八丈富士の「お鉢巡り」は最高だった。尾根歩きの向こう側、火口の縁を歩いて深淵をのぞく。

八丈富士でお鉢巡り

八丈島で、八丈富士に登ってきた。
八丈富士の山頂では、火口の周りを巡る「お鉢巡り」ができる。

標高は854mと、それほど高くない。
高尾山の599mよりは高いが、7合目まで車、そこから山頂までは「階段」で行ける。
片道1.5時間程度で登れるんだな。

ただ、「階段」をずーっと登るのはキツいし、お鉢巡りをする際にはちゃんとした靴や服装が必要。
汚れてもいい服装と、トレッキング用の靴。

しかしキツい階段を登り終えた後の「お鉢巡り」は、最高だった。
自分の今までの「低山トレッキング」の中では、一番の経験だったかな。最高。

また行きたいです。

ちなみに八丈富士は「天候」がすごく重要なので、シーズンはよく選んだ方がいいかと思います。
自分は晴天が多いという11月を選んで、行ってきました。

以下、当日の模様。

市内から「ふれあい牧場」

まずは富士山頂登山口を目指す。
遠くに見えるのが、八丈富士。

当方は電動自転車で7合目を目指した。
当初の予定では、↑の交差点付近に自転車をとめて、歩いて7合目まで行こうと考えていた。

しかし数時間後に崩れそうな天気予報をみて、早めに登ろうかと。

ただコレ、結構大変でしたね。
電動自転車なので楽々かと思いきや、やっぱ登りが続くと自力で漕ぐパワーも結構必要で。。。

バッテリーの残量も気になるし。。。
(最終的にはバッテリーは大丈夫だったが、満タンで出発して良かった・・・)

30分ほど自転車を漕いで、7合目の「ふれあい牧場」に到着。

牛さん達が、お出迎え。

牧場の端からは、島の半分が一望できる。
眼下には八丈島空港もあり、運が良ければ飛行機の離発着もみれるんだな。

「ふれあい牧場」には休憩小屋・駐車場など。
休憩小屋の中には自販機、テーブルなどがある。

売店は、GW期間のみオープンしているとのこと。
まずは腹ごしらえと、持ってきたパンを空いているテーブルを借りて食べました。

「ふれあい牧場」から登山口は、徒歩で数分。
そこから、いよいよ「階段」登山です。

登山口から山頂

車道から、登山口の入口。
ここにも駐車場があるが、台数が少ないので大抵は「ふれあい牧場」の方に停めることになると思う。

そしてここから、「階段」がスタート。

これねー、、、

舐めてました。
かなりキツかったです。階段。

自分は休憩を挟みながら、50分ほどで階段を登り切った。
しかしずーっと階段で、正直途中で「もうやめよう」と何度か思いました(笑

何度か座り込んで休憩しつつ進み・・・

ようやく山頂に到達!!

↑はパノラマ写真で撮った、山頂の全貌。

思ったより「お鉢」でした。
中心には、火口の深淵がぽっかりと口を開けています。

早速、この「縁」を尾根歩き?スタート。
1時間ほどかけて、グルッと一周します。

左手には、海。
右手には、火口。

「景色最高だな!!」と思いながら歩くも。。。

だんだん「縁」加減が過激さを増してきて、怖くなりした。
コップのフチ子さんになった気分です。

左手の海はキレイだけど、急傾斜で「落ちたら終わりだな」感あり。

右手の絶壁感は、「ち、近寄りたくない・・・」という思いのみ。

自分はちょっと「高所恐怖症」も入っているので、マジで足が震えました。

ということで、慎重に歩くことに精一杯。
地面もぬかるんでいたり、岩の裂け目で穴があいていたり、大変です。

しかも風が強く吹くので、落ちないように気をつけないと。

それでも、時折足を止めて左右の景色を眺めると、「最高の絶景だな」と見とれてしまう。

実にいい、尾根歩きでした。
最高でしたね。

グルッと一周まわって、その後は火口に降りてみる予定だった。
下には小さな神社かなにかが、あるらしく。

ただ急激に天候が悪くなってきたので、下山することにした。

八丈島の周りは当然ながら海しかないので、海を渡ってきた雲がダイレクトに八丈島にさしかかる。
すごいスピードで、雨雲が山を覆っていきました。

「山の天気は変わりやすい」というけども、この「島山」の天候の切り替わりの早さは特別だな、と思いました。

ほい。

八丈富士。
良かったですねー。

また行きたいです。
今度は火口にも、降りてみたいかな、と。

そんな感じ。

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