無料で使える「NAVITIME Transit」
海外旅行での渡航先で、電車の乗換検索に使える「NAVITIME Transit」。
ニューヨークで、パリで、バンコクで・・・
大抵の国で、電車の乗換検索や、路線図をみることができる。
電車の「乗換検索」だけなら、GoogleMapsなどでも、ある程度は可能。
しかし「NAVITIME Transit」は、見やすい路線図を表示できて、しかも路線図が乗換検索に連動するのが嬉しい。
また、「NAVITIME Transit」はオフライン利用もOK。
ネットに繋がってなくても、使えるのである。
そんな「NAVITIME Transit」だが、以前は「国ごとに1アプリ」だったため、渡航国が増えるとスマホ内のアプリも増えて、ちょっと不便だった。
それが、今回のバージョンアップで「1アプリ化」し、1つのアプリで全ての国に対応できるようになったというワケ。
※Android版は、先行して4月に1アプリ化していた
また、乗換検索の対応国がググッと増えた。
アプリのダウンロードリンクはコチラ。
公式のニュースリリースはコチラ。
世界の路線図・乗換案内を一つのアプリで使える 『NAVITIME Transit』
「NAVITIME Transit」の使い方
まず、アプリをダウンロードして起動すると、国の選択画面になる。
データをダウンロードしたい国をタップして、利用スタート。
※国は後からいつでも変更可能
起動すると、
- 画面上に「出発駅:目的駅」の検索バー
- 画面下は「路線図」
乗換検索のための駅入力は、検索バーからも、路線図からも可能。
テキストボックスで駅名を入力する場合、1文字入力するごとに予測候補がリアルタイム表示される。
正確な駅名が分からなくてもOK。
また、路線図上で駅をタップするとことでも、「出発駅」「到着駅」を指定できる。
検索結果は複数表示される。
結果を選択すると、詳細情報。
ちゃんと時刻表連動の乗換検索である。
(たぶん、国によるけど)
もちろん、出発時刻や到着時刻を指定しての検索も可能。
移動の予定を立てる時には便利だ。
なお、路線図が複数ある場合は、画面右下にある緑色のアイコンで、切替が可能。
関係ないが、タイ版をみてたら「チャオプラヤー・エキスプレス」(船)に対応してて、マジびっくり。
神アプリだな・・・。
対応エリアは29カ国(2017/09/12時点)
対応エリアが、20カ国から29カ国に拡充された。
新たに加わった国は、以下の9カ国。
- インド(デリー、ムンバイ)、
- オーストラリア(シドニー)
- カナダ(バンクーバー)
- カンボジア(プノンペン)
- ベトナム(ハノイ、ホーチミン)
- ベルギー(ブリュッセル)
- ミャンマー(ヤンゴン)
- メキシコ(メキシコシティ)
- 日本(東京)
ミャンマーやカンボジアの電車乗換に対応したというのも、スゴい。
しかし、何気に日本が追加されているのも面白い。
※ただし、日本のみ「オフライン検索」は不可。オンラインのみ。
日本の場合、「路線図」での駅名は英語表記になるものの、その他の画面では普通に日本語の駅名だった。
その他、今日時点で対応済みの都市リストは以下。
アジア
- カンボジア:プノンペン
- 中国:上海 / 広州 / 成都 / 大連 / 杭州 / 北京 / 瀋陽 / 青島 / 天津 / 武漢
- 香港・マカオ
- インド:ムンバイ / デリー
- インドネシア:ジャカルタ
- 韓国:ソウル / 釜山
- 日本:東京
- ミャンマー:ヤンゴン
- マレーシア:クアラルンプール
- フィリピン:マニラ
- シンガポール
- 台湾:台北 / 高雄
- タイ:バンコク
- ベトナム:ハノイ / ホーチミン
ヨーロッパ
- ベルギー:ブリュッセル
- フィンランド:ヘルシンキ
- フランス:パリ / トゥールーズ / マルセイユ / リヨン / レンヌ
- ドイツ:ベルリン / フランクフルト / ミュンヘン / ハンブルク / デュッセルドルフ
- イタリア:ローマ / ミラノ / トリノ
- ノルウェー:オスロ
- スペイン:バルセロナ / マドリード
- スウェーデン:ストックホルム
- スイス:チューリッヒ
- イギリス:ロンドン
アメリカ
- カナダ:バンクーバー
- メキシコ:メキシコシティ
- アメリカ合衆国:ニューヨーク / シカゴ / ボストン / ワシントンDC / サンフランシスコ / ヒューストン / ロサンゼルス / サンディエゴ / シアトル / サンノゼ
オセアニア
- オーストラリア:シドニー
都市単での拡充なので、国の全てのエリアに対応しているワケではない。
長距離移動の場合は注意。
そのほか
本アプリは、日本のアプリストアからDLすると、基本的に日本語バージョン。
しかし、18カ国語の多言語対応をしているとのこと。
アプリは、多言語に対応しているため、現地の方や旅行者の方にもお使いいただけます。
英語・日本語・中国語(繁体字)・中国語(簡体字)・タイ語・マレー語・韓国語・スペイン語・ドイツ語・フランス語・イタリア語・インドネシア語・タガログ語・スウェーデン語・フィンランド語・ノルウェー語・オランダ語・ベトナム語の18言語に対応。
海外の人にも、便利に使ってもらえる感じすね。
まぁ、今後ますますインバウンドですなぁ。。。
本アプリは、2017年の「ジャパン・ツーリズム・アワード ビジネス部門 奨励賞」も受賞しているらしい。
『NAVITIME Transit』第3回ジャパン・ツーリズム・アワード ビジネス部門 奨励賞を受賞
ここまでの機能を、なんで無料でやっているかっていうと、謎なんだけど。
自分はこのアプリを2014年からずっと無料で使っている。
ナビタイムは、アプリの利用履歴を、個人情報は抜いて「統計情報」として利用し、交通コンサル事業とか分析データ売りにしているので、そっちで回収すんのかな?
交通コンサルティング|ナビタイムジャパン
ただまぁこのアプリの場合、日本は「東京」しか対応してないので、訪日外国人の分析は限定的だよな。。。
日本人のアウトバウンドは、なんていうか、それこそ市場的にアレな気がするし・・・。
なんだろうな。
分かんないけど。
とりあえず、アプリ的には超便利なので、オススメ。
そんな感じ。