アプリ「App in the Air」によるGDS予約番号の参照開放に関する請願キャンペーン

https://www.change.org/p/amadeus-navitaire-sabre-travelport-provide-access-to-the-flight-bookings

スマホアプリで「App in the Air」というのを使っている。
いわゆるフライト・トラッカーで、航空会社を横断して飛行機の予約を閲覧したり、旅の記録をつけるアプリ。

公式サイトはコチラ。
https://www.appintheair.mobi/

このアプリに関する過去記事は、コチラ。

自分が乗る飛行機の「遅延」や「搭乗口の変更」を、スマホやAppleWatchで受け取る「App in the Air」

「App in the Air」で自動生成、1年間の旅行をフライト軌跡で振り返る(2017年)

この「App in the Air」、2年ほど使っている。
なかなか便利なので、有料サブスクリプションにも登録している。

登録便数は限定されるが、無料でも使えるので興味がある場合は試してみるといいかもしれない。

さて。

そんな「App in the Air」だが、昔は航空券の「予約番号」でアプリに予定を登録できていた。
わずか6文字を入力するだけで、チケットに含まれる往路・復路の便名・発着時刻をアプリに一気に登録できて、とても便利だった。

しかし1年ほど前に、「App in the Air」では予約番号の旅程登録ができなくなってしまった。
そうなると旅程の登録は、便名・日付を1便ずつ手動で登録する必要があり、少々手間がかかる。
(一応メール開放という手法もあるので、そっちを使う人には問題ないのだけど)

これは、航空会社が使っているシステム・・・AmadeusなどのGDSが、予約番号&氏名で予約情報を参照するためのI/Fを、サードパーティーから使えなくしてしまったのが原因。

現在、「App in the Air」では請願サイト「change.org」にて、GDSに対する参照開放の署名を募っている。
自分は、さきほど署名した↓
キャンペーン · Amadeus, Navitaire, Sabre, Travelport: Provide access to the flight bookings · Change.org

請願は、各GDS(Amadeus, Navitaire, Sabre, Travelport)に対するもの。

ちなみに今でも、例えばAmadeusのWEBサイトで予約番号から手動で情報を引き出すことは可能。
https://web.1a-xml.jp/eitr/webeitr/

しかしこれを、「App in the Air」などのサードパーティ製アプリからも参照できるようにして欲しいというのが本件の内容。

予約番号での旅程登録は非常に便利なので、なんとか復活してほしいものです。。。

ただまぁ、この請願の結果ですぐにI/Fが開放されるとは思えないけど。
もともとI/Fをクローズしたのも、セキュリティの理由とか、なんらかあるんだろうから。

ほい。

この請願キャンペーンは、「App in the Air」からのメールで知った。

昔、予約番号での登録ができなくなった時に、「App in the Air」にメールをして理由をきいたことがあった。
すると、わざわざ「App in the Air」の共同創設者がメールを返信してくれて、丁寧に理由を教えてくれた(GDSがサードパーティーを締め出した云々)。

なかなかイイ会社だな、と思いました。

ちなみにその際、せっかくなので別機能もリクエストしておいた。

内容的には、各航空会社のライフタイム・マイルをアプリで閲覧できるようにして欲しいというもの。
「特にANAのライフタイム・マイルをみれるようにしてくれ」と頼んだ形。

現在、「App in the Air」にANAのログイン情報を登録すると、所有マイルやライフタイム・マイルがアプリ上で確認できるようになっている。
ありがたや・・・

そんな感じ。