インターコンチネンタル、クラウンプラザ、ホリデイインなどを擁するホテル系列IHG。
そのロイヤリティ・プログラム「IHGリワーズクラブ」のステータス特典と、ステータス取得に必要な条件について。
IHG Rewards Club 世界最大級のホテル ロイヤリティプログラム
また、「IHGリワーズクラブ」とは別に存在する、インターコンチネンタル専用のロイヤリティ・プログラム「インターコンチネンタル アンバサダー」の特典などについて。
IHGリワーズクラブ特典
IHGのホテルに一定数泊まるとエリート・ステータスに到達し、その特典を享受できる。
ゴールド会員、プラチナ会員、スパイア会員。
それぞれ、どのような「特典」があるのか?
IHGリワーズクラブ特典 | クラブ (平会員) |
ゴールド 会員 |
プラチナ 会員 |
スパイア 会員 |
---|---|---|---|---|
無料インターネット接続 | ● | ● | ● | ● |
ポイントの有効期限 | 12ヶ月 | なし | なし | なし |
レイトチェックアウト 午後2時まで(空室状況による) |
– | ● | ● | ● |
プライオリティ・チェックイン | – | ● | ● | ● |
ボーナスポイント ※エリート資格対象ptではない |
– | 10% | 50% | 100% |
客室アップグレード ※空室状況による/無料宿泊時は不可 ※スイートは基本なし |
– | – | ● | ● |
エリート繰り越し宿泊 (宿泊条件を達成して 余った分は翌年に繰越可能) |
– | – | ● | ● |
客室保証(72時間前までの予約) ※無料宿泊時は不可 |
– | – | ● | ● |
選択式特典 (25,000pt付与 or ご家族・ご友人へのプラチナ エリートステータスプレゼント) |
– | – | – | ● |
ハーツGoldプラス・リワーズ Five Starステータスへの アップグレード |
– | – | – | ● |
※「IHGリワーズクラブ」におけるステータス特典の概要は以下。
IHG 特典のご案内
※ただし、細かい部分はどうしても「一般規約」を読む必要がある。
IHGリワーズクラブ 会員規約
※FAQはこちら。
IHG よくあるご質問
上表の「黄色背景」部分は、個人的な着目点。
なお、IHGの場合は最上級の「スパイア会員」でも、インターコンチネンタルのクラブ・ラウンジのアクセス権はつかない。
クラブ・ラウンジについては、後述の「クラブ・ラウンジ」の項を参照。
以下、それぞれの特典について。
レイト・チェックアウト(ゴールド)
まず、「ゴールド会員」からは、「レイト・チェックアウト」が可能になる。
通常AM11時とかのチェックアウトを、PM2時のレイト・チェックアウトに無料で延長。
海外からの帰国前の、空港に行くまでの時間をゆっくり過ごす際などに重宝する。
ただし保証されているわけではなく、その日の空室状況次第。
当日の受付で、レイト・チェックアウトが可能か確認してみる必要あり。
この逆の「アーリー・チェックイン」は、「IHGリワーズクラブ」には規定されていない。
ただまぁ、ホテルの空室状況とステータス次第で、その場で頼めば可能なことも多い。
例えば、チェックイン可能な時間がPM2時や3時なのに、現地に午前中~正午についてしまった場合。
自分の場合はとりあえずホテルに直行してアーリーチェックインを頼んでみて、駄目だったら荷物だけ預けて観光に出かけることが多い。
(アーリーチェックインとレイトチェックアウトを両方頼む場合、ゴールド会員程度では「不可能じゃないけど基本ムズい」というのが個人的な所感)
部屋のアップグレード(プラチナ)
「プラチナ会員」からは、部屋のアップグレードが期待できるようになる。
ただし、これも空室状況次第で、保証されたサービスではない。
空室があれば、チェックイン時に「○○会員なので、アップグレードさせていただきました」と告げられる。
アップグレードは、運がよければ部屋のカテゴリーがあがるが、同じカテゴリーの部屋で「角部屋」「景色がきれいな部屋」程度へのアップも多い。
プラチナおよびスパイアエリート会員は、ホテルの判断により、上層階の客室、角部屋、改装したばかりの客室、眺望の良い部屋などへ無料のアップグレードを受けることができます。
(一般規約)
空室があった場合でも、「スイートルーム」については、アップグレードは保証されておらず、あんまない。(ホテル側の対応次第)
ホテルは、会員をスイートルームや特別室にアップグレードするよう義務づけられておりません。
(一般規約)
なお、無料宿泊の際にはアップグレード特典はなしなので注意。
(ホテル側の対応で、「される場合」もあると思うけど)
プラチナの1つ上、スパイア会員のアップグレードについては、スイートルーム含め、結構期待できる模様。
そこら辺の話は、以下など参照。
IHGスパイアエリート会員 宿泊アップグレード記録 R923Eの海外食べ歩き+α
エリート資格を家族・友人にも(スパイア)
「スパイア会員」では、プラチナ・ステータスを人にあげることが可能になる。
家族だけでなく、友人にもプレゼントできるという太っ腹。
もしかしたら売りに出されているかもしれないが、規約的にアウトなので取扱に注意。
スパイアエリート会員の選択式特典をはじめ、あらゆるエリート会員特典を営利目的で販売または利用することはできません。
(一般規約)
自分はスパイアになったことがないので、詳細は不明。
選択式特典は、人にプラチナをあげるか、25,000ポイントをもらうか、ということになる。
ポイントの有効期限に注意
その他の注意点として、「ポイントの有効期限」がある。
ポイント自体には、有効期限がない。
しかし「クラブ会員」(平会員)の場合、12ヶ月間ポイントの獲得/利用がないとアカウントが削除されてしまう。
アカウント消滅とともに、ポイントも消える。
エリート会員からクラブ会員に落ちた場合、その日から12ヶ月が基準となる。
自分は1度その状態になったことがある。
(ゴールドからクラブ会員に落ちて、12ヶ月でポイント抹消の期限が近くなって焦った・・・)
宿泊で、IHGのエリート資格をとる方法
IHGの上級会員になるためには、たくさん宿泊するのがオーソドックス。
(宿泊ナシの条件は後述)
どのくらい宿泊すると、上級会員の資格をとることができるのか?
以下。
上級会員に必要な条件
エリート資格を獲得するためには、1年間(1-12月)で「宿泊数」か「ポイント数」の条件を満たす必要がある。
(いずれかの条件でOK)
エリート資格 | 宿泊数 | 獲得ポイント |
---|---|---|
クラブ(平会員) | – | – |
ゴールド会員 | 10泊 | 10,000 pt |
プラチナ会員 | 40泊 | 40,000 pt |
スパイア会員 | 75泊 | 75,000 pt |
なお、エリート資格の期間は、「資格達成した日から、その翌年の年末まで(12/31まで)」。
つまり、1年とちょっとは期間がある。
以下、それぞれの条件について。
「宿泊数」は、「無料宿泊」もOK
「宿泊数」の条件については、割とシンプル。
エリート資格への「加算対象の宿泊」である必要があるが、公式サイトからの予約であれば基本OK。
(Expedia等の予約サイト経由の予約は、加算対象外)
無料宿泊特典も、加算OK。
もしポイントを大量に持っている場合は、無料宿泊だけで泊数を稼げる。
また、プラチナ・スパイア会員のみ、宿泊数の「翌年への繰り越し」が可能。
(「ステータス特典」の項も参照)
1暦年の末日までにエリート対象宿泊の実績がプラチナエリート会員が40泊を超えた場合、またスパイアエリート会員が75泊を超えた場合は、超過分の宿泊数は、翌暦年のエリートステータス継続に向けてカウントされます。
エリート宿泊数の繰り越しは1暦年のみ有効です。
IHGリワーズクラブ 会員規約
ただし「宿泊数」と「ポイント数」では、「ポイント数」の方が条件を達成しやすい。
そこら辺は、下記を参照。
「ポイント数」は、「ボーナスポイント・パッケージ」で稼ぐ
「ポイント数」の条件は、「対象外」が多いので注意が必要。
IHGでは、キャンペーンなどで大量ポイントの入手が可能だが、それらのポイントは基本的に対象外。
「スピードアップ・キャンペーン」などのキャンペーンによるポイントも基本「対象外」。
エリート資格にカウントするためには、「エリート資格対象のポイント」である必要がある。
対象となるポイントは、どのようなものか?
ホテル滞在で支払われた加算対象料金 | 1ドルにつき10ポイント |
---|---|
ボーナスポイントパッケージ | 大きく稼ぐのはこれがメイン |
IHGリワーズクラブ クレジットカードの支払額 | 日本にはないIHGのクレカ |
セレクトカード提携企業・店舗での利用額 | 日本にはないIHGのクレカ |
IHGビジネスリワーズの加算対象の支払い | 法人向けのIHGリワーズクラブ |
※「一般規約」より
まず基本は、宿泊する際にもらえるベース・ポイント(1ドルにつき10ポイント)。
この10pt/1ドルは、どのステータスでも同じ。
エリート資格をもっている場合は「ボーナスポイント」(10~100%)も付与されるが、これは「エリート資格の加算対象外」となる。
加算対象かそうでないかは、ポイント獲得の履歴で確認可能。
※ゴールド会員のボーナスポイント(10%)が、対象外(0)で集計されている様子
1ドルにつき10ポイントなので、一番簡単なゴールド会員(1万pt)に到達するにも、1000ドル(11.3万円)が必要。
仕事でIHGのホテルに泊まりまくる場合でないと、プラチナ以上は結構エグい。
このため、ポイント数で攻める場合は「ボーナスポイント・パッケージ」を使う。
「ボーナスポイント・パッケージ」のポイントは、エリート資格加算対象なのだ。
ボーナスポイントパッケージで獲得いただいたポイントは、エリートステータスの取得や維持に必要な対象ポイントとしてもカウントされます。
ボーナスポイントパッケージ
これは、例えば「+3000円で、ボーナス5000ポイントを追加で獲得できます」という、ボーナスポイント付きの料金プラン。
(ただしプラン自体も「キャンセル不可」の最安割引プランでなく、「キャンセル可」のちょっと高いプランになる)
「1滞在につき5000pt」や「1泊あたり1000pt」など、パターンが色々ある。
「1滞在」はチェックイン~チェックアウトまでを指し(1泊でも2泊でも1滞在)、「1泊」とは別なので注意。
「滞在あたり」か「泊あたり」のどちらがお得かは、宿泊数や宿泊代による。
※ボーナスポイント・パッケージで5000ptが「エリート資格の対象」でついたサンプル
例えば「1滞在で5000pt」であれば、単純計算では
- 2滞在でゴールド会員(1万pt)
- 8滞在でプラチナ会員(4万pt)
ということになる。
※これとは別に10pt/1ドルのベースポイントもつくので、もうちょい貯まりやすい
ただし、どんなボーナスポイント・パッケージが設定されているかは、ホテル次第。
新規のホテルや、競争過多のエリアにあるホテルで、大きめのパッケージがつきやすい。
例えば、自分が1月にクアラルンプールのホリデイ・インで、ボーナスポイント・パッケージを使った時には・・・
最も安い割引プランから、差額2394円で4000ptもらえた。
しかも「キャンセル可」なので、個人的にはなかなかお得だった。
プラン | 価格 | 条件 |
---|---|---|
最安プラン | 5,315円 | キャンセル不可 |
4000 ボーナスポイントプラン | 7,709円 | キャンセル可 |
これは「1ポイントあたり0.6円で買った」とも言える。
しかも、エリート資格加算の「対象」ポイント。
IHGのポイントは、セール時には0.6円~0.8円程度で購入可能(為替の状況にもよる)。
ただしセールで買ったポイントは「エリート資格加算の対象外」となるので注意。
IHGポイント購入セール カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥
あと、ボーナスポイントパッケージは、下記あたりも参照。
(ポイントパッケージの設定は、時期によって異なるので、あくまでサンプルとして)
国内IHGホテルの「ボーナスポイントパッケージ」一覧(2016/11時点) – やじり鳥
また、稀にボーナスパッケージが更に1.5倍になるキャンペーンが発生することも。
例えば↓の例では、5000ptパッケージ→1.5倍の7500ptを一気に稼ぐことができる。
宿泊以外の手段で、IHGのエリート資格をとる方法
ここまでの手段は、「宿泊」で宿泊数かポイント数を稼ぐ形だが、宿泊ナシでもステータスはゲットできる。
獲得可能なステータス | 手段 |
---|---|
IHGプラチナ会員 | インターコンチネンタル アンバサダー入会 |
IHGプラチナ会員 | スパイア会員からの招待 |
IHGゴールド、プラチナ、スパイア会員 | マイル移行(ヴァージン・アトランティック航空) |
インターコンチネンタル アンバサダー | インターコンチネンタル アンバサダー入会 |
※過去には、ワンランクアップの「ダイニング・リワード」があったが、今はない
※過去には、「ロイヤルアンバサダー」の招待制度があったが、今はないらしい
ちなみに、ステータスを代表的な手段として「ステータスマッチ」があるが、IHGは基本的にステータスマッチをワイド・オープンしていない。
(成功することもあるが、最近の実績をみると厳しめ)
InterContinental Status Match StatusMatcher
また、ヒルトンVISAや、SPGアメックスのような、ホテル提携のステータス付きクレジットカードは、IHGでは存在しない。
(アメリカにはクレカがある)
ちなみに、ステータス落ちした場合には、IHGから復帰オファー?がある場合もある。
以下は、「1泊でゴールド」というオファーの例。
ここでは、そうした個別オファーとは別の手段(上記)について。
以下。
インターコンチネンタル アンバサダー入会で、プラチナ会員
最も簡単にエリート資格を得られるのは、有料の「インターコンチネンタル アンバサダー」に入会すること。
(後述のアンバサダーの項を参照)
「有料」といっても、ポイントでの入会・継続も可能なので、キャッシュがなくてもOK。
アンバサダーに入会すると、「IHGリワーズクラブ」でプラチナ会員が付与される。
個人的には、インターコンチネンタルに何回か泊まる予定があったので、ポイントでコレに入会している。
ヴァージン・アトランティックのマイルで、スパイア会員
※2018/08/19追記
ヴァージン・アトランティックのポイント移行は、現在ではもう使えないようです。
以下を参照ください。
Virgin Atlantic transfers to IHG no longer count towards status
基本的に、外部マイル/ポイントをIHGのポイントに移行しても、エリート資格加算対象外。
ただ、「ヴァージン・アトランティック航空」のマイルをIHGポイントに移行した場合は、加算対象となるというもの。
例えばヴァージン・アトランティックの7.5万マイルをIHGの10万ポイントに移行すると、スパイア会員になることができるらしい。
(スパイアの必要ポイント数は7.5万だが、移行単位の関係で7.5万マイル→10万pt)
ただし電話でのマイル移行手続きが必要。
ヴァージン・アトランティックは日本の電話番号がないので国際電話での依頼となる。
Buy IHG Spire status with 75,000 Virgin Atlantic miles
(convert 75,000 VS miles to 100,000 IHG points)
How to buy elite status with points – Frequent Miler
ヴァージン・アトランティック以外のマイル/ポイント移行については、「Chase Ultimate Rewards」というクレカもエリート資格加算対象らしい。
しかしこれは、日本からだと作れないクレカなので、あんま関係ない。
いずれにしろ日本ではあんま情報がないので、突っ込む場合は最新情報をチェケらってからの方が、イイかとは思います。
Airline miles to IHG points transfer no longer qualifying? – FlyerTalk Forums
なお原資となるヴァージン・アトランティックのマイルは、SPGのスターポイントから交換で獲得可能。
SPGのスターポイントは、クレカでの決済や、セールなどで買うこともできるので集めやすい。
スパイア会員に宿泊なしでなれるのは魅力だが、個人的にSPGのポイントをここでは使いたくないので、「インターコンチネンタル アンバサダー」でゴールドを確保しつつ、今年は「自力でプラチナ修行」をしている感じ。
インターコンチネンタル アンバサダーの特典や入会料金
「インターコンチネンタル アンバサダー」は、「IHGリワーズクラブ」とは、別系統の会員プログラムとなる。
IHGホテル系列の中でも、「インターコンチネンタル」に特化したロイヤリティ・プログラム。
インターコンチネンタル アンバサダー ホテル ロイヤリティプログラム
アンバサダー入会には「IHGリワーズクラブ」への入会も必要。
IHGのアカウントをもってなければ、自動入会となる。
規約は、「IHGリワーズクラブ」の「一般規約」内に章立てされているほか、IHG「一般規約」の記載を土台にしている。
IHG リワーズクラブ 会員規約
また、インターコンチネンタル側のドメイン内にも同文あり。
インターコンチネンタル アンバサダー会員規約全文
このアンバサダーに入会すると、IHGのプラチナ会員資格も付与される。
その状態が、「プラチナ・アンバサダー」。
あとは、IHG側のステータスに合わせて「スパイア・アンバサダー」などと規定されている。
(アンバサダー入会で付与されるのはプラチナまで、それ以上は自力でステータスを確保する必要がある)
具体的な入会方法については、以下を参照。
アンバサダーの特典
「インターコンチネンタル アンバサダー」の特典は、以下。
IHGインターコンチネンタル・アンバサダーとロイヤルアンバサダーの特典(2019年3月開始) – やじり鳥
やはり、大きいのは「客室アップグレード保証」。
空室状況に関わらない、「保証」。
IHG側のステータス特典では「空室次第」なんだが、こちらは「1カテゴリーUP」を「保証」なのが嬉しい。
アップグレード対象は、「予約購入した部屋の、1カテゴリー上へ」。
Upgrade to a superior room will be assigned at check in.
Superior room is defined as a room one category higher than purchased.
例えばクラブルームに泊まりたい場合、その1つ下の部屋を予約して、アップグレードでのクラブルーム宿泊を狙ったりできる。
ただし、アップグレードされてクラブルームになっても、クラブ・ラウンジのアクセス権はナシなので注意(有償宿泊でないとラウンジ・アクセス権はつかない)。
ちなみに、各ホテルでは「アップグレード対象外の部屋」が設定されている。
そのリストが規約内に入っているので、UPGを狙っていく場合には事前にチェックが必要。
インターコンチネンタル アンバサダー会員規約全文
また、無料宿泊時は「アップグレードなし」なので注意。
(ホテル側の対応でUPGしてくれる可能性はある)
「アップグレード保証」の詳細は、以下など参照。
「レイトチェックアウト」も、PM4時まで保証。
これもIHG側ステータスのみだと、空室次第でPM2時まで。
かなり重宝する。
「ウィークエンド無料宿泊券」については、金土日に絡めて連泊する場合に使える、1泊分の無料券。
アンバサダー ウィークエンド無料宿泊券
クーポンをチェックイン時に持って行く必要がある他、専用の料金プラン「アンバサダー週末料金」(ちょっと高め)でしか使えない。
ウィークエンド無料宿泊券は、世界中の全インターコンチネンタル ホテルズ&リゾーツにて、アンバサダー週末料金で2泊以上ご滞在いただいた場合、2泊目にご利用いただけます。
使い方や制限事項などは、以下を参照。
やじり鳥 IHGインターコンチネンタル・アンバサダー「ウィークエンド無料宿泊券」の使い方とお得度をチェック
アンバサダーの料金
アンバサダーへの入会料金は、以下の通り。
キャッシュで支払い | ポイントで支払い |
---|---|
200ドル | 40,000ポイント |
本件のチャームポイントは、「ポイントでの支払いも可能」というあたりですね。
「スピードアップ・キャンペーン」などで大きく稼いだ数万ポイントを、ここで使うことができて便利。
BigWin カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥
クラブ・ラウンジの利用と、クラブインターコンチネンタル特典
インターコンチネンタルには、ホテル上層などに特別階として設備も立派な「クラブ・フロア」の設定がある。
ヒルトンにおける「エグゼクティブ・フロア」みたいなヤツ。
そのクラブフロアにある「クラブインターコンチネンタル・ルーム」(クラブルーム)の宿泊客が利用可能なのが、「クラブ・ラウンジ」。
バリ島「インターコンチネンタル バリ リゾート」の「クラブ・ラウンジ」や「クラブ・プール」(クラブルーム宿泊者専用サービス)
この「クラブ・ラウンジ」のアクセス権は、「インターコンチネンタル・アンバサダー」資格では使えない。
IHG側資格の最上級会員「スパイア」資格でも、使えない。
あくまで、「クラブ・フロア」に有償宿泊する必要がある。
(無料のアップグレードでクラブ・フロアに泊まった場合でも、ラウンジアクセス権はつかない)
クラブフロアのアクセス権は、クラブフロア宿泊時に付帯する「クラブインターコンチネンタル特典」に入っているのだ。
本規約における「クラブインターコンチネンタルの特典」には以下の項目が含まれます:
1. ホテルご到着前に、クラブインターコンチネンタルチームからお客様に対して差し上げるご挨拶のお電話またはEメール。
2. ホテルご到着時のお出迎えおよびチェックイン手続きにおけるパーソナルサービス。
3. ウェルカムアメニティ、追加の客室アメニティ、ターンダウンサービスなどの特典が付いた、クラブインターコンチネンタルルームへの客室の割り当て。
4. 朝食、無料のソフトドリンク&スナック、オードブル、カナッペ、カクテルなどをお楽しみいただけるクラブインターコンチネンタルラウンジのご利用(1室につき2名様まで)。
5. ご出発時のお見送りにおけるパーソナルサービスおよび午後4時までのレイトチェックアウト。
(一般規約)
「お出迎え」というのは、よく分からんが、ホテル到着時にポーターからいきなり「アンバサダーの○○様ですね、お待ちしておりました」と言われたことがある。
あと、チェックイン中にマネージャーが挨拶にきたり。
「ターンダウン」は、夕方に外で夕飯食ってる間にベッドを整えておいてくれるとか、そーゆーの。
そのほか、ラウンジ利用(朝食含む)やPM4時までのレイトチェックアウトなど。
これらは、IHG側ステータスやアンバサダー資格をもっていなくても、クラブフロアへの有償宿泊で「クラブインターコンチネンタル特典」として利用可能。
なお、「ロイヤル・アンバサダー」(後述)の場合は、クラブフロアに宿泊していなくても、ラウンジが使えたりする。
IHGの最上級資格(スパイア)にはアクセス権を与えないが、インターコンチネンタルの最上級資格である「ロイヤル・アンバサダー」には資格が与えられるんだなぁ。
クラブラウンジ利用資格 | 利用可否 |
---|---|
クラブフロアへの無料宿泊やアップグレード ロイヤルアンバサダー以外 |
– |
クラブフロアへの有償宿泊時 (会員ステータスを問わず) |
● |
ロイヤルアンバサダーが、以下の地域でクラブフロアにアップグレードされた場合 中国本土/香港//マカオ/台湾/米国/カナダ/メキシコ/中南米/カリブ諸国/ヨーロッパ |
● |
ロイヤルアンバサダーが、以下の地域に宿泊した場合 アジア太平洋(中国/香港/マカオ/台湾を除く)/中東/アフリカ地域 クラブ・フロア滞在でなくてもOK (クラブインターコンチネンタル特典の付与) |
● |
ロイヤル・アンバサダーについては、以下。
ロイヤル・アンバサダー
「ロイヤル・アンバサダー」は、インターコンチネンタルの最上級ステータス。
「インターコンチネンタル・アンバサダー」会員の中から数%が招待される、招待制。
ロイヤルアンバサダーは、最上位の会員資格です。
ロイヤルアンバサダーは、招待制であり、IHGリワーズクラブの独自裁量によって特定のアンバサダー会員を招待し、付与させていただくものとします。
(IHG一般規約)
招待される基準は、非公開。
前年の「インターコンチネンタル」への宿泊数が基準になることだけは、FAQに記載がある。
Royal Ambassador status is extended by invitation only to a small percentage of InterContinental Ambassador guests, based on the number of nights they have stayed during the past year.
(ICのFAQより)
ちょっと前だと、年間でIHG60泊、インターコンチネンタルに20泊とか、そーゆー感じであったらしい。
2016/6から、「宿泊数じゃなくて、支払総額の基準にする。それもICのみ。」というような噂がいろいろ流れていた。
しかし結局は非公開でもあるし、基本的には「詳細は不明」という感じでよく分からない。
なお、実際の当落報告の様子は、以下で確認いただけます。
New RA qualifying criteria based on IC Revenue – FlyerTalk Forums
プラチナ修行の履歴(2017年)
その他
IHGは、ポイントを大量獲得できる大型のキャンペーンが結構使える。
数泊の滞在で、4~5万ポイント程度を一気に貯めることができる。
IHG スピードアップ・キャンペーン
貯めたポイントは、1泊5000ptで無料宿泊可能な「PointBreaks」で使えると、効率がよい。
定期的にリストが更新されるので、自分が泊まりたいホテルがあるかどうか・・・(運次第)
IHG PointBreaks
またIHGでは、ポイントをセールで購入することも可能。
これは「ポイントを使いたいけど、ちょっと足りない」という場合に有効。
IHGポイント購入セール