福岡なら天神、アクロス山を登れ、正福の銀ダラで飛べ

アクロス山のステップガーデン

福岡は天神、都会のど真ん中にアクロス山がある。
天神中央公園の北壁が如くそびえる、高さ60mの「山」である。
アクロス山(Googleマップ)

アクロス山 遠景

アクロス山に近づいてみると、木々に埋もれた建物の壁も見える。
人類が滅びた後に、自然に浸食されて一体化した「文明の名残」のような様相。

アクロス山 近景

この「アクロス山」、中身は「アクロス福岡」という複合施設。
建物の壁が階段状になっており、そこにみっしりと木々が植えられている形。
木々が植えられているのは南面だけで、それ以外の壁は普通のビルのそれである。

アクロス山 ステップガーデン

アクロス福岡が開業したのは1995年、設計は緑化建築で有名というエミリオ・アンバース
開業当初は外壁の木々も少なかったらしいが、15年経った今、木々はビルを埋め付くさんばかりの勢い。

今では「野鳥の会」が訪れるほど野鳥が飛び交い、建築時には植えなかった木々(ビワ・クス)なども「野鳥が種子を運んできて育ったようだ」(関係者談)という案配で、しっかり育っている。

木々に埋もれた階段状の壁は、「ステップガーデン」として開放されており、登ることもできる。
最上階には展望台もある(展望台は土日・祝日のみ開放)。

アクロス山 登山ルート

外壁階段の登山ルートは2つあり、西側の階段と東側の階段。
西が405段、東が404段。東の方が1段少ない。

4階部分と屋上では、西側ルートと東側ルートが繋がっている。
(ビル内部から、外壁の階段にでることはできない)

アクロス山 入口

入口から階段に一歩足を踏み入れると、木々に包まれた階段はまさしく「山」。
気分的には、東京の高尾山に近いだろうか。

アクロス山 階段

ヒヤリと涼しい木陰、階段には苔が生育する。
マイナスイオン感がハンパない。

アクロス山 階段の苔

さすがに400段も階段を登るとなると疲れるわけだが、ご安心。
ところどころにベンチがあり、休憩も可能。

アクロス山 山中のベンチ

4階部分には、東と西の連絡通路がある。
鬱蒼と茂る木々を横目に、通路を歩いて行くと・・・

アクロス山 4階の連絡通路

ところどころに、雨水を放水している配管が設置されている。
ポトポトと、パイプから雨水が落ちてくる。

アクロス山 雨水放水の配管

配管から落ちてきた雨水は、深さ50cmの人工土壌に染み込んでいく。
「アクアソイル」という、軽くて保水性の高い人工土壌を使っているとのこと。

アクロス山 土壌

階段を登り切ると、遂に屋上の展望台へ。
風が吹き渡り、スカッと爽やかな気分である。

アクロス山 屋上展望台

ベンチはあるが、屋根・木陰の類はないので暑い。
(ちなみに屋上から1階分を降るとベンチがある)

なお、登頂証明書の発行もやっており、それを使うことでアクロス福岡内の飲食店で割引もある模様。
※試さなかったけど

アクロス山 山頂 標識

展望台から下を見下ろすと、見事な光景。
公園の緑と、ステップガーデンの緑が一体化して、本当に山頂にいるような気分。

アクロス山 山頂からの眺め

ちなみに、階段の上りは15分くらいだった。
時間にしてみると短いが、木々に包まれた階段を登ることで、だいぶリフレッシュできました。

それにしても、この建物はスゴい。
ちょっと、見たことないレベルの自然感。

階段での道中も、老若男女たくさんの人とすれ違った。
こんな「一歩踏み入れたら山」みたいなのが、東京にもあったらなぁ~と思わずにはいられない。

いやぁ。

いいですね。
アクロス山。

アクロス山 夜景

味の正福 アクロス店「銀だら みりん定食」

アクロス山を下山して、そのまま1階の「アクロス福岡」入口へ。
山の内部に潜入というワケだ。

建物内部は吹き抜けになっており、外壁の緑を内側からみることもできた。

アクロス福岡 内観

1階には観光案内所、地下に降りると食堂街がある。

今回はアクロス山を下山した足で地下に潜り、そちらでランチをいただこうというワケ。

アクロス福岡 地下の食堂街

そう。

当方の基本哲学は、地産地消
ご当地で消費したカロリーは、ご当地で補って良し。

つまり、「運動したんだから、食ってもいいよね?」。

体重が微減・微増を繰り返しつつも「基本は右肩上がり」な、お年頃の当方。
何の考えもなく、山を登ったワケではないのだよ。。。

そこら辺の「差し引きの妙」で、

明日の体重も、キープしていくッ!!

ククク・・・

さぁ、登山でカロリー消費した今こそチャンス到来
今回のお宝は如何に・・・。

開けゴマ、

さばッ!!

味の正福 店舗外観

味の正福」(アクロス店)。

魚料理が美味いという定食屋である。
事前にネットでチェックしておいた。

福岡名物の「ゴマ鯖」を食おうと思っていたが、店頭の立て看板に心揺さぶられる。

「身がたっぷりの 銀だらみりん定食」(1500円)。

美味そうだ。
公式HPをみると、「銀だらみりん定食」はこの店の一番人気の品らしい。

味の正福 メニュー

「銀だら みりん漬け」ってのが、博多名物の1つなのね。
知らんかった。
博多名物 銀だら みりん漬けについて

・・・。

いやはや。

全くもって、問題ない。
両方、いけちゃう。

なぜなら、自分、登山した直後ですから。
これしきのカロリー・・・

「銀だらみりん定食」(1500円)+「胡麻サバ」(900円)。

味の正福 銀だらみりん定食

胡麻サバは「時価」とのことだったが、値段をきいたら「今日は小ぶりだから900円」とのこと。

コリコリしてて、美味いですね~。

味の正福 胡麻サバ

ちょっと驚いたのが、「銀だら みりん」

ふっくらとした身、ほんのり甘く、驚くほど美味い。

味の正福 銀だらみりん漬け

食った瞬間、「うわっ」ってなった。
これは、ヤバイ料理。

皮パリの、中ホクやんけ。
やばい。

こんな美味い魚定食、食ったことないわ。

一度、食ってみ?
飛ぶぞ!?

白米にかけて食う「いかこんぶ」のふりかけも、実にいい案配。
メシが進む。

味の正福 イカこんぶのふりかけ

美味かった。

いやー、美味い魚を食えたなぁ~。

ちなみに福岡では他にも、ラーメンなどたくさん食った。

旅行後に体重をはかったら、1.5kgも増えてた。
まじビックリしちゃう。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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