋仙台・福島（東北・秋田・山形）になる組み合わせを目指すことにしました。
新潟は一度行ってみたいのもあり。

もしくは、新潟(北陸)＋新青森(東北)＋仙台・福島（東北・秋田・山形）かな。
この組み合わせも100回試行では2回でたので、また再現できそう。

まだ予約してないけど、また機を見てやってみようかと思います。

「往復6000ポイント」はお得か？

「どこかにビューーン！」は往復6000ポイント(JERポイント)。
6000円相当のポイントが必要。

一方、対象駅のうち最も安いのは「安中榛名駅」(北陸新幹線)で往復1万円。
最も高いのは「新青森駅」(東北新幹線)で往復3.5万円。

このため、基本的にはお得になるようにはなっている模様。

候補駅（4つ）の新幹線代を平均した期待値でいうと、100回試行での期待値平均は2.3万円。
行き先さえハマれば、コスパは悪くないなと思いました。

なお路線的には「上越新幹線」と「北陸新幹線」の対象駅は往復1万円～2万円と上限が低めではある。
一方で上越/北陸は候補駅リストに必ず1つは入ってくるので、どちらかの本命駅か妥協駅を決めつつ、候補駅が「上越/北陸のいずれか1つ」（両方ではない）という組み合わせで抽選突入するのも、ありかもしれない。

候補駅の100回試行結果

以下、自分が１００回チャレンジした候補駅の組み合わせ履歴。

ほい。

そんな感じ。

• Facebook
• Twitter
• はてブ
• LINE