「東京大学」の本郷キャンパスでミニ観光してきた(安田講堂・三四郎池・中央食堂・食堂もり川)

正門から入り安田講堂に至る

東京大学の本郷キャンパスは、一般人でも自由に見学できる。
キャンパスへの出入りは早朝から深夜まで可能だが、見学は7時~18時の範囲と決まっている。
本郷キャンパスの見学について

キャンパス内には安田講堂や三四郎池などの観光スポットがある。
また、一般人でも入れる学食(中央食堂)もある。

今回は、日曜の昼に東大をミニ観光で訪問してきた。

まず、「東大と言えば、赤門だろう」と思い地図を頼りに赤門へ。
しかし、赤門は閉ざされていた。

東京大学 赤門

耐震性の問題があり、2021年から通行禁止となっているらしい。
(本郷)赤門の閉門

そこで、少し離れたところにある正門へ。
こちらは、日曜でも小扉が開いていた。

東京大学 正門

正門をくぐると、「銀杏並木通り」が真っ直ぐと伸びていた。
このまま銀杏並木通りを進むと、安田講堂に辿り着く。

東京大学 銀杏並木通り

秋の銀杏が見事らしいが、晴れた6月の爽やかな緑も悪くなかった。
良い気分で歩ける。

キャンパス内には、散歩している家族連れなども多数。
また建築をスケッチしているグループや、ボーイスカウトの子供たちがいた。
地域住民に開かれたキャンパスなんだろう。

並木通りに面した、法文2号館の様子を眺める。
歴史を感じる、ゴシック様式の建築だった。
建築家の名を冠して内田ゴシックとよばれるらしい。

東京大学 法文2号館

さすがに東大は、建築も重厚というか、見事なもんだな、と。

並木通りをまっすぐ進むと、かの有名な「安田講堂」に至る。
東大のシンボルらしいが、個人的には安田講堂事件の名で知るのみではある。
東大安田講堂事件

東京大学 安田講堂

これが東大か。

東大には無縁の人生ではあったが、日本の最高学府の中でもシンボリックな存在。
ちょっとした感慨は、ある。

近寄ってみると、柱はボロボロ。
歴史を感じるね。

東京大学 安田講堂 入口

安田講堂の脇には下に降りる階段があり、中央食堂(学食)に行ける。
中央食堂は、安田講堂の地下にある形。

東京大学 安田講堂 地下への階段

中央食堂でカレーを食べる

中央食堂は、一般人でもメシを食える。
東京大学 中央食堂

今回は、その中央食堂でランチを食うことにした。
日曜も営業しているのは、ありがたい。

中央食堂 入口

日曜の営業時間は、11:00~14:00であった(画像の左側)。
営業時間は、下記からも確認できる。
生協 営業時間

東京大学 中央食堂 営業時間

営業時間の看板の裏をみると、平日用?混雑時用?の看板(画像の右側)もあり。
それによると、「11:30~13:30は学生以外はご遠慮ください」とあった。
※この日は左側の看板が掲げられていた

中に入ると、キレイで広い空間となっていた。
2018年に大きなリニューアルして、現在にいたる。
東京大学中央食堂全面リニューアルオープン!
学内広報(pdf)

東京大学 中央食堂 内観

飯モノや麺などのコーナーがあるカフェテリア方式
トレイに好きなモノを集めて、レジで一式会計。
会計はクレカ決済に対応している。

東京大学 中央食堂 マップ

今回、名物の「赤門ラーメン」を食いたかったんだが、麺コーナーは休み。
これは想定外であった。ショック!!
学食訪問 東京大学「赤門ラーメン」 ピリッとした辛さの汁なし麺

日曜だからか?、「丼・カレー」コーナーのみオープンしていた。

東京大学 中央食堂 カフェテリア

注文して作ってもらうライブキッチンと、自分で拾っていく惣菜コーナー。

ライブキッチン(丼・カレー)のメニューは以下。
一般人の料金は黒字、組合員(学生)の料金は赤字。

東京大学 中央食堂 メニュー

味噌汁が税込み48円、カレーは342円。
やっぱり学食は、お安いですな。

今回は、ヒレカツカレーを食うことにした。

東京大学 中央食堂 ヒレカツカレー
  • ヒレカツカレー(513円)
  • ほうれん草ひじき和え(97円)
  • みそ汁(48円)

合計で、658円なり。

カレーは、甘口。
ヒレカツは、作り置きのものをのせた形だが、まだあったかくてラッキーだった。

味はまぁまぁ。
ルーは少なめかな?

味として特筆すべき点はないが、コスパもいいしね。
トータルでは、うまかったですよ。

三四郎池を2回めぐる

中央食堂、つまり安田講堂の隣には、三四郎池がある。
これまた有名な池である。

東京大学 三四郎池

正式名称は「心字池」だが、夏目漱石「三四郎」で舞台になって以降は「三四郎池」とよばれている。

池の周囲をグルッと回る散策路がある。
これは山の中にいるかと錯覚するようで、良い散歩コースであった。

東京大学 三四郎池 景色

小さな滝があったり、錦鯉がいたり。
5分もあれば、一周できる。

良いコースだが短くて物足りなかったので、2周した。

かの三四郎も、この池を2周している。

田舎から上京して、東京大学に入学した三四郎。
東大の立派な建築に感服しつつ、教室に向かうが・・・

三四郎は見渡すかぎり見渡して、このほかにもまだ目に入らない建物がたくさんあることを勘定に入れて、どことなく雄大な感じを起こした。「学問の府はこうなくってはならない。こういう構えがあればこそ研究もできる。えらいものだ」――三四郎は大学者になったような心持ちがした。
 けれども教室へはいってみたら、鐘は鳴っても先生は来なかった。その代り学生も出て来ない。次の時間もそのとおりであった。三四郎は癇癪を起こして教場を出た。そうして念のために池の周囲を二へんばかり回って下宿へ帰った。

夏目漱石「三四郎」

個人的に「三四郎」は学生時代に何度か読んだが、さっぱり記憶に残らない本であった。
今になって読んでみると、上記のくだりだけは非常に共感できる内容であった。

当方の感受性アンテナが、名作古典に少しでもひっかかってくれて良かった。

東大生と共に明治から「食堂もり川」

別日に、東大の近くで夕飯を食った。
「食堂もり川」である。
食堂もり川(食べログ)

食堂もり川 外観

看板には「東大生と共に明治から」とある。
東大が近いので、昔から東大生がよく食いに来るんだろう。

食堂もり川 看板

中に入ってみると、レトロな定食屋の風貌。
テーブル席と、カウンター席。

食堂もり川 内観

先にレジで注文と会計を済ませるスタイル。
レジ前に立って、メニューを眺める。

食堂もり川 メニュー

あらかじめ下調べはしていた。
メンチカツが有名らしい。

「もり川特製メンチカツ定食」(980円)
オプションでネギトロを追加して、1180円。

食堂もり川 メンチカツ定食

メンチカツは、大きなトンカツ・サイズ。
そして、これがまた美味かった!!

手作りメンチカツ、粗挽き感あふれるゴロゴロの肉に、溢れる肉汁。
さすがに、メニュー名に「もり川特製」を冠するだけあるな、と。

食堂もり川 メンチカツ 拡大図

ポテサラや野菜も、うまい。
全体的に、クオリティが高いっすね~。

最後にネギトロをご飯にのっけて、醤油でいただく。
最高です。

これは、コスパもいいし、うまいし。
通いたくなる感じですな。。。

なお、自分が食事中にもひっきりなしに学生さん?が来店していた。
学生さんは、たいてい日替わり定食を頼んでました。
またテイクアウトも対応しているらしく、電話で注文してから来店する近所の住人もちらほら。

今度きたら、また別メニューを頼んでみたいなと思いました。

ほい。

そんな感じ。

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