佐世保の日本一長い商店街
佐世保駅にやってきた。
長崎駅から快速電車で2時間。
思ったより、遠いね。

駅の近くには「四ヶ町商店街」の入口がある。
その長さは960mで、直線のアーケード商店街としては日本一の長さ。
「直線のアーケードとして」というのがポイントで、長さ自体が日本一ということではない。

商店街は幅11mと広々としており、歩きやすい。
テナントも元気に営業中。
飲食店・スーパー・百貨店など、何でも入ってる感じですね。

↑は「エレナを知らないのに『エレナmini』とは・・・」と気になって撮ったが、調べて見ると「エレナ」は長崎・佐賀のローカル・スーパーであるらしい。
確かに長崎県内では、あちこちで見かけた。
この商店街には「玉屋のサンドイッチ」で有名なデパート「佐世保玉屋」があり、また商店街から一本奥に入ると「ベーコンレタスバーガーの始祖」たるハンバーガー店「ビッグマン」がある。
また商店街の終端まで行き、更に少し歩くとハンバーガー店「ログキット」本店がある。
ということで、今回はこの商店街をブラつきながら佐世保名物を食べてきたというワケ。
それでは早速、レッツらゴー!!
ベーコンレタスバーガーの始祖「ビッグマン」
まず訪問したのは、「ビッグマン」(BigMan)。
佐世保駅から徒歩12分、商店街から外れて曲がったとこにある。
佐世保バーガー BigMan 京町本店(食べログ)

こちらのお店は、「ベーコンエッグバーガーの始祖」と言われている。
今ではありふれたメニューなのでピンとこないが、昔のベーコンは高いわりに美味くなく、今ほど普及していなかったらしい。
神戸の木村屋総本店で10年修行した創業者がホテル朝食のベーコンに衝撃を受け、佐世保に帰って「自家製ベーコンを作るところから始めた」というのが、1970年創業のビッグマン(BigMan)。
なおBigMan創業者はそれ以前にも「らりるれろ」という佐世保では有名なハンバーガー・チェーンを営んでおり、今でいう「佐世保バーガー」の歴史に貢献してきた人であるようだ。
ビッグマン公式HP ごあいさつ

他でも食べ比べ予定のためセット・メニューは避け、単品で「ベーコンエッグバーガー」(770円)とレモンスカッシュ(220円)を頼むことにした。
店内は狭く、席数は少ない。
まずはレジで注文してから番号をもらって店外で待機。
席が空いたら、番号で呼ばれるシステム。
まだ空いている時間だったんで、比較的短時間で店内に入ることができた。

やって参りました。
ベーコンレタスバーガーとレモンスカッシュ。

これは、非常に美味かった!
「なるほど、これがベーコンエッグバーガーか」と。
いわゆる「パテの肉感」が前面に出たハンバーガーではない。
作りたてほやほや、表面パリっ・噛めばフンワリのバンズ。
さすが創業者がパン職人だけあって、クオリティ高し。
主役は自家製べーコンの、ふくよかに香るスモーキー感。
そしてシャキシャキの玉ねぎ・レタス・トマト。
それらをジューシーにまとめるのが、リンゴ入りの爽やか特製マヨネーズ。
甘過ぎず、新鮮野菜と絡んでフルーティーな印象さえ醸し出す。
噛みしだいていくと、パテと卵も参戦。
肉汁と満足感が与えられる。

良いですね~。自分は、相当気に入りました。
いわゆる「肉・肉」してるハンバーガーとは違う、どこか爽やかなハンバーガーだったな。
ログキット「スペシャルバーガー」
ログキットは佐世保バーガーの有名店。
佐世保駅にも支店が入っているんだが、せっかくなので本店まで行ってみることに。
ログキット 佐世保本店(食べログ)

店舗は2階にあり、まずはカウンターで注文。
席が空いていなかったので、電話番号を伝えて外で待機する。
(席が空かない可能性もあるので、テイクアウトもオススメされる)
看板メニューは「スペシャルバーガー」だが、かなりサイズが大きいようなのでSサイズを選択。
「スペシャルバーガー(S)」(693円)とドリンクMで、合計871円。

店外にも多少座って食えそうなスペースがあったのでテイクアウトでお願いしていたんだが、電話がかかってきて「席も空きましたけど、どうします?」と。
店内カウンター席でいただくことにした。
※他に少しだけテーブル席もあり

「サイズSでも大きすぎたらどうしよう」と思ったが、問題なかった。
サイズSは、ホントにコンパクトな感じ。

ハード系のパンで、こんがり焼き目もついている。
これは美味かった。
かぶりついてみると、甘い。
全体的に甘いね。
特製マヨネーズは「はちみつ入り」で、かなり甘いです。
長崎では甘いのが好まれるので「甘いマヨネーズ」が多いらしい。
パンもちょっと甘い香り。
個人的には、ちょっと甘すぎたかなぁ。。。
「玉屋のサンドイッチ」(ラビアンローズ)
商店街に戻り、百貨店「佐世保玉屋」へ。

テナントのフルーツパーラー「ラビアンローズ」で売られているサンドイッチが美味く、佐世保のソウルフードとして親しまれているらしい。
通称「玉屋のサンドイッチ」。
ラビアンローズ (食べログ)
玉屋に入って1階に、ありました「ラビアンローズ」。
サンドイッチは800円。

そこそこのサイズ感の箱に入っているサンドイッチ。
テイクアウトでいただきます。

ホントはホテルに持ち帰って夜食にしようと思ったんだが・・・
少し歩いて佐世保駅に辿り着くと、小腹が空いた。
人間のカラダって、不思議。
駅前のベンチで、早速いただきます(笑)

結構なボリューム。
具材はシンプルにレタス・トマト・キュウリ・ハム・玉子。
食ってみると、甘くてフルーティ。
美味しい!
特徴としては、はちみつ入りの特製マヨネーズが溢れんばかり、大量に入っている。
そのマヨネーズはサラッと粘性も低く、箱の底に垂れて溜まるほどクリーミー。
その瑞々しさと、ほどよい一口サイズで、スイスイいけちゃう。
ハンバーガーの「はちみつ入りマヨネーズ」はちょっと苦手だったが、このサンドイッチの「はちみつ入りマヨネーズ」は、フルーティーな感じがしてスゴク良いね!
とてもおいしかったです。
結局、駅前のベンチで平らげました・・・。
※2022/02/22追記
コメントで情報をいただきました。
- 玉屋は再開発で2022年2月末に解体される
- 玉屋のサンドイッチは佐世保駅の「エレナ えきマチ1丁目店」でも販売している
ほい。
そんな感じ。