ユナイテッド航空のステータスマッチが悪用されているとの噂
ユナイテッド航空のステータスマッチ
ユナイテッド航空は2024年1月にステータス・マッチ(ステータス・チャレンジ)をリニューアルした。
幅広い航空会社のステータスから、即座に120日間の一時的なUAステータスが付与される。
120日間の間に搭乗条件を満たせば、それ以降のステータスも確保できる。
ユナイテッド航空 ステータスマッチ
MileagePlus Premier Status Match
ステータスマッチの申請画面では、他社ステータスを示すカードのスクショ画像や会員番号を入力する。

ステータスのスクショ画像は、プログラムによる機械処理で判定される。
迅速かつ低コストなステータスマッチ運用が可能になったのが、UAの新ステータスマッチ制度の画期的なところだった。
いちいち人がチェックしてたら、対応が遅くなるし、コストもかかる。
対応する航空会社は多く、JAL・デルタ航空・中華航空・中国南方航空など多くの会社を選択できる。
※UAと同じスターアライアンスに属しているANAや中国国際航空は選択できない
偽造ステータスカードと偽造アプリによるステータスマッチ
最近、このUAステータスマッチについての悪用が問題になっている。
中国で「偽造ステータスカード」や「偽造アプリ」によるステータスマッチが急増しているらしい。
- LL – Reader Email: Widespread United Status Match Fraud In China With Fake Apps
- VFTW – United Airlines Status Match System Is A Scammer’s Dream
流れとしては、以下のような形。
- 中国において、航空会社のデジタル会員証を偽造するツールが出回っている
- 指定した航空会社の上級ステータスを示すデジタルカードが、一瞬で偽造される
- この偽造カード(のスクショ画像)を元に、ステータスマッチが申請されている
- ユナイテッド航空のステータスマッチのシステムは、画像判定だけでマッチを実施する
- マッチ元の他社会員番号を他社に照合されれば偽造は発覚するが、それには時間がかかる
- 実際に発覚するかはともかくとして、それさえ回避するために「搭乗直前のステータスマッチ」が流行っている
- 偽のステータスでUAステータスを獲得し、同時にスターアライアンス・ゴールドの資格を得ることができる
- スターアライアンス・ゴールド資格があれば、UAでなくとも、例えば中国国際航空への搭乗時に恩恵が得られる
- スタアラ・ゴールドの特典には、ラウンジ利用や手荷物個数がある
- 偽のユナイテッド航空アプリも出回っており、UAステータス(の画面)を職員に提示できる
- 実際のチェックインカウンターやラウンジ入場時には、航空会社のデジタルカードを求められる場合もある
- Android/iPhoneとも偽UAアプリが出回っている(iPhoneではテスト開発用のApple公式TestFlightを使う)
だいぶ荒れてきているようですね。
まとめ
2023年秋に、デルタ航空のステータス制度が「完全金額ベース」に移行した。
他にもコロナ禍の傷を癒やすためか、金額ベースに移行する会社がポツポツと出現している。
デルタ航空のステータス条件が「金額ベース」だけに移行。ANA/JALなど他社からのステータスマッチ実施。
その後は、金額ベースへの移行でステータス陥落するユーザーの奪い合い。
ステータスマッチが活況を呈してきた。
最近増えてきた航空会社のステータスマッチ(LATAM航空・ジェットブルー・アラスカ航空・ケニヤ航空)
ユナイテッド航空も2024年1月、システムリニューアルしてステータスマッチに参戦した。
火種となった?デルタ航空も、負けじと2月にステータスマッチを開始している。
盛り上がって参りました。
本件がどうなるかはともかくとして、しばらくステータスマッチが盛んになりそうですね。
ほい。
そんな感じ。



