ニューヨーク「セントラルパーク」を散歩するならオススメは「ランブル」。イチローも訪れるというヒーリングスポット。

ニューヨークのど真ん中にある、どでかい公園「セントラルパーク」。

繁華街のタイムズスクエアから、徒歩15分。
オードリー・ヘップバーンの朝食で有名な、5番街のティファニーから、徒歩5分。
まさに大都会。

早朝にセントラルパークを訪れると、多くのニューヨーカーがジョギング中だった。
自転車乗りも多く、その交通量たるや。
公園の外周道路は9,6km(6マイル)、ランナーに人気らしい。
http://www.centralparknyc.org/assets/pdfs/maps/CPC_RunningMap_2014.pdf

混雑する外周道路を渡り、公園の内部に入っていく。
ランナーの数はグッと減り、代わりに犬の散歩をする人の姿が目立ってくる。
木の陰で暑さをしのぎながら歩ける、気持ちのよい道が続いた。

昔は羊を飼っていたという有名な芝生エリア、「シープメドウ」。
朝早いので、まだ入ることができない。
オープンするのは、AM11時。
Sheep Meadow – The Official Website of Central Park NYC

野球のグランドもあった。
人口の砂場で、ビーチバレーをしている水着の若者たちもみかけた。
ブランコに乗って戯れる老夫婦の姿があった。

水辺もいくつかある。
園内には点々と、大小7つほどの湖や、池、貯水池がある。

城もある。
イタリアで「美しい景色」を意味する「Belvedere Castle」。
AM10時からは中の階段を上り、周囲の景色を見渡すことができる。
Belvedere Castle – The Official Website of Central Park NYC

しばらく歩くと、どんどん森のように緑が濃くなって行くのを感じた。
これは・・・
「ランブル」か?

「ランブル」は、「都会を忘れて、自然に迷い込む」ことを企図してデザインされたエリア。
36エーカーの「wild garden」。
東京ドーム3個分の広さ。
The Ramble – The Official Website of Central Park NYC

「自然に迷い込む」。
とはいえ、まぁ。
「そんなでもないだろう」と思いながら、歩を進めていくと、、、

おぉ。
道が・・・

なおも足を踏み入れていく。
小川にぶち当たって、立ち尽くす。

マジか。

ほとんど、どこかの「山の中の光景」じゃないか。
マイナスイオンが止まらない。

岩ッ!!

マンハッタンは1枚の岩盤の上に立っており、その地盤たる岩が公園内の箇所箇所で露出している。
さっき読んだWikiPediaに、そう書いてあった。

リスがそこらかしこで、木の上を走り回っていた。
アメリカの公園はなぜリスだらけなのだ? そこには奥深い歴史があった | ギズモード・ジャパン

さて。
ずいぶん中に入り込んでしまった。

ランブルから出て、ホテルに戻るのも一苦労。
なんせ、東京ドーム3個分の、曲がりくねった道。

次第に暑くなる中、汗をかきながら、歩き続け。
ようやくセントラルパークから、這い出ることができた。

帰途に就きながら、、、
「ここはスゴイ公園だな」と思った。

大都会の中で、周到に「自然」を設計・演出して、それに成功しているように思える。
さすがハリウッドの国、アメリカ。

自分は最初、「あー、はいはい。自然の演出ね。」と思いながら、足を踏み入れた。
さほど期待もしてなかった。

しかし、、、

つまり…

ランブルに入る前に、言っておくッ!
おれは今 ランブルの「自然」を
ほんのちょっぴりだが 体験した

い…いや… 体験したというよりは
まったく理解を 超えていたのだが……

あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!

「おれは 公園を歩いていると思ったら
いつのまにか 静かな山中の川の前で 佇んでいた」

な… 何を言っているのか わからねーと思うが 

おれも 何をされたのか わからなかった…

静かに、心が平安で満たされた…

客寄せのヒーリングスポットだとか

そんなチャチなもんじゃあ 断じてねえ

本物の「自然」の片鱗を 味わったぜ…

※「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」 ポルナレフの言葉より

さすが、あのイチローも心を癒やす、ヒーリングスポット。
ランブル。
イチロー 大快挙達成の陰に…妻が見つけた“癒しの場所” – ライブドアニュース

それにしても。
セントラルパークは、広い。

今回、何度か足を運んだが、結局ごく一部のエリアしか歩けなかった。

そういえば、ジョンレノンの「ストロベリー・フィールズ」も見れなかったな。
ストロベリー フィールズ ジョンレノン記念碑 口コミ・写真・地図・情報 – トリップアドバイザー

まぁ、それはまた今度の訪問の楽しみにとっておこう。

そう思いました。

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