ハノイ「CONG CAPHE」で名物のヨーグルト・コーヒー(Sua chua ca phe)を飲む

ベトナムのハノイには、ヨーグルト・コーヒーというものがあるらしい。
その名も、Sua chua(ヨーグルト)・ca phe(コーヒー)。

ベトナムと言えば、コンデンス・ミルクをいれた甘ったるいコーヒーが思い浮かぶ。
特に、暑い現地で飲むベトナム・コーヒーは格別の味わい。文句なしに最高だ。


ベトナムコーヒー – Wikipedia

しかしなぁ、兄弟。
コーヒーにヨーグルトとは、どういうことだ?
ダメだろう。どう考えたって。

苦い酸味のコーヒーに、甘酸っぱいヨーグルトを混ぜる。
大事故の予感しかしない。

少なくとも酸味の大渋滞で、味覚に大混乱を引き起こすであろう。
ほろ苦い思いと、甘酸っぱい思いを、一気に味わうことになるんだから。

思春期と更年期が一気にやってくるようなもんだ。
つまり・・・

それってどういうこと?

しかし待て。
ちょっとお待ちください。

ベトナム人というのはコーヒーが大好きで、コーヒー生産も盛んなお国柄。
ベトナムのコーヒー生産量は世界1位のブラジルに次いで、世界2位なのである。
世界2位のコーヒー産地になったベトナム

それだけコーヒーに慣れ親しんでいるベトナム人が・・・
ヨーグルトをコーヒーに入れる。

コレは、なにかある。
ズバリ、意外と美味いのかもしれない。

そこでハノイに行った際、有名なカフェ・チェーン「CONG CAPHE」で名物「ヨーグルト・コーヒー」(Sua chua ca phe)を試すことした。
「CONG CAPHE」は共産主義レトロをモチーフにしたカフェで、いわゆるオシャレ・カフェである。

http://congcaphe.com/

訪れたのは、ハノイの旧市街にある店舗。
Google マップ

店に入ると、目の前にカウンター。
オシャレな店員さんにスマホ画面で「Sua chua ca phe」の文字を見せる。
観光地のど真ん中という場所柄、旅行者の対応に慣れているらしく「分かった」と頷いて早速コーヒーを作り始めた。
料金は後払いらしい。

店内はオシャレな空間で居心地も良さそうだったが、店の外にある席に陣取って待つことにした。

目の前は、バイク・バイク・バイク。
ちょうど仕事終わりの時間なのか、相当な交通量である。

あまり知られていない事実だが・・・
車やバイクの排気ガスというのは、実はコーヒーに良く合う。

大自然、爽やかな空気の中で飲むコーヒーが美味いのは、周知の事実。
しかしまた、「逆もまたしかり」なのだ。

知らないけど。
(適当に言った)

そうこうするうちに、ヨーグルト・コーヒーがやってきた。

コーヒーだな。

「ふうん」と思って側面を見ると・・・

ヨーグルトだった。

コンデンスミルクと同様、沈殿式なのか!!
「沈殿」と言うより、体積のほとんどがヨーグルトのように見えるが。

試しにストローで下の方をすすってみる。

トロントロンに甘く、ほのかな酸味。
普通に美味しい、ヨーグルトだった。

これは、アレだな?
かき混ぜるやつだ。

飲んでみる。

・・・。

なんだろうな。

ヨーグルトの酸味と甘味が、コーヒーの風味で中和されつつ・・・
コクがでてきた。

そして喉を通すと、ラクトコーヒーのような鼻抜けするんだよな。
甘いミルクを飲み込んだ後に、ほんのり苦みが残ったような。

ヨーグルトの食感と、ちょっぴりコーヒー風味。
不思議な、はじめての感覚。

しかし、美味しい。

なんか分かんないけど、美味いというか。。。

美味いな。

ふーむ。

目の前を、ぶんぶん飛び交うバイクを眺めながら。

ハノイの「CONG CAPHE」にて。

お会計は、ヨーグルト・コーヒー(Sua chua ca phe)=40000ドン(VND)。
1杯200円でした。

なお、「CONG CAPHE」はハノイ市内に何店舗もある。
後から気付いたが、旅行者が多く集まる旧市街、ホアンキエム湖の噴水前にも「CONG CAPHE」があった。
Google マップ

場所的には、こっちの方がアクセスがよい。
少しだけ、広場を見下ろすテラス席もあるようだった。

Cong Caphe (ハノイ) – トリップアドバイザー

そんな感じ。

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