外国のテレビCMが好きでちょこちょこ集めてたんだが、youtubeが出て一気に状況が変わった。
以前は、ファイル交換はテレビCMでも非合法だし(Gnutellaの初期から外人も日本人も交換してる人はいた)、雑誌「広告批評」の付録DVDで1年に1度だけ入手できるくらいだったのが(去年廃刊した)、今では検索youtubeで一発だもんね。
えらい世の中になったもんだ。
で、たまたまペプシにおけるマーケティングの歴史の本を読み終えて、懐かしくなったのでブリトニースピアーズのCMを見つつ。
過去のCMのセルフカバーCMなんだが、元ネタを探してみようとyoutubeを検索してみた。
1950年代 「ソシアブル」
BBDOが代理店になる前の、最期のキャンペーン。「ソシアブル(社交的)」。
ターゲットは30代の上流階級だが、製品の属性=「安くて手軽なソフトドリンク」との整合が悪く、ウケもよくなかったらしい。
社交的に、聡明に、ペプシで今日を生きよう。軽くさわやかなペプシを飲もう。いつまでも若く、美しく、晴れやかに。社交的に、ペプシを飲もう。
1958年 「For Those Who Think Young」
キャンペーン「ソシアブル」の失敗の後、ターゲットを洗い直し、若い人に向けた(もしくは若さをイメージした)CMキャンペーンを始める。
「For Those Who Think Young」
(さぁ、ペプシにしよう。心が若い人たちに)
joanie sommarsの歌がかわいいです。
1963年 「ペプシ・ジェネレーション」
Come Alive! You’re in the Pepsi Generation.
(奮い立て、ペプシ世代)
コーラのビンや炭酸の弾ける様子でなく、消費者の「人生を楽しむ様」をカメラで演出して、大当たりだったという「ペプシ世代」キャンペーン。
1966年 「太刀打ちできない味」
新たに就任した社長は、製品を前面に出さないCM(「ペプシ・ジェネレーション」)に懐疑的で、就任早々より直接的で、オーソドックスな手法で消費者に訴えるキャンペーンをはじめる。
それっぽいCMをみつけることができなかったので、↓は関連動画。
Taste that beats the others cold.Pepsi pours it on.Pepsi’s got that special taste.Created for the gold
1972年 「Pepsi’s got a lot to give」
コーラそのものを前面に出したCMから、「ペプシジェネレーション」風の演出に回帰したキャンペーン。
1960年代の「ペプシ・ジェネレーション」と区別がつきにくいので分からないが、多分↓。
1989年 「a generation ahead」
Simply Irresistible by ロバート・パーマー
いきなり80年代の後半に吹っ飛んだ。
そして現代へ
ブリトニー・スピアーズのヘン顔がかわいい。