創業40年、福岡で74歳の店主が作る全国3位の絶品ホットドッグ「今屋のハンバーガー」と謎の「ハンバーガー愛好会」

福岡の西公園

「福岡に美味いハンバーガーがあり」ということで、西公園に行ってきた。
71歳のおじいちゃんが作るハンバーガーはマニアが全国3位に選んだ絶品だった

西公園は大濠公園駅から、徒歩15分。
ちょっとした山の上にある公園である。

公園には駐車場もあるので、車でのアクセスも可能。
しかし駅から普通に歩ける、傾斜と距離でもある。
(当方は歩いて行きました)

西公園にある「中央展望広場」からは、福岡の市街地をみおろす景色。

展望台から広場を振り返ると、ありました。

「今屋のハンバーガー」。

この日は天気も良く、すでに広場のベンチでハンバーガーを食べる人の姿も。

「今屋のハンバーガー」はキッチンカー的な屋台で、表の看板には「全国で3位に入りました」の文字。

早速、店の列に並んでみることに。

今屋のハンバーガー

お店には、すでに結構な列ができてました。
さすがに有名店ですね。

形状はハンバーガーというか、ホットドッグですね。
人気メニューは「ミックス・バーガー」(400円)

店主は、御年74歳。
創業40年以上だそうです。

古くから、こちらの公園で親しまれてきた味なんでしょうね。。。
ハンバーガーを売って40年というと、なかなかの歴史です。
※昔は移動販売をしていたとのことなので、西公園での継続年数は不明

店主がお客さんに注文をききながら、手際よくハンバーガーを作っていく。
鉄板でハンバーグを焼き、パンをオーブンで暖める。

ハンバーグを、低温でじっくり焼き上げていきます。
分厚いハンバーグは2つに割って立て、断面も焼く。

ご主人、お歳を考えると、見とれるくらい「テキパキ」とされておりまして。
ゆっくりながら、精錬された動作の1つ1つ。見ているだけで、一種の感動を覚える調理風景。

肉やパンを焼くので、調理時間はそこそこかかったりするワケですが・・・
晴れた日に、眺望の良い公園で、焼けていくハンバーグの匂いを嗅ぎながら。
待ち時間も、実に良い時間が過ごせました。

さて。

ミックス・バーガー(400円)であります。

食べてみると、美味い。
マジで美味い。

パリッとしたパンの薄皮。
噛むとトロける柔らかハンバーグ。
プリプリとしたフランクフルト。
少しだけツンとくるカラシ。

最高やん!!

流石に、全国3位はダテじゃない。
今まで食ったハンバーガーでは、一番美味かった気がします。

いやはや・・・。
腹を空かせていって、正解でした。

カリスマ『ハンバーガーブロガー』に聞いたMyベストハンバーガー5

そういえば、お店の箇所箇所にある「全国3位」の文字。

こちらは、過去に掲載された雑誌の記事からきているようです。
「カーセンサーエッジ」Vol.46(2007年8月2日発売号)で特集された「カリスマ『ハンバーガーブロガー』に聞いたMyベストハンバーガー5」という記事で、「新・ハンバーガー愛好会」が選んだバーガーとして3位に輝いたとのことでした。

情報源をもう少し詳しくみようかと思ったら、過去の「新・ハンバーガー愛好会」のHPアーカイブに記事がありました。
新・ハンバーガー愛好会 CarSensor EDGE

「新・ハンバーガー愛好会」のほか、「ハンバーガーストリート」と「palog(ハンバーガーブログ)」の主宰者が、それぞれコメントしています。
僕が選んだのは、以下の5種類でした。
誌面では1〜5位になってますが、北から南に並んでいるだけです。

  • 札幌「ハンバーガーリサ」のハンバーガープレート
  • 西宮「エビスバーガー」のベジタブルベーガー
  • 福岡「今屋」のミックスバーガー
  • 糸島郡志摩「ナッティドレッド」のジャークチキンバーガー
  • 沖縄「ジェフ」のぬーやるバーガー

この記事、筆者的には「北から南に並んでいるだけ」ということだったんですね。
ただ雑誌の紙面上では「3位」とちゃんと記載があるので、あくまで「全国3位」ではあります。
(編集側で順位をつけたんでしょうかね)

それより気になるのは、「新・ハンバーガー愛好会」の文字。

ハンバーガー愛好会

「今屋のハンバーガー」を雑誌で紹介したのは、「新・ハンバーガー愛好会」の主催者
「新・ハンバーガー愛好会」って、どこかで聞いたことがあるな?と思ったら・・・

「ハンバーガー愛好会 金賞受賞」ラッキーピエロですね。
函館の有名ローカルチェーンで、謎の団体「ハンバーガー愛好会」から金賞を授かったという・・・。

WikiPedia ラッキーピエロ
「ハンバーガー愛好会 金賞受賞」を謳っているが、店によると大学生のグループで、1987年頃の受賞とのこと。
他に受賞を謳うハンバーガー店は存在せず、現在この団体が実在するのかは不明である。
味噌研究家で知られる新井由己が、この謳い文句をきっかけに「新・ハンバーガー愛好会」を立ち上げ参加者を募っているほか、「ハンバーガー愛好会」関係者からの情報提供を求めている。

「新・ハンバーガー愛好会」は、この謎の団体「ハンバーガー愛好会」にちなんで名付けられたようです。

ただ、その新しく作られた「新・ハンバーガー愛好会」の方も、現在はもうないかな?
今はWEBサイトもみることができず、辛うじてWebArchiveに残っているくらい。

ハンバーガー愛好会(1987年)。
新ハンバーガー愛好会(2007年)。

選ばれたハンバーガーは、今ではいずれも全国的に有名なバーガーになってますね。

会自体は残ってないようですが、時代時代で選ばれたバーガーが、ちゃんと今でもローカルで愛されてるんだなぁ、と。
感慨深く思った次第。

ほい。

そんな感じ。

ニューヨークのソウルフード「ホットドッグ」スタンドを食べ歩く。「Gray’s Papaya」と「ネイサンズ」が美味かった。 – やじり鳥

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