正月に旅行先でいくつか本(電子書籍)を読んだ。
今回は、結構読みましたね。
以下、面白かった順に。
1位「奇跡の経済教室」(中野 剛志)
目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】 (ワニの本)
- 作者:中野剛志
- 出版社/メーカー: ベストセラーズ
- 発売日: 2019/05/22
- メディア: Kindle版
経済に関する一般書で、2冊シリーズを一気に読んだ。
・目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】
・全国民が読んだら歴史が変わる奇跡の経済教室【戦略編】
MMT(現代貨幣理論)に基づく、日本の不況構造の解説。
なぜ日本はデフレ不況から抜け出せないのか。
筆者によると、その理由は「デフレなのにインフレ対策をしているから」。
平易な文章で、専門知識のない自分でもスラスラ読めた。
その主張の正誤は自分には判断できないながらも、目からウロコ的な感じでエキサイティングな読書体験だった。
2位「東の果て、夜へ」(ビル ビバリー )
少年達のロードムービーかつ犯罪小説。
読後のカタルシスはないけど、読ませる文章で引き込まれた。
それで十分。
自分が個人的に「読みたい」と思うスタイルの本であった。
登場人物はちょっと成熟しすぎている感があるというか、子供っぽさがない。
まぁ、そこは小説なので。。。
少年ハードボイルドということで、良いんじゃなかな、と。
3位「金融ダークサイド」(猫組長)
金融ダークサイド 元経済ヤクザが明かす「マネーと暴力」の新世界
- 作者:猫組長(菅原潮)
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2019/07/26
- メディア: Kindle版
元経済ヤクザで、マネーロンダリングとかしてた人の本。
日産カルロス・ゴーンの手口解説が分かりやすくて面白かった。
なぜゴーンが捕まったのか、理解できた気がしました。
裏の国際金融における、マネーロンダリングの歴史と今。勉強になる(なんの?)
筆者が実際に体験した逸話や手口が具体的に書かれており、読んでて面白かった。
4位「ゴールドフィンチ」(ドナ・タート)
1~4冊を一気に読んだ。
いっぱい本を旅行先に持っていっても重くならない電子書籍って、ホント便利。
しかしレビュー評価がめちゃくちゃ高いですね、この本。
面白かったですけど。
ただ個人的にはジュブナイル感が強すぎたというか、ちょっと中盤から退屈だった。
そういう意味で、同じ少年小説でも「東の果て、夜へ」の方が面白かったかな、と。
5位「荒木飛呂彦の漫画術」(荒木飛呂彦)
ジョジョ作者による漫画解説。
まさしくジョジョの具体例を引きながら、「なぜこのように書いたのか」という具体的な解説もあり、面白い。
主人公の「プラスの法則」(マイナスはNG)という考え方とか、良かったですね。
だからジョジョは、こうなのかっていう。
6位「死の迷路」(フィリップ・K・ディック)
フィリップ・K・ディック。
「これは、まだ読んでないのでは?」と買ってみたが、読み始めてスグに思い出した。
昔、読んだよなぁ、これ。紙の本で。
登場人物が1人ずつ死んでいくという、ディック展開。
よくある感じの。
一応再読で読了したが、読んだことを覚えてなかったくらいだから、まぁこんなもんよね、、、という。
7位「最高の体調」(鈴木祐)
途中で読むのをやめた。
なので所感は特にない。
番外編:キングダム(56巻)
キングダムの56巻が出たので、その手前から再読しつつ読了。
ちょうど今、連載の方がかなり気になる展開になってきましたね。。。
早く続きが読みたい。
ほい。
そんな感じ。