iPhoneの無償バッテリー交換、予約方法と当日の留意事項

iPhone無償バッテリー交換

iPhoneでは2018/12までの間、AppleCare+加入者に対してバッテリー交換を無償で実施している。
AppleCare+に入っていない場合でも、3200円で交換可能。

これは2018/12までの特別措置になる。
Appleはちょっと前に「やらかしちゃった」ので、その反動から無償/格安でバッテリー交換をしている形。
※そこら辺の話は後述

事情はとにかく、当方的にはチャンス・タイムである。

バッテリーは消耗品なので、徐々に満充電できる容量が減っていく。
つまり、どんどん電池持ちが悪くなっていく。

無料で交換してくれるというのなら、いかない手はない。
(ただしバッテリー交換をすると、本体を売る際に「1回修理済み」扱いで多少減額される可能性はある)

以下、実際にバッテリー交換した際の流れについて。

予約方法

バッテリー交換の申し込みページはコチラ。
iPhone のバッテリーと電源 – Apple サポート 公式サイト

バッテリー交換は、アップルストアか正規サービスプロバイダ(=家電店)に、iPhoneを持ち込んで行う。
HPで日時を予約する必要あり。

ただし各店舗とも混雑&バッテリー入荷待ちしているので、なかなか予約がとれない。

早速↑HPをチェック。

「バッテリー交換を申し込む」をクリック。

「持ち込み修理」をクリック。

そのまま「検索」ボタンをクリック。

バッテリー交換が可能な店舗の一覧が表示される。
左側のリストに青い文字で「予約可能な日時」が表示されていない場合は、「空きがない」ということになる。

「空き」が開放されるとスグ埋まるので、こまめにこのページをチェックする。

自分は探し初めて3日目くらいで、ちょうど各店舗が予約可能になっているところに出くわした。
それまでは、いくら探しても全店舗「空きナシ」であった。
(各店舗、同じタイミングで交換用バッテリーが入荷される=予約可能になるのかもしれない)

ということで、予約完了。

自分が予約したのは、池袋のビックカメラだった。

当日の流れ

持ち物は特に必要ない(iPhoneのみ)。
予約票なども、特にナシ。

ただし、事前に自分でiPhoneのバックアップをとっておく必要がある。
バッテリー交換だけならデータが飛ぶ可能性はあまりないが、万が一データが消えても補償されない。
(当日も、スタッフに「バックアップはとったか?」と質問される)

さて、ビックカメラの受付で名前と「バッテリー交換で予約した」旨を伝えると、案内された。

早速iPhoneを渡すと、スタッフがPCに繋げて「バッテリー劣化レベルの診断」をしてくれた。
これは、満充電レベルが数値ででてくる。

例えば仮に100mAhのバッテリーを使っているとして、長期間使うと劣化して80mAhまでしか充電できなくなる。
これは20%劣化して、「新品時の80%の性能」ということになる。

iPhoneバッテリー交換の場合、通常なら「80%以下ならバッテリー交換」。
しかし、12月までは80%以上でも交換してくれる。

自分の結果は87%だった。
購入して1年半で、13%の劣化。

このレベルなら、交換しなくても良いかもしれない。
しかしあと半年くらいは使うつもりなので、交換してもらうことにした。

バッテリーは消耗品なので、新しいにこしたことはない。
無料の期間中に交換しておこうかと。

バッテリー交換自体は、20分くらいかかった。
その他の待ち時間などを合わせると、40分くらい。

必要な時間はその時の混雑状況によるかもしれない。
しかし30分以上はみといた方がよいかと。

ということで、無事にバッテリー交換完了。

なお、バッテリー交換の際には「そのほかにも故障箇所がないか」も診断される。
そこで何か故障が発見された場合、そちらも修理してもらうことが可能。
(修理にお金がかかる場合、修理するか否かは選択できる)

また注意点として、交換した新品バッテリーは充電が20%くらいしかない。
バッテリーを空輸する際に、安全上の理由から満充電を避けているため、だいたい20%くらいになっているらしい。
(たまに飛行機内でモバイル・バッテリーが発火する事故が起きているが、アレを避けるために満充電でない状態にしている)

つまり、バッテリー交換後に用事があったりしてスマホを使う場合、モバイルバッテリーを持っていくとかした方が良いかと。
ちなみにビックカメラの場合、「店頭の充電器を使ってもイイですよ」と言われた。

なぜ無償交換をしているのか?

AppleがiPhoneの無償バッテリー交換をすることになった経緯は、以下。
古いiPhoneの性能を意図的に落としたAppleが集団訴訟で100兆円超の支払いを求められる – GIGAZINE

ある時、あるユーザーがiPhoneの「OSバージョンアップ」をすると、なぜか本体性能が低下することに気付いた。
測定サイトのまとめでも、同様の事象が多数発見された。

なぜ「OSのバージョンアップ」をすると、iPhoneの性能が落ちてしまうのか?

「Appleは新しいiPhoneに買い換えさせるために、『古いiPhoneの性能を劣化させる仕組み』をOSに入れているのではないか?」という疑惑がでるようになり・・・
次第に騒ぎは大きくなり・・・

遂にAppleが、事情を説明。

いわく、「長く使って劣化したバッテリーによって、端末が負荷に耐えられず急にシャットダウンするのを防ぐため、バッテリーの劣化状況によってはピーク時の性能を抑える仕組みを導入した=端末保護のため、ピーク時には意図的に性能低下させる仕組みをいれた」。

しかしそんな説明では騒ぎは収まらず、Appleは「バッテリーの無償交換」を開始・・・。
↑今ココ

「意図的なパフォーマンス低下」に関するAppleの公式説明については、以下で読むことができる。
iPhone のバッテリーとパフォーマンス – Apple サポート

そんな感じ。

iPhoneでバッテリー容量の劣化状態を自己診断できるようになった。