携帯小説で一世を風靡したスターツ出版の株価を久しぶりにみてみたら、えらい上がっていたのでIRをチェックした。
決算報告をみると、
・書籍(OZマガジンや携帯小説の書籍)の売上は顕著に落ちている
・OZmall(女性向けポータルPC&携帯)の売上が伸びている
・書籍が減り、ネットが伸びて、全体の売上はやや減少だが、利益率が大幅に向上
と、まぁ減収増益。
ネットの売上増というのは、純広告は広告不況で落ちつつも、いわゆるアフィリエイトが伸びているらしい。
ここのアフィリエイトというのは、OZmallでのレストランやホテル予約のキックバック。
特に、携帯サイトからの予約が伸びている、と。
「携帯」。「アフィリエイト」。
まだまだそういう時代なんだなー、と。
GreeにしろDeNAにしろ、元気のいい会社は大抵「携帯」とか「アフィリエイト」というキーワードがついてまわるよね。
正直GreeがPC中心から携帯&アフィリエイトに路線変換した際は、「おー、今から参入なのか」と思ったけど、結局上手くいったという。ドジョウは2匹でも3匹でもいるんだな、と。
もちろん、DeNA・Gree系のような
ゲーム+SNS系&携帯サイト入会で紹介料アフィリエイト
はちょっとした赤い海になってる風はある。
しかしOZmallのように
・メディア=女性向けポータルサイト(PC/携帯)
・ターゲット=首都圏女性
・レストラン予約系アフィリエイト
とターゲットを絞ってメディアと商材を選べば、まだまだ「携帯」+「アフィリエイト」というスキームが有効かも、と。
まぁスターツ出版の場合はアフィリエイトの売上が数字で出てないので、IRの額面通り上手く言っているかは確証ないけど。
「予約」アフィリエイト自体は、昔からジョルダン(売上の25%は旅行予約関連)とか楽天とか成功しているところは色々あると思うけど、細かいセグメントの中での小さな成功、という意味で新鮮だったので。
ちょっと面白いな、と思った。