最近の「るるぶ」がスゴイ。超ちいサイズ、Googleマイマップ付録、Kindle Unlimited対応

るるぶ「超ちいサイズ」は「まっぷるmini」サイズへ

最近の旅行ガイドブックは、小型化が進んでいる。

2015年頃から「るるぶ」は「ちいサイズ」、「まっぷる」は「まっぷるmini」と、通常サイズより小型のガイドブックを刊行。

通常サイズ版と同時に発売されて、サイズが選べるようになった。

※「まっぷるmini」の例



http://www.mapple.co.jp/mapple/news/2015/06/5704.html

バッグにいれて持ち歩きやすいように、ガイドブックも進化しているのだ。

ただし、両社のサイズにはちょっと違いがある。

「るるぶ ちいサイズ」がB5変判と、「通常よりちょっと小さめ」。

比べて「まっぷるmini」は、A5変判とかなりの小型化。

小型化バトルは「まっぷる」に軍配が上がったかに見えた。


しかし2017年に入って、「るるぶ」が反撃の狼煙をあげる。

るるぶ、A5事変である。

「るるぶ」はB5変判の「ちいサイズ」に加え、「まっぷるmini」と同サイズのA5変判、「るるぶ 超ちいサイズ」刊行を強行。

これで「るるぶ」の軍容は、通常サイズに加え「ちいサイズ」「超ちいサイズ」の合計3軍。

大・中・小の制覇に乗り出した。

しかも対象国に合わせて、3サイズから2つを組み合わせて戦略的な出撃。

初の「超ちいサイズ」対応の「るるぶ台北」では、通常版を廃して「ちいサイズ」「超ちいサイズ」のみの2サイズを刊行した。

※超ちいサイズ

るるぶ台北'18超ちいサイズ (るるぶ情報版海外)

るるぶ台北'18超ちいサイズ (るるぶ情報版海外)

  • 発売日: 2017/05/09
  • メディア: ムック

※ちいサイズ

るるぶ台北'18ちいサイズ (るるぶ情報版海外)

るるぶ台北'18ちいサイズ (るるぶ情報版海外)

  • 発売日: 2017/05/09
  • メディア: ムック

「あ、通常サイズないんだ」、と。

まじビックリしちゃう。

今のところ「超ちいサイズ」に対応しているのは3本だが、発売パターンは以下の通り。

シリーズ 通常サイズ ちいサイズ 超ちいサイズ
るるぶ台北(2017/5)
るるぶソウル(2017/6)
るるぶ香港(2017/9)

まずは旅行の荷物が少なく、ガイドブック小型需要が高そうな近場から、「超ちいサイズ」が出撃しているらしい。

台北、ソウルのような「都市版」では、「ちいサイズ」+「超ちいサイズ」(通常サイズなし)。

台湾・韓国・香港のような「国版」では、通常サイズも残す感じ?

分かんないけど。

いずれにしろ、個人的には「ガイドブックは小さければ小さいほどいい」ので、大歓迎である。


「るるぶ」が無料付録でGoogleマイマップ対応

2016/9から、一部の「るるぶ 海外版」でGoogleマイマップ付録がつくようになった。

『るるぶ情報版』海外シリーズをリニューアル! (pdf)

簡単に言うと、「るるぶ」についてくるQRコードをスマホで読み込むと、Googleマップアプリで「るるぶ」掲載のお店やホテルなど全ての情報がアイコン表示されるようになる。

※タイ版のマイマップを自分のスマホにインポートとした例

QRコードを読み込むだけなので、一瞬でインポート可能

超カンタンである。

仕組み的には「Googleマイマップ」を使っており、限定公開にしている形。

ちなみに自分が↓で使っている仕組みも「Googleマイマップ」だが、これは「全公開」。

(ただし「編集」は自分のみ可能としている)

国内の外資系ホテル分布をGoogle Maps地図でみる。IHG/SPG/Marriot/Hilton/The Ritz-Carlton/ACCOR/Best Western。


これは「自分のスマホにメモする」という労力が不要になるので、かなり便利だ。

もちろん、スマホで1度読み込んだ後は、PCブラウザでも「るるぶ」アイコンを表示可能。

必要なくなったら、一括でアイコン表示をオフにすることもできる。

Google マイマップの概要

いずれにしろ、自社プラットフォームにこだわらず「Googleマイマップ」対応するとは、「思い切ったな~」という感想。

ユーザー的にいうと、利便性が高いと思う。

ただし。

電子書籍番の場合は、Googleマイマップを読み込むためのQRコードがついてないので、あくまで「紙本版」のガイドブックを買った場合の特典となる。

また、お店などのアイコンを選択しても、詳細情報は特に入っていない

なにかしら、サマリーくらいは入っているといいのにな、と思う次第。


「Kindle Unlimited」で「るるぶ」が読める

2017/3から、「Kindle Unlimited」で「るるぶ」が読めるようになった。

旅行ガイドブックシリーズ『るるぶ』 124 タイトルがKindle Unlimited に登場!(pdf)

Kindle Unlimited

月額¥980で、豊富な本、コミック、雑誌および洋書を読み放題でお楽しみいただけます。

月額980円。

個人的に、「楽天マガジン」(月額380円)など雑誌の読み放題サービスを検討しているんだけど、「るるぶ」対応で「Kindle Unlimited」も視野に入ってきた。

「楽天マガジン」は名前の通り「雑誌のみ」だが、「Kindle Unlimited」は一部の書籍等も対象範囲(全ての本ではない)。

その分「Kindle Unlimited」はちょっと高めだが、「るるぶ」を買わずに節約できるなら「ありかな?」と思った次第。

ちょっとコレ系のサービスはまだどれにするか検討中だが、最新の「るるぶ」が読めるのは、「結構いいよなぁ」と。

個人的に、結構ガイドブック代がかさむので・・・。


「まっぷる」との違い

一方の「まっぷる」は、「まっぷるリンク」が最近1000万ダウンロード突破したらしい。

旅行ガイドブック業界初の読者限定無料旅行アプリ「まっぷるリンク」が累計1000万DL突破!

「まっぷる」は書籍にQRコードがついており、それを読み込むと「電子書籍版」が無料でもらえる。

「まっぷるリンク」は、その電子書籍リーダーアプリである。

紙版を買えば、電子書籍版ももらえる。

はじまった当初は、スゴかった。

個人的にはコレが目当てで「まっぷる」を買っていたが、、、

「まっぷるリンク」アプリはいつまでたっても高精細画面対応せず、タブレットで読んだ際に字がぼやける

それで、独自アプリの電子書籍でなく、koboやkindleの電子書籍でガイドブックを買うようになった。

そうなると、一般の電子書籍でセール対象になりやすいのは、「るるぶ」。

(「まっぷる」の電子書籍はほとんどセールにならない)

ということで、自分は最近「るるぶ派」・・・。


まとめ

電子書籍にも、Googleマップ付録つけて欲しい。

あとマップのアイコンに、詳細情報のサマリーもプリーズ。


そんな感じ。

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