楽天カードのクレジット払いでインデックス投資すると、楽天ポイントが1%還元(NISA対応)

インデックス投資でポイント還元

楽天証券の投資信託積立について、楽天カードでのクレジットカード決済が10月27日から可能になる。

公式ニュースはコチラ。

楽天証券 投信積立で楽天カード決済が可能に

プレスリリースはコチラ。

楽天証券「楽天カード」で楽天証券の投信積立の購入が可能に

通常、投資信託の積立ではクレジットカードを使えない。

銀行引落や、証券口座からの引落のみ可能。

今回は、楽天証券が「楽天カードのみ」、クレカ決済での投信積立を可能にするという話。

楽天カードはポイント還元率1%で、この投信積立でも1%のポイントが付与される。

ただしポイント付与は月額5万円(500pt還元分)まで。

購入可能になるのは、投信積立商品の全て。

NISA、積立NISAもOK。

楽天証券は、今回ニュースの「クレジットカード払い」のほか、楽天ポイントでの投信購入が可能(積立もOK)。

得られた楽天ポイントを、そのまま再投資に回すこともできる。

楽天証券 投資信託ポイント買付サービス


さて。

この楽天カード決済で、どんな投資信託が買えるだろうか。

楽天証券の取扱投資信託について、ランキング上位を見てみる。

いずれも管理費用0.1%(年)程度の、低コストなインデックス銘柄となっている。

楽天証券 投資信託

投資信託 管理費用
(信託報酬含む)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス 0.1696%
ニッセイ外国株式インデックスファンド 0.11772%
楽天・全米株式インデックス・ファンド 0.1696%

※全てノーロード(販売手数料は不要)

例えば「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」を10万円買った場合、年間での管理費用は169円(年率0.1696%)。

楽天カードで10万円決済して得られるポイントは1000pt(1000円分)。

まぁ、管理費用は残高に対して延々と発生するのに対し、楽天カードのポイントは「決済時」にしか発生しないんだけど。

当初得られた1000ptは、6年くらい経てば管理費用(169円/年)に吸収される(再投資を考慮しない場合)

いずれにせよ、低コストなインデックス投資で、購入時に1%の還元が得られるのはかなり大きいな、と。

他の証券会社と比べて、楽天証券がかなり魅力的に見えてきた。


楽天「ハッピープログラム」で更にポイント還元

今回はニュースは、「楽天証券」での「楽天カード」決済が開放された話。

その「楽天証券」だが、「楽天銀行」とのマネーブリッジで「ハッピープログラム」に参加可能。

「マネーブリッジ」って、銀行口座と証券口座を共有化するヤツ。

例)証券口座に入金しなくても、銀行側の口座から差し引いて株や投信を買える

公式サイトはコチラ。

楽天銀行 ハッピープログラム

ハッピープログラム対象のサービス

「ハッピープログラム」では、楽天銀行の口座残高に合わせてステータスが付与される。

ステータスによって、楽天銀行の利用サービスで付与されるポイントが異なる。

(ただし楽天証券サービスでの付与ポイントは、ステータスに関わらず固定)

今回のニュースに関係する付与ポイントは、以下の2点。

ベーシック アドバンスト
銀行残高10万
プレミアム
銀行残高50万
VIP
銀行残高100万
スーパーVIP
銀行残高300万
楽天銀行 口座振替
1件毎に
1pt 1pt 2pt 3pt 3pt
楽天証券 投資信託
残高10万円毎に
4pt 4pt 4pt 4pt 4pt

「楽天銀行 口座振替」については、楽天カードの引落口座を、楽天銀行にしておく。

毎月楽天カードで投信積立すると、ステータスによって1~3ptが付与される形。

ただし口座振替については、楽天カード利用での口座振替の場合、3倍の「3~9pt」になる。

以下の口座振替(自動引落)では、ポイントが通常の3倍(最大9ポイント!)獲得できます。

  • 楽天カード(楽天銀行カード)
  • 楽天ブロードバンド(フュージョン・コミュニケーションズ) 楽天のグループサイトに移動します
  • 楽天ショウタイム(ShowTime)

楽天銀行 口座振替(自動引落)

つまりミニマムでも3ptもらえるので、以降は「口座振替=3pt」として扱う。


次に「楽天証券 投資信託」については、投資信託の残高10万円毎に4pt(固定)。

こちらはステータスに関わらず、同率ポイント還元。


ということで、「楽天カード」での投信積立では、以下の3つを絡ませることができる。

  • 楽天カード(1%還元)
  • 楽天銀行(口座振替で3~9pt)
  • 楽天証券(投資信託が10万毎に4pt)

楽天カードでのポイント付与は「5万円/月」が上限。

管理費用が0.1696%の「eMAXIS Slim 先進国株式インデックス」について、月5万を1年積立した場合はどうなるかな、と。

※管理費用の0.1696%は年率で、実際には毎日の残高に合わせて日々控除される。簡易計算的には毎日0.1696%の1/365が引かれるイメージ。ここでは毎月の積立と同時に月に1回0.1696%(年率)の1/12が発生する感じでシミュレーション

1ヶ月 2ヶ月 3ヶ月 省略 10ヶ月 11ヶ月 12ヶ月 合計
投資信託の積立
(月5万円の場合)
5万円 10万円 15万円 50万円 55万円 60万円 605,797円
(-)運用管理費用
(残高の0.11772%/年)
-5 -10 -15 -49 -54 -59 -383
(+)ポイント還元の合計
(下記1~3)
+503 +507 +507 +523 +523 +527 +6180
(+内訳1)楽天カード
積立の1%pt
+500 +500 +500 +500 +500 +500 +6000
(+内訳2)楽天証券
残高の10万毎に4pt
0 +4 +4 +20 +20 +24 +144
(+内訳3)楽天銀行
引き落としで3pt
+3 +3 +3 +3 +3 +3 +36

毎月5万投資して、12ヶ月で60万。

運用管理費用とポイント付与を加味すると、+5,797円で605,797円(+0.97%)。

※この1年については。運用管理費は残高に対して延々と発生する

まぁ投資なので残高は日々変わることになるが、全く価値が上がらなかった場合でも、ということだけど。


楽天銀行への入金でもポイント

面倒なので詳細は省略するけど、そもそも楽天銀行に入金する段階でもポイントが付与される。

そもそも「積立」をするといっても、楽天銀行がメインバンクじゃない方が多いかと思う。

その場合、「住信SBIネット銀行」の定額自動入金/出金(無料)を経由して、メインバンクから楽天銀行に入金するとか。

住信SBIネット銀行の定期自動入金・出金(手数料無料)でポイントを貯める(新生銀行・楽天銀行編)

この段階でも、「住信SBIネット銀行」と「楽天銀行」から、それぞれポイント還元がある。

自分の場合は、この運用はすでに回しているので、あとは今回の「楽天カードでの投信積立」をどうするかだな・・・。


所感

NISAや積立NISAで本件を使えると、お得だなと思いました。

ただし楽天クレカでのポイント還元は5万円/月までなので注意。

NISAは年間120万までなので、毎月積立なら10万円。

(NISA口座でも自主的な積立はできる。ただし運用は5年まで)

積立NISAは年間40万円までなので、毎月積立なら3.3万円。

(運用は20年可能)

本件単体で考えた場合は、「積立NISA」の方が相性がよいかもしれない。


さて。

本件は「楽天カード」でのポイント付与の話だが、自分の場合はもともとプライオリティ・パスのために「楽天プレミアムカード」を持っている。

「プライオリティパス」(ラウンジ)は必要か?メリットと注意点。「楽天プレミアムカード」から最短で取得するメモ。


最近、SPUの絡みもあって、楽天では楽天カードを使うようになった。

今後も楽天カードを活かせるサービスが、どんどん出てくるといいな、と。


そんな感じ。


資産額に応じて毎月JALマイル付与の「WealthNavi for JAL」をWealthNavi(ウェルスナビ)が開始

この記事を書いた人 Wrote this article

tonogata
TOP