GWに読んだ本の感想メモ。
以下、面白かった順に。
グーグルマップ誕生の軌跡

世界を変えた地図グーグルマップ誕生の軌跡 NEVER LOST AGAIN グーグルマップ誕生 (T’s BUSINESS DESIGN)
- 作者: ビル・キルデイ
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2018/11/10
- メディア: Kindle版
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Googleマップに関わってた人が書いた本。
作者はマーケティング系の人で、視点が技術に偏りすぎてないので、「読み物」として読みやすかった。
気合い入れずにサラッと読めるのが、嬉しい。
内容的には、社内政治や仕事の進め方など、Google特有の内情が興味深かったです。
こんな赤裸々に書いていいもんなの?という。。。
主題のGoogleマップは、「検索」に次ぐGoogleのヒット作。
その舞台裏について読むだけでも面白かったんだが、更に・・・
キーホール → Googleマップ → Ingress → ポケモンGO。
本書を読んで、全てが1つの線で繋がっていたことを知り、感動した。
キングダムで解く中国大陸の謎

始皇帝 中華統一の思想 『キングダム』で解く中国大陸の謎 (集英社新書)
- 作者: 渡邉義浩
- 出版社/メーカー: 集英社
- 発売日: 2019/04/17
- メディア: Kindle版
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これはキングダム・ファンには良本。
漫画キングダムの実際のページを引用しながら、その歴史背景について解説あり。
本書を読んで色々「腹落ちした」というか、よりキングダムを理解できるようになった。
なぜ秦が中国を統一できたのか。秦が特別な理由。
嬴政・李斯が語る法家の理念、失われた小国の王子「呉慶」の激情、動かざる大国「楚」の体制、王騎将軍の「城」とは何か、etc
ちなみに、この新書の作者テーマとしては「銃・病原菌・鉄」(ダイアモンド)などで語られる「中華統一の理由」に反論があるとのこと。

- 作者: ジャレドダイアモンド
- 出版社/メーカー: 草思社
- 発売日: 2013/07/12
- メディア: Kindle版
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そこら辺はどっちが正しいかよく分からんが、「銃・病原菌・鉄」(ダイアモンド)は名著だと思います。
GW中に読んだ別の本(↓)でも「銃・病原菌・鉄」が引用されてて、「銃・病原菌・鉄」はやっぱ影響大きかったんだなと思った次第。
とんでもなくわかりやすい経済の話

父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。
- 作者: ヤニス・バルファキス
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2019/03/07
- メディア: Kindle版
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なんか、やたらレビュー評価が高かったので買った。
第1章は、ざっくり「銃・病原菌・鉄」(ダイアモンド)だった。
それに経済視点の話も加わり、分かりやすく説明されてて良かった。
利益、利子、マーケットなど、経済のお話。
小話を交えて、というか小話を中心に、読みやすく仕上がっていた。
ただまぁ、なんていうか、「父が子供に語る体」なので全体的に書き方がライトというか。
もう少し手応え・読み応えが欲しいなとは思いました。
本の趣旨的にしょうがないんだけど。
サピエンス全史

サピエンス全史(上) 文明の構造と人類の幸福 サピエンス全史 文明の構造と人類の幸福
- 作者: ユヴァル・ノア・ハラリ
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2016/09/16
- メディア: Kindle版
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上巻・下巻を買ったものの、上巻でギブアップ。
長く終わりのないエッセイ感が、個人的には辛かった。
この本、レビュー評点は、やたら良い。
でも自分には合わなかったかな、と。
上巻を読み終わってから、下巻を買うべきだった。。。
ほい。
そんな感じ。