自分で3D計測できるZOZOMAT
自分の足をスマホのカメラで色んな角度から撮影すると、ミリ単位で3Dサイズを計測してくれるZOZOMATを使ってみた。
靴を買う際に選べる「靴のサイズ=○○cm」(足長)は、自分でも分かっている。
しかし実際の靴はメーカーによって「高さ」や「幅」などが異なり、そのあたりで履き心地が大きく異なってくる。
ZOZOMATでは「足甲高さ」や「かかと幅」なども含めて計測し、自分の3D足サイズに合った靴をオススメしてくれるというワケ。計測だけなら無料。
ZOZOMATは無料で使える。
撮影は自分のスマホと無料のアプリを使い、撮影用の計測マットは送料含め無料でもらえる。
計測マットというのは紙製で、撮影時に足を乗せるためのもの。
この紙製のマットに片足を乗せて、スマホで色んな角度から足を撮影するワケだ。
無料のスマホアプリで、音声ガイドにしたがって撮影する。
足の周囲を360度ぐるっと、6回に分けて撮影。
足のサイズは左右で違ったりするので、左右それぞれで計測する必要がある。
ZOZOMATで計測できる値は、以下の通り。
- 足長(靴サイズで言う○○cm)
- 足囲(靴サイズで言うウィズ/ワイズ)
- 足幅
- かかと幅
- 足甲高さ
測定した足サイズは、過去の計測履歴も含めてZOZOアプリに保存される。
3回ほど計測してみたが、少なくとも計測のブレはあまりなかったです。
自分の足に合うモデルが分かるのがメリット
計測した足サイズをもとに、ZOZOアプリで「自分の足に合う靴」と「購入推奨サイズ」を提案してくれる。
その提案度合いを、ZOZOでは「相性度」と呼んでいる。
足のサイズが同じ人でも、シューズを履いた場合に、どのサイズがピッタリと感じるかは、シューズの形、足型、締め付け感や、ゆとりの好み等により異なります。そこでZOZOではZOZOMATの計測データ、シューズデータ、お客様にお答えいただいたアンケートデータなどを元に、お客様がそのシューズを履いた場合に、サイズ感に満足いただける確率を「相性度」として、サイズ別に表示しています。
https://zozo.jp/zozomat/
ZOZOがシューズデータを把握していないと提案に含めることができないので、提案されるシューズは、基本的に大手メーカーの主力ブランドの靴が中心になってくるんだと思われる。
大手メーカーについていえば、例えばニューバランスやアディダスなど、モデルによって相性度の数字が異なってくる。
つまり同じメーカーでもモデルによって足形が違う場合は、そこも考慮して提案されるんだな。
例えば自分の場合、アディダス製品の中でも相性度は大きく違っていた。
※各シューズの提案には2サイズ分が含まれる
モデル | 相性度 |
---|---|
ULTRABOOST | 99% |
CAMPUS | 89% |
NITE JOGGER | 78% |
これは他のメーカーについても同様で、各モデルごとの相性度が表示される。
素晴らしい。
例えばアディダスの中でも、「モデルによって履き心地が異なる」「購入すべきサイズもモデルによって異なる」というのは、なんとなく経験的に知っていた。
いつもアディダスなら○cmなのに、なんでこのモデルはサイズ感がキツいんだ?っていう。
その点で、自分の足に合うモデルが分かるのは、このサービスの一番のメリットだと思った。
なお、今回自分の場合はスニーカーを中心にチェックしたが、実際に提案されるシューズは「革靴」「スニーカー」の2系統が含まれる。
提案された靴を実際に購入
ZOZOMATで提案された靴について、実際に購入してみた。
購入したのは、相性度が99%だったアディダスのULTRABOOST。
クッション素材が有名なランニング・シューズですね。
たた通販で購入する際に、欲しいカラーが売り切れだったので、実際には相性度99%で提案されたサイズの、1つ上のサイズで購入した。
履いてみた結果でいうと、すごくフィットしていた。
1つ上のサイズを購入してこのフィット感なら、推奨サイズを購入した場合はどうだったんだろうか?という疑念が湧かなくもない。
しかし、足形にピッタリ!!という感じは、すごくするんだな。
ZOZOSUITの時はいまいち購入まで至らなかったが、ZOZOMATは少なくとも「自分の足にあうブランド・モデルを探す」という意味では、結構良いんじゃないかと思った次第。
自分に合いそうなモデルを探した上で、リアル店舗で試し履き&購入するという手もあるんだし。
ほい。
そんな感じ。