JAL国内線「いつでも特典航空券」、通常の2~4倍の必要マイル数で特典航空券の空席開放

JAL「いつでも特典航空券」

JALが新サービス「いつでも特典航空券」を2021年11月から開始。
公式サイトでのお知らせは以下。
JAL 混雑する時期でもマイルで予約できる「いつでも特典航空券」を国内線に導入

JAL いつでも特典航空券

通常、特典航空券で予約できる「1便あたりの座席数」は数席と決まっており、有償予約なら空席がある場合でも、特典航空券では「残席ナシ」になることがあった。
特に人気が集中する連休での「特典航空券の予約」は、かなり難易度が高い。

新しく始まる 「いつでも特典航空券」 では、通常より高い必要マイル数を払えば、混雑時でも「空席がある限り」特典航空券の予約ができるようになる。

「いつでも特典航空券」で必要になるマイル数と、通常の必要マイル数の比較は以下。

区間
(距離)
区間
サンプル
通常
(片道)
いつでも特典航空券
(片道)
A区間 東京-大阪
東京-名古屋
6,000マイル13,000マイル
B区間 東京-札幌
東京-沖縄
7,500マイル24,000マイル
C区間 東京-石垣
東京-宮古
10,000マイル40,000マイル

「いつでも特典航空券」では、通常の2.2~4倍の必要マイル数となる。

JALについては、2018年に国際線で「JAL国際線特典航空券PLUS」を開始している。
こちらも追加の必要マイル数を支払えば「特典航空券の残席」に縛られず、空席があれば予約できるというものだった。
JAL国際線特典航空券 各路線の必要マイル数

今回始まる国内線の「いつでも特典航空券」は、それの国内線版ですね。
通常より高額なマイルを支払えば、特典航空券の残席枠に縛られずに予約できるようになる、という。

eJALポイントの方がお得な場合も

JALマイルは、JAL航空券の支払いに利用できるeJALポイントに交換することもできる。
この場合の交換レートは、10,000マイル→15,000eJALポイント(=1.5万円)
JAL eJALポイント

「いつでも特典航空券」でマイルを使うより、マイルをeJALポイントに交換した方がお得な場合もあるので、「いつでも特典航空券」を使う場合には、その点は注意が必要。

例えば「いつでも特典航空券」 では、東京-宮古の必要マイル数は片道4万マイル。
その4万マイルをeJALポイントに交換した場合は、6万円分となる。

一方、宮古のハイシーズン8~10月におけるJAL航空券の運賃をみてみると・・・
JALグループ、2022年8月5日~2022年10月29日搭乗分 「特便割引」「先得割引」「スーパー先得」「ウルトラ先得」を届出

現金運賃で片道6万円を超えるのは以下の場合のみ。

  • 8月
  • 特便タイプA以上

逆に言うと、7月や10月、もしくは8月でも先得割引・スーパー先得・ウルトラ先得や特便タイプB・Cのチケットが残っていれば、運賃は片道6万円以下なので「eJALポイントを使った方がお得」ということになる。
※東京-宮古は片道2万円台~

東京-沖縄なんかでも、似たようなことがあり得る。
※「いつでも特典航空券」 における東京-沖縄の必要マイル数(片道)は24,000マイル→36,000eJALポイント

また、eJALポイントや現金を使った予約であれば、マイルやFOPの付与があるというメリットも。
※一方で特典航空券は変更可能だったりフレキシブルに使える側面はある

当然ながら 「いつでも特典航空券」 を使った方がお得という場合もあるので、都度「どっちがお得か」を判断した方がいいという感じですね。

ほい。

個人的に使うかどうかでいうと、使わない気がします。。。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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