遂に客室数でIHGを抜きホテル業界3位になったホテル・チェーン「OYO」

ホテル業界3位のOYO

インド発のホテル・チェーン「OYO」(オヨ)が、客室数でIHGを抜きホテル業界で3位になったとのこと。

今年の初めに「6位」というニュースを見かけたばかりだったが、あっという間すね。
IHGAccorなどを抜き去り、現在は3位。
残るは1位のマリオットと2位のヒルトンだが、このペースだと2023年には1位になれるだろうというのがOYOの弁。

関連のニュースはこちら。
(英語)Skift – Oyo Claims It Has Overtaken IHG as World’s Third Largest Chain
(日本語)トラベルボイス – ホテルチェーン「オヨ(OYO)」の急成長で変わるホテル勢力図、 世界3位に躍進した背景と狙いを考察した

「OYOが世界3位」と言われても全然ピンとこないのは、日本国内ではホテル事業が始まったばかりだからかな。
創業の地インドや、最近力を入れている中国では、すでに国内最大のホテルチェーンになっている。

インド・中国では、安めの独立系ホテルをフランチャイズ化して、客室数を延ばしていったらしい。

インドでの価格は日本円で1500~4000円程度で、既存のホテルをフランチャイズ化して部屋数を急拡大している。
チェーン化されていないホテルが3500万室分あるという中国での成長はまだ加速中。
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特徴は、機械学習とAIを駆使したオペレーション。
需給予測による部屋代のダイナミック・プライシングはもちろん、ホテルオーナーに「スマホ一台で効率的なホテル運営ができる機能」を提供。

進出した地域の宿泊需給データをAIで常時分析
すべての空室の料金を個別に常時変化させ、ある地域内での需給のミスマッチを最小化し、その地域内のホテル全体の稼働率を最大化。
経理、予約、清掃管理などホテル運営に必要な機能をスマートフォン(スマホ)のアプリにし「オーナーはスマホ1台で経営が可能」な状況を創っている。

その技術力、そして成長力が高いってことで、世界中からどんどん投資を呼び込んでいる。
日本だと、ソフトバンクの孫さんとか。

そんなこんなで爆発的に成長しているOYOだが、日本でのホテル事業(OYO Rooms)は、始まったばかり。
とはいえ楽天トラベルなんかだと、すでにホテルチェーン一覧にOYOがある。
OYO (オヨ) 宿泊予約 【楽天トラベル】

国内でもすでに41軒はありますね。
低価格帯のホテルが中心。
※2019/07/18時点

これからまだガンガン増えていくんすかね。

OYO公式サイトはこちら。
Hotels in Japan by OYO
(本家インド)Hotel Booking India – OYO

賃貸事業「OYO LIFE」

ホテル事業(OYO Rooms)に先行して、日本では賃貸事業「OYO LIFE」を開始していた。
ソフトバンク系列のYahooと合弁会社を作って、3月にサービス開始済み。
家具家電付きで、敷金・礼金・仲介手数料0円 スマホひとつで“旅するように暮らす”日本初のアパートメントサービス 「OYO LIFE」3月28日(木)からサービス開始

公式サイトはコチラ。
OYO LIFE

ウィークリーマンションみたいな賃貸事業すかね。
初期費用ナシ、家具付き、ホテル予約のように「スマホでサクッと予約(入居)」できるのが特徴。

契約できる入居期間は、最短31日から、最長14カ月まで。
住んでみたい街に短期で住むなら、便利そうですね。

ただし、サービス開始初期は「プレミアム物件から開始」ということだったので、格安物件が揃っているワケではない。
クレカ払いが可能なので、「家賃をクレカで払いたい」って人には、いいかも(笑

OYOの会員制度

それで、話はホテル事業「OYO Rooms」に戻ってくるんだけど。

いわゆる「ロイヤリティ・プログラム」的なモノは、ないっぽいですね。
たぶん。ちゃんと見てないけど。

有料会員制度は、「OYO WIZARD」ってのがありました。
OYO Wizard

お金を払って会員になると、割引とかキャッシュバックがある感じ。
払う金額によってブルー・シルバー・ゴールドの三段階。

そのうち、機会があれば一回泊まってみたいですね。

そんな感じ。

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