牛丼太郎の系譜「丼太郎」(茗荷谷)で牛丼を食べた
牛丼太郎
牛丼屋の全盛期には、吉野家・すき家・松屋など、メジャー店以外にも牛丼チェーンがあった。
そのうちの1つで、記憶に残るのが「牛丼太郎」。
2000年代は、牛丼が安かった。
特に、「牛丼太郎」と「らんぷ亭」は安かった。
牛丼太郎はちょっと「スジ肉」っぽい安さがあり、最安期では牛丼(並)が200円。
らんぷ亭は「超薄切り肉」に濃い味付けという安さで、こちらも大手チェーンより安かった記憶。
あと、なんといっても牛丼太郎には「納豆丼」があった。
白米に納豆をのせただけ、めちゃ安い。
牛丼太郎、金がない学生時代にお世話になった。
そんな牛丼太郎だが、2012年には全店営業終了。2013年に倒産。
今は存在しない。
当時のHPは探してみたら、2010年のアーカイブが残っていた。
2010年時点だと、牛丼(並)が290円だった模様。

牛丼太郎の創業社長は、吉野家の副社長や松屋の顧問を歴任した深沢氏。
氏は、1980年には吉野家の倒産を経験している。
1970年から1980年に吉野家で副社長を務め(1980年7月の吉野家の会社更生法適用申請に伴い吉野家副社長を退任)、後に松屋で顧問を務めた深澤五郎が1983年7月に東京都中野区で設立
その後、自身で牛丼太郎を立ち上げた。
BSE問題時にも「うちは牛丼屋だから、牛丼を売らないと」と値上がりした国産牛肉を使い、利益が圧迫されたらしい。
そして最終的には倒産、という流れは、なにかこう、牛丼への情熱というか執念を感じる。
牛丼太郎の経営元である株式会社深澤が倒産したあと、色々あったようだが…
元従業員が「丼太郎」と名を変えて味を引き継いでいる。
倒産「牛丼太郎」元社員、「丼太郎」で挑む復活 仲間4人で切り盛り
現在、「丼太郎」は1店だけ、東京の茗荷谷にある。
今回は、ひさびさに丼太郎に行ってきたので、そのメモにて。
丼太郎(茗荷谷)
丼太郎だが、茗荷谷駅の近くにある。
同じ並びに松屋となか卯があり、ちょっとした牛丼ストリートになっていた。
そのあたりと肩を並べて営業継続できているのは、ちょっとスゴいな、と。

店舗の外観をみると、デザインは当時のまま。
「牛丼太郎」の「牛」の文字だけガムテープで隠して、「丼太郎」。

メニューは、牛丼・カレーなど。
牛丼(並)は430円、牛丼セット(並)は560円。
大手牛丼チェーンより、数十円だけ安い。

納豆丼(350円)もある。牛丼より一段安い。
朝定食は330円で、たまごかけご飯セット風ですね。

店内には券売機。
今回は「牛丼セット(並)」(560円)に、生卵(70円)を追加した。
店内はカウンター席のみ。
厨房を囲んでズラッとカウンター席が並んでいる。

牛丼セット+生卵。
やってまいりました。

どうでしょう。
久々の牛丼。

食ってみると、美味い!
懐かしい、この解像度の牛丼。
訪問した時間がランチ前で、ちょうど良かった。
煮込まれすぎず、程よい塩梅。ツイてるぜ。
筋も含んでデコボコしつつ、柔らかい牛肉。
シャープな輪郭と食感の玉ねぎ。
デフォルトで汁だく。
だが甘すぎず、スッキリしつつコクのある汁。

半分凍りかけた、硬い千切りキャベツ。
黄身の色の薄い生卵。
めちゃ美味い!!
ひさびさに、美味い牛丼を食ったな。
なんていうか、「あの頃に食ってた、安くて美味い牛丼」感。
まぁ、牛丼は結構煮込み時間で味が変わるから…
今回は運が良かったかも。
茗荷谷って特に降りる機会はないんだが、今回は久々に「丼太郎に行くか」と寄ってみた。
前回の訪問は、ちょうど1年前。
また1年後くらいには、再訪したいな。
ほい。
そんな感じ。



