Computerworldの紙版がなくなり、電子版に移行するらしい。
1967年6月創刊の紙版のIT業界誌「Computerworld」の最終号を23日に発売すると発表した。
この号で同誌の47年間の歴史に幕を下ろす。
「Computerworld誌」自体は読んだことないが、ダグラス・ケネディの「仕事くれ。」を思い出した。

- 作者: ダグラスケネディ,Douglas Kennedy,中川聖
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログ (5件) を見る
この小説にはComputerworld誌をモデルにした?「コンピュワールド誌」が出てくる。
主人公ネッド・アレンはコンピューター雑誌の広告営業の中堅幹部。
日本流に言えば課長か。コンピューター業界は伸びていても広告予算は有限だから競争は厳しい。ゼロサムである。
ただしアレンの雑誌「コンピュワールド」は発行部数ナンバー3だが最近メキメキ売り上げを伸ばし、近くナンバー2となるかもしれない。
最近、「ルーズヴェルト・ゲーム」という日本のサラリーマンのドラマがあったが、それに近いかもしれない。
しかし、こちらは即座にクビが飛ぶ米国社会の話。
ストーリーは、失業とか、家族との関係とか。
まぁ、ビジネスマンの栄光と挫折がめまぐるしく、ジェットコースター展開する。
その高低差が半端ない。
ネッド・アレンにとって、栄光は目前だった。
メイン州を出てほぼ10年、マンハッタンはいよいよ彼に微笑みかけようとしていた。
だが、破滅は前触れもなく襲ってきた―失業。
残された負債。
不信を募らせる妻。
それでも、辛酸をなめ尽くした彼にも蜘蛛の糸は下りてきた。
ビッグ・ビジネスのチャンス。ところが…。
『ビッグ・ピクチャー』で世界の注目を浴びた著者の再就職サスペンス。
特にサラリーマンが読むなら、べらぼうに面白い本だと思うが、amazonのレビュー4件なのか。。。
しかも新品はなくて、1円+送料みたいな中古本のみ。。。
まぁ結構昔の本だからなぁ。
ただ、「ルーズヴェルト・ゲーム」が売れる趨勢で言えば、Dケネディ本も売れるんじゃないかな?と思ったが、この人の新作、翻訳がなかなか出ないのよね。
日本であんま売れてないのかな?
サラリーマンは、みんな「仕事くれ。」を読めばいいと思うの。
再就職をテーマにした、ジェットコースター展開なエンタメ本です。
営業職じゃなくても、サラリーマンならきっと楽しめるハズ。
新潮社はさっさと次のDケネディ翻訳本を出して欲しいなぁ。
モノはあるのに翻訳されないのは残念だ。
そう思いまして。