※この記事は古いため、下記を参照
https://www.bousaid.com/2019-03-08-074329/
ANAには、「アップグレードポイント」というものがあるんすね。
名前の通り、座席のアップグレード(エコ→ビジネス、ビジネス→ファースト)に利用できる。
また、本人や同行者のラウンジ入場にも利用可能。
その「アップグレードポイント」の貯め方や、使い方について。
メモにて。
公式サイトはコチラ。
アップグレードポイントとは | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
自分の所有アップグレードポイント数はコチラ。
https://cam.ana.co.jp/psz/amcj/jsp/renew/upgrade/upgradeReference.jsp
アップグレードポイントの貯め方
「アップグレードポイント」は基本的に、プレミアムメンバーに、前年の搭乗実績で付与される。
しかし、それ以外の入手経路もある。
そこら辺について。
前年の搭乗実績(ブロンズ以上/ANA便のみ対象)
ブロンズ以上の、いわゆる「プレミアムメンバー」(ブロンズ・プラチナ・ダイア)は、前年の搭乗実績に応じてアップグレードポイントが付与される。
1月~12月のANAグループ運航便のご利用で獲得されたプレミアムポイント数に応じて、翌年度のプレミアムメンバーにプレゼント
「プレミアムメンバー」の詳細はコチラ。
一年間のプレミアムポイント数で、 翌年度のプレミアムステイタスが決まります。 | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
「搭乗実績」とは、なにか?
これは、搭乗毎にもらえる「プレミアムポイント」(PP)の数。
プレミアムポイントとは | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
そもそも「プレミアムメンバー」になるには「プレミアムポイント」(PP)が必要。
なので、ブロンズ会員以上であれば基本的に「プレミアムポイント」(PP)を持っているはず。
例えば、SFC修行をしてプラチナ会員になった場合。
5万PP/年を貯めることになるので、翌年にもらえるアップグレードポイントは、、、
20ポイント。
ただし。
獲得PPの中でも、ANA便で獲得したPPがアップグレードポイント付与計算対象。
例えば5万PPのうち半分をスターアライアンス他社で貯めた場合、2.5万PP=8アップグレードポイントになる。
このため、SFC修行をする場合は、「5万PPの全てをANA便でとってみる」というのも1つの考え方。
まぁプラチナの場合、アップグレードポイントにそこまで価値があるかと言われると、アレだけど。
※厳密にはANA便で4万PPあれば、20ptもらえる
具体的にもらえるポイントは、、、
獲得PP | アップグレードポイント付与 | 目安 |
---|---|---|
0 | 0ポイント | – |
1~9,999 | 4ポイント | – |
10,000~19,999 | 6ポイント | – |
20,000~29,999 | 8ポイント | – |
30,000~39,999 | 10ポイント | ブロンズ(全てANA便の場合) |
40,000~79,999 | 20ポイント | プラチナ(ほぼANA便の場合) |
80,000~119,999 | 40ポイント | ダイヤモンド |
120,000~149,999 | 50ポイント | – |
150,000~199,999 | 60ポイント | – |
200,000~249,999 | 80ポイント | – |
250,000以上 | 100ポイント | – |
※ブロンズでもANA便1.5万PPが必要なので、なぜ9999以下が設定されてるかは分からないが、大手企業にステータスをバラまいた場合かな?→平SFC会員用?
上記の通り、PPに対する獲得アップグレードポイント付与率は、一律ではない。
いずれにしろ、SFC修行をする場合は、4万PPを超えるとアップグレードポイントが20ptになるので、そこら辺は意識してもいいかも。
あと、8万PPではアップグレードポイントが40pt付与。
また、別件だが8万PPは「限定特典」として「ANA SUITE LOUNGE」ご利用券(3枚)がもらえる。
プラチナ基準を超える場合や、ダイヤになりそうな場合、ANA便での8万PPは意識してもいいかもしれない。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/detail/selection.html#section04
ブロンズ以上のSFC会員(4ポイント/年)
SFC(スーパーフライヤーズカード)については、下記参照。
スーパーフライヤーズカード | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
ブロンズ以上のSFC会員には毎年4ポイントが付与される。
※家族会員は対象外で、本会員のみ
「ダイヤモンドサービス」メンバー、「プラチナサービス」メンバー、「ブロンズサービス」メンバーかつスーパーフライヤーズ会員のお客様には、一律4ポイントをプレゼントいたします。
アップグレードポイントとは | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
クレカ持ってるだけで、毎年アップグレードポイントをゲット。
※追記:ブロンズ以上じゃないともらえないのだった
ANA便の利用実績が、年に1回はないと付与されないので注意。
ちなみに、SFCカードを1月末までに作るか、2月以降で作るかで、その年の付与タイミングが決まる。
もらえなくなるワケではないが、2月にもらえるか、4月以降にもらえるかの違いがでる。
毎年1月末日までにご入会いただいた本会員の方(家族カード会員を除く)を対象に、翌年度4月から1年間ご利用いただけるアップグレードポイントをプレゼントいたします。ご利用方法などは3月下旬頃ご案内いたします。 (2月以降ご入会の場合は翌年4月からご利用になれます。)
ダイヤモンド会員の選択特典(12ポイント/年)
ダイヤモンド会員のみ、「7つのコースから選べる特典」というのがある。
年に1度「好きな特典選んでね-」って感じの。
その特典コースのうちの1つにあるのが、アップグレードポイント付与(12ポイント)。
「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様だけに、お届けする特典です。
ライフスタイルに合わせて、7つのコースをご用意しています。お好きなコースをひとつお選びください。
↓
アップグレードコース
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/detail/selection.html#section05:url
どれを選ぶかは人によると思うけど。
当方、ダイヤモンドになったことないから分からない。
アップグレードポイントの使い方
アップグレードポイントは、座席のアップグレードや、ラウンジに使える。
そこら辺について。
座席のアップグレード
座席のアップグレードについては、下記参照。
空の旅をゆったりと | プレミアムメンバーサービス | ANAマイレージクラブ
最初に留意点。
- ポイントで座席をアップグレードしても、もらえるフライトマイルはアップグレード前の座席クラスの分のみ
- マイルでとった「特典航空券」やツアー料金での搭乗については、国際線の場合はアップグレードNG。国内線はOK
- アップグレードは、特典利用者登録済みの家族(2親等以内)にも適用OK
- アップグレードポイントでUGできる席数が設定されている(空席があってもそれを超えたらダメ)
それで、必要なポイント数は、、、
国内線 | 全路線 | 普通席→プレミアムクラス | 4ポイント |
国際線 | 中国/台湾/韓国 | エコノミー→ビジネス | 6ポイント |
国際線 | 中国/台湾/韓国のアジア | エコノミー→ビジネス | 8ポイント |
国際線 | オセアニア | エコノミー→ビジネス | 10ポイント |
国際線 | 欧米 | エコノミー→ビジネス | 10ポイント |
国際線 | 中国/台湾/韓国以外のアジア | ビジネス→ファースト | 16ポイント |
国際線 | 欧米 | ビジネス→ファースト | 20ポイント |
※片道毎に必要なポイント
※エコノミーからファーストクラスへのアップグレードは不可
ただし。
簡単には使えない。
そんなに甘くはない。
まず「国内線」は、
- 出発当日に
- 空港(カウンターか自動チェックイン機)で
- まだプレミアムクラスに空きがあれば
使える。
当日時点で、プレミアムクラスに空きがなかったら?
解散~。
人気路線(沖縄とか)の繁忙期は、ハードルが高いので、繁忙期以外やマイナー路線がいいかな。
一方、国際線の方は?
国際線は当日でなく、355日前〜搭乗の24時間前まで、アップグレード予約可能。
お、いいね。
ただし。
こっちも甘くない。
というか、より厳しい。
まず、ツアー料金や特典航空券は、アップグレード対象外。
更に、「アップグレード対象の予約クラス」である必要がある。
あの、運賃カテゴリ名に「Plus」(アップグレード可能の意)がつくやつ。
エコノミーの予約クラスでいうと、Y/E/B/M(100%積算)。
「運賃カテゴリ」や「予約クラス」、「アップグレード可否」については、以下を参照。
ANA国際線でマイル/PP計算に使う「予約クラス」と、「運賃カテゴリ」(Value/Basic/Flex)の関係をチェック(「エコ割」廃止後) – やじり鳥
つまり?
そもそも、チケット代が高い。
例えば。
東京-シンガポールの一番安いエコノミーは3.6万円とか。
一方、アップグレード対象の一番安いエコノミー(予約クラスM)は、17万円。
たけぇ。
このため、自分は「アップグレード可能で、できるだけ安いチケット」ということで、「Super Value Plus」を探していた。
Super Value Plus カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥
また、安いプレエコ(予約クラスはエコノミーのEとかになる)も、同じ意味で探していた。
しかし、、、
残念ながらJGC修行中ということもあり、うまく使えなかった。。。
おー尿!!
(Oh No!!)
そんな中・・・
ダイヤモンド会員は、これらの悪条件を吹っ飛ばす威光を発揮する。
なんと、ダイヤ会員は、アップグレード対象の予約クラスでなくても、アップグレード可能。
(安いチケットでもUG可能)
すげぇ。
ただし、通常の2倍のアップグレードポイントが必要で、手続きは当日の空港でのみ。
国際線にご搭乗の「ダイヤモンドサービス」メンバーのお客様は、当日空席があり、アップグレードの要件(上位クラスのお座席、お食事など)が整った場合に限り、アップグレードの対象とならない予約クラスでご購入の場合でも、2倍のアップグレードポイントご利用によって、アップグレードを承ります。
※上の表記をみると、特典航空券はダメな気がする。知らないけど。
2倍必要でも、これはかなりデカいよなぁ、、、と。
SKYコインに交換(1pt=1000コイン)
アップグレードポイントは、SKYコインに交換できる。
当方は、結局これになった。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/detail/delight.html#section05
交換自体は一応「ANAアップグレードポイント-ANA SKY コイン交換キャンペーン」というキャンペーン扱いだが、毎年更新されている。
アップグレードポイントの1ptを、1000コイン(1000円分)に交換可能。
SFC修行で20ポイント持ってたら、2万円分。
SKYコインは、ANAの航空券やツアー代金の支払いに使える。
(1ポイント=1円/使用期限は獲得から1年)
ラウンジ入室
ANAラウンジに入れる。
必要ポイントは、2ポイント(1名あたり)。
https://www.ana.co.jp/amc/reference/premium/detail/comfort.html#section02
同行者にも適用可能。
また本人不在でも、事前に特典利用者登録した2親等以内の家族なら使える。
「ANA LOUNGE」はプラチナ以上やSFC会員は無料で使えるので、どっちかというと同行者や家族用かな?
ただし、ファーストクラス用の「ANA SUITE LOUNGE」は対象外。
「ANA LOUNGE」のみ。
付与タイミング
アップグレードポイントの付与タイミングは、2/1と3/1だった。
2月1日 | プレミアムポイント連動分アップグレードポイント |
3月1日 | SFCカード会員アップグレードポイント |
ただし、SFCカードを2月以降になってから作った場合、付与タイミングは4月以降になるので注意。
使用期限については、下記。
使用期限
アップグレードポイントの期限は、毎年3/31まで。
4月になると消滅してしまうので、それまでに使う必要がある。
スカイコインへの交換は、リアルタイムに完了するので、一応3/31の夜(23:59)まで大丈夫。
ただ、忘れて日をまたぐ悲劇なので、注意したい。
3/31時点で余ってたら、とりあえずSKYコイン(使用期限は1年)に交換する。
まとめ
SFCをとった後、JGC修行に行ってしまったので、使う暇がなかったぜ。。。
本当は、座席のアップグレードで使ってみたかったのに。
一応、国内線のプレミアムクラスには2回(行きと帰り)だけ使った。
国内線だと特典航空券でもUG可能なので、当日限定とはいえ使いやすい。
ただ、国際線で使いたかったんだよなぁ。。。
失敗したでござる。
まぁいいや。
とりあえず、スカイコインをゲッツ。
スカイコインで どこ行こう♫
(「ステップワゴンで どこ行こう♫」のリズム)
そんな感じ。