IHGステータス修行(スパイア)
IHGステータス修行をしてスパイアを獲得した。
スパイアは、別軸のアンバサダーを除けばIHGプロパーのステータスとしては最高位にあたる。

IHGにおけるコロナ対応は「ステータス基準の25%緩和」で、今年のスパイア獲得に必要なポイント数は5.5万ポイントだった。
IHGが上級会員資格の条件緩和(25%)を2021年も継続
それに加えて、「2泊毎にステータス加算可な2000ポイント」を付与するというキャンペーンがあり、それも使った。
キャンペーンでのポイント付与はよくあるが、それらは通常ステータス加算不可。加算OKなポイント付与のキャンペーンはすごく珍しい。
IHGが2泊毎にエリート資格加算可の2000ポイントなど
更に最も大きいポイントとしは、普段から修行用途で使われていたポイント付き料金プラン「ボーナスポイント・パッケージ」(ステータス加算可)も、割と好条件で出回っていたこと。
「1泊につき3000ポイント」の料金プランや、最大では「ホリデイ・イン&スイーツ新大阪」の「1泊につき5000ポイント」というプランも出ていた。
※1泊につき5000ptであれば、約10泊で最高位「スパイア」に到達する
IHGボーナスポイントパッケージ
ということで、以下の3点セットでスパイア修行に取り組み、例年よりはイージーにスパイア修行ができたという感じ。
- ステータス基準25%緩和
- 2泊毎に2000ポイント
- ボーナスポイント・パッケージの濫造
修行といっても、ひたする効率だけを追う感じではなく、せっかくなので「行きたいところ」「(諸般の事情で)都合がよさそうなところ」のバランスを加味して打線を組んだ感じですね。
修行費用とポイント単価
IHGではポイント数か泊数でステータスが獲得できる。
今回も「ポイント数」でのステータス獲得を目指したワケだが、宿泊で稼げるポイントが全てステータス加算可能なワケではなく、例えばエリート・ボーナス(ステータスによって、ベースポイントの最大+100%)などはステータス加算対象外。
以下は宿泊したホテルと、ステータス加算可な獲得ポイントの内訳を示している。
泊数 | 料金 | ベース ポイント | ポイント パッケージ 3000/泊 | 2泊2000pt キャンペーン | 合計獲得 ポイント | ポイント 単価 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ホリデイ・イン仙台 | 6 泊 | 48,925 円 | 4,805 | 18,000 | 6,000 | 28,805 | 1.70 円 |
クラウンプラザ松山 | 6 泊 | 62,130 円 | 4,829 | 18,000 | 6,000 | 28,829 | 2.16 円 |
ざっくり言うと、「3000ポイント/泊のボーナスポイント・パッケージで、6泊を2セットやった」という感じですね。
スパイアの必要ポイントは5.5万ポイント(基準25%緩和)だが、最終的には5.7万ポイントを獲得した。
修行にかかった費用は、合計11万円。
合計獲得ポイント | 57,634 ポイント |
1泊あたりの獲得ポイント | 4,803 ポイント |
合計金額 | 111,055 円 |
ポイント単価 | 1.93 円 |
ステータス加算可能なポイントの単価は、1.93円。
プラチナ修行をした際の単価は7円だったので、それに比べると圧倒的に安く済んだ。
ただまぁプラチナ修行は「旅行のついでにポイントも貯めとく」という感じなので、効率はほとんど意識してなかったけど。
IHG修行(プラチナ)の結果まとめ
スパイア・ステータスのメリット
IHGスパイア・ステータスの特典は、以下の通り。

特にプラチナと比べた場合、個人的にメリットと思っているのは、以下の3つくらいかな。
- エリート・ボーナスのポイントが+100%(プラチナは+50%)
- 選択式特典(プラチナ・ステータスを友人に付与 or 2.5万ポイント)
- ルーム・アップグレード発生頻度/アップレベルの向上期待
あとは「アーリー・チェックイン」というのもあるが、これは元々リクエストベースでは可能な場合もあったし、スパイアでも結局リクエスト・ベース(ホテルの空き室状況による)だと思うので。
ルーム・アップグレードだが、スパイアでのアップ率についてはR923Eさん方でまとめられた表があるので、それが参考になるかもしれない(ただしアップ率は、個々人の「宿泊実績」で結構変わってくるかもしれない)。
2019年版IHGスパイアエリート会員宿泊アップグレード記録(15か国35滞在)
選択式特典(プラチナ・ステータスを友人に付与 or 2.5万ポイント)については、IHGのマイページで早速選択できるようになっていた。

他人にプラチナ・ステータスをプレゼントできるというのは、ちょっと珍しい特典ですね。
IHGの場合、プラチナは金を払ってアンバサダーになれば修行せずとも獲得できるので、そこまでレアなステータスではないかも。
ちなみにアンバサダーの場合は「IHGステータスが落ちない」という、規約にない裏運用が昔からあり、毎年「遂に今年はその裏運用もなくなる」という噂がでたりするが、今のところその運用は続いているっぽい。
とはいえ結局は規約外の話なので、いつ終わるかは分からない。
2020年から2021年のホテル修行シーン
コロナが吹き荒れた2020年から2021年にかけて、ホテル各社が会員のステータス獲得・維持のために様々な施策をうった。
ステータス基準を通常より低くしたり、泊数に対しての宿泊実績を2倍にするなど、そういうキャンペーンや特別措置ですね。
自分の方でもどれか1つ取り組んでみようかと思った時に、4大ホテル・グループを「(自分的に)ステータスがとりやすい順」に並べると、以下のように考えていた。
※個人の感想です
各社とも、上記に加えて前年宿泊実績のロールオーバーなどもあることから、そこら辺の「攻めやすさ」みたいなものは、個々人の前年宿泊実績に左右される部分も大きかったとは思う。
その中でも自分の場合はIHGをチョイスしたワケだが、これは一般的にオススメできるかというと、そうでもないかなぁ。
IHGはステータスに対しての恩恵が、他社より控えめなので…。
高ステータスでも朝食無料になったり、ラウンジが(確定的に)使えるようになるわけではない。
ただまぁ実用的な面はおいといて、個人的にIHGはプラチナ修行までを過去にしており、スパイア修行が自分の中で残件として残っていたので、今回で消化しておきたいと思ったというワケ。
個人的に「よく使う」とか、ステータス維持がしやすいというのも理由だけど。
ほい。
そんな感じ。