備瀬のフクギ並木
沖縄は本部町、「備瀬のフクギ並木」という散策スポットを歩いた。
「美ら海水族館」から徒歩10分。
備瀬のフクギ並木
フクギは南方にみられる樹木で、沖縄などでは防風林として設けられているらしい。
備瀬のフクギ並木も海沿いにある。
しかし「海沿いに1列にフクギが並んでいる」のではなく、フクギの森に集落が覆われていた。
フクギ並木の小径は1本ではなく、網の目のように何本もある。
縦の長さは1kmほどだが迷路のように入り組んでおり、想像してたより歩きがいがあった。
小径を歩いていると、たまにカフェやゲストハウスの看板がある。
また「夫婦フクギ」(地図)や「フール/豚小屋」(地図)などの観光スポットも点在。
「フール」というのは、トイレ兼ブタの飼育小屋で、人が排泄すると下に豚がおりエサとなる。
今では沖縄でも数カ所しか残ってないようだが、「ジョジョ3部のインドでみたヤツだ!」と驚いた。
「豚ファースト」だった琉球王国時代の証!? フールの謎に迫る
ちなみに中に入れるわけではないようだった。
隣に「YonnaBise(よんなーびせ)」というカフェを含む施設があり、カフェは「マラサダアイス」が有名らしい。
出川哲朗がTVで紹介したことがあるとのこと。
歩いていると、なにか独特な感じの石像があった。
強そう。
集落は海に面しており、小径は海にも抜けられる。
あいにくの天気だったが、海沿いは整備された道で、自転車で走る観光客がちらほら。
近くにレンタルサイクルがあるらしい。
福レンタサイクル&一福茶屋
最北まで行くと、備瀬崎(びせざき)がある。
干潮時には歩いて渡れるんだとか。
備瀬崎(びせざき)
ということで、小一時間ほど散歩した。
フクギの木々に囲まれ、入り組んだ小径。
気持ち良く歩けるエリアだった。
夜のフクギ並木
近くのホテルに泊まっていたので、夜の散歩にもフクギ並木を訪れた。
このエリアには飲食店もあるが、閉店する時間はかなり早い。
また街灯もそれほど多くはなく、割と暗闇感があった。
メインストリートだけは車が通行できるので、たまに車の往来があるのみ。
先端の備瀬崎まで歩いて、帰ってきた。
静かな小径で、左右には民家が点在するが、灯りは乏しく。
なんてことないが、夜の散歩も、なかなか。
福助の玉子焼き(備瀬のフクギ並木店)
フクギ並木の入口から少し入ったところに、「福助の玉子焼き」(地図)があった。
沖縄に3店舗あるそうだが、自分は初めての訪問。
ポーク玉子おにぎり、ですね。
お値段は400円~。
今回は「厚焼きポーク玉子おにぎり&クリームスープ」(600円)のセットメニューをいただいた。
券売機(現金のみ)で発券し、店の横にあるイートイン用のスペースで番号が呼ばれるのを待つ。
この日は観光客も少なく、空いていた。
ポーク玉子おにぎりは、なかなか美味しかった。
パリッとした海苔、ふんわりの玉子、塩気の案配も良し。
白飯は少なく軽食にちょうど良い。ガチ飯には足りない。
ポーク玉子は想像していたような味だったが、クリームスープが秀逸だった。
「玉子・ベーコン・マッシュルーム・チキンコンソメ・ホワイトソースを一緒に煮込んで作った店舗オリジナルのスープ」とのこと。
ほんのりしょっぱくて、クセになるスープ。
なんとなく「シーサイドドライブイン」のスープを思い出した。
沖縄は、スープが結構うまいですよね。
沖縄最古のドライブインレストラン「シーサイドドライブイン」(1967年創業)がいろいろ美味かった
コッコ食堂(地鶏黄金そば)
フクギ並木にある「コッコ食堂」で、沖縄そばを食べた。
コッコ食堂 公式サイト
場所が少し分かりにくいが、公式サイトに写真付きの道案内がある。
コッコ食堂 アクセス
今回いただいたのは、「地鶏黄金そば」(950円)。
鶏出汁の沖縄そばです。
店内の貼り紙によると・・・
- 鶏由来コラーゲン(特許製法)をたっぷり使用した体に良いスープです☆
- コラーゲンたっぷりのスープで、店主は肝硬変が治りました!!
ホンマかいな。
食ってみると、普通に美味いかな。
一風変わった沖縄そばが食えたのは、良かった。
座敷なので、足が痺れた。
ちなみに店の営業はワンオペで、「一人でやってるので注文は声をかけてね」と貼り紙があった。
店内に入ってもイチイチ席を案内される感じではないようで、空いている席に座る感じ。
ほい。
そんな感じ。