獲得マイルを「距離」ベースから「金額」ベースに移行する航空会社が増殖中

徐々に広がる「金額」ベースへの移行

フライトによる獲得マイルについて、距離ベースから金額ベースへの移行が加速してますね。

昔はマイルといえば、「距離(マイル)×予約クラス」が基本だった。
この場合、「距離が遠いのに安いチケット」を入手すれば、獲得マイル的にお得なチケット/お宝チケットを発券できた。

最近では、「支払金額×会員ステータス変数」というシステムが増えてきている。
例えば米ユナイテッド航空の場合「1ドルあたり5マイル」、プレミアシルバー会員なら「1ドルあたり7マイル」など。

金額ベースの場合、基本的にチケット代に比例したマイルしか得られないので「獲得マイル的にお得なチケット」というのが出にくい。
またこの手の制度変更では、結局のところ「たいてい獲得マイルは減る」という感あり。

「金額」ベースへの移行は、2015年のデルタ航空・ユナイテッド航空から始まり、当初は「移行しない」と言っていたアメリカン航空も2016年に陥落。
アメリカの3大航空会社は、全て金額ベースに移行済み。

2017-2018年にはEUに飛び火し、3月にはルフトハンザ航空「Miles&More」、4月にはエールフランス/KLM「Flying Blue」が金額ベースに移行。
Miles&More アワードマイルの 新しい加算方法
フライング・ブルー、2018年4月から新プログラム マイルは支払額が基準に

アメリカ→EUと、徐々に金額ベースへの移行が進んでいる。

日本の航空会社(ANA/JAL)については、まだ何の動きもない。

アジアではまだ金額ベースに移行する会社がでていないが・・・。
今後どうなるものか。

今後の先行きを考えるために「全体の様子」をみたかったので、以下、各社の状況についてメモった。
(各社のHPみても良く分からない部分があったので、適当ではある)

スターアライアンス

ANAが属するスターアライアンスでは、ユナイテッド航空(2015年)が「金額ベース」に移行済み。

またルフトハンザ系「Miles & More」が2018/3に「金額ベース」に移行。
「Miles & More」を採用する下記の航空会社が金額ベースになった。

  • ルフトハンザ
  • スイス インターナショナル エアラインズ
  • オーストリア航空
  • ユーロウィングス
  • ブリュッセル航空

旅行代理店で買った場合など、一部例外はある(距離ベースも残る)。
そのほか、Miles&MoreパートナーのLOTポーランド航空・アドリア航空・クロアチア航空なども、上記航空会社の予約サイトから予約すると「金額ベース」になる。
(各社の自社HPで予約した場合は距離ベースかな?ちょっと不明)

航空会社加算種別備考
ユナイテッド航空×金額(2015/3)
ルフトハンザドイツ航空×金額(2018/3)Miles & More
エア・カナダ○距離
スカンジナビア航空※特殊予約クラスで固定
タイ国際航空○距離
ニュージーランド航空○距離
ANA○距離
シンガポール航空○距離
オーストリア航空×金額(2018/3)Miles & More
アシアナ航空○距離
LOTポーランド航空△距離Miles & Moreパートナー
アドリア航空△距離Miles & Moreパートナー
クロアチア航空△距離Miles & Moreパートナー
TAP ポルトガル航空○距離
南アフリカ航空○距離
スイス インターナショナル エアラインズ×金額(2018/3)Miles & More
中国国際航空○距離
ターキッシュ エアラインズ○距離
エジプト航空○距離
ブリュッセル航空×金額(2018/3)Miles & More
エーゲ航空○距離
エチオピア航空○距離
アビアンカ航空○距離
アビアンカ・エルサルバドル○距離
コパ航空○距離
深圳航空○距離
エバー航空○距離
エア・インディア○距離

※スターアライアンス加盟順

シンガポール航空とか、今後どうするのかね。。。

ワンワールド

JALが属するワンワールドでは、アメリカン航空が2016年に移行済み。
またLATAMも2017年に移行した。

アメリカン航空×金額(2016/8)
ブリティッシュ・エアウェイズ○距離
キャセイパシフィック航空○距離
カンタス航空※特殊予約クラスで固定
フィンランド航空○距離
イベリア航空○距離
LATAM チリ×金額(2017/5)LATAM Pass
JAL○距離
ロイヤル・ヨルダン航空○距離
S7航空○距離
マレーシア航空○距離
カタール航空○距離
LATAM ブラジル×金額(2017/5)LATAM Pass
スリランカ航空○距離

※ワンワールド加盟順

スカイチーム

最も早く金額ベースを採用したのが、デルタ航空(2015/1)。
そしてエールフランス/KLMの「Flying Blue」も、2018/4から金額ベースへ・・・。

デルタ航空×金額(2015/1)
アエロメヒコ航空○距離
エールフランス×金額(2018/4)Flying Blue
大韓航空○距離
チェコ航空○距離
KLMオランダ航空×金額(2018/4)Flying Blue
アエロフロート・ロシア航空○距離
エア・ヨーロッパ△距離Flying Blue
ケニア航空△距離Flying Blue
中国南方航空○距離
アリタリア-イタリア航空※未定
タロム航空△距離Flying Blue
ベトナム航空○距離
チャイナエアライン○距離
中国東方航空○距離
厦門航空○距離
アルゼンチン航空○距離
サウディア○距離
ミドル・イースト航空○距離
ガルーダ・インドネシア航空○距離

※スカイチーム加盟順

タロム航空など、「Flying Blue」を採用するその他の会社については、ちょっと良く分からないのでとりあえず△としておいた。

まとめ

アジアで最初に口火を切るのは、どこなんでしょうかね。

あと、もし将来的にANA/JALが金額ベースに移行する場合、会員ステータス変数がどうなるか・・・。
特に、SFC/JGC。

例えばANAで一般会員が100円=5マイルとかの場合・・・
AMC会員=6マイル、AMCカード会員=7マイル、SFC/JGCなら9マイルとか?

どういう差のつけ方になるものか・・・。

まぁ、今から考えてもしょうがないけど。

そんな感じ。

tonogata
tonogata

2件のコメント

  1. CXの親会社スワイヤが2期連続の赤字で、その中の航空部門が特に酷いらしいのでCXは何かあるかも知れません。ANAは分かりませんが、修行僧だらけでJAPANコテコテのJALが世界で一番遅いんじゃないかと勝手に思っています。

  2. どもども。
    日本の会社は、遅そうな気がしますね。
    まったく根拠ないですが(笑
    ただCXとか、アジアの会社がはじめちゃうと、流れが加速しそうで困りますね。。。

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