最近、上海に行ってきたんですが。
中国ってGoogle全般が規制されてて、全然使えないのね。
マジびびった。
っていうか死んだ。
空港から市街に出て、ホテルまで行こうとGoogleMapsを起動しても、全然動かねーの。
GPSもとれないし。
うぉおおお!!
方向音痴の俺が、どうやってホテルまで辿り着けばいいんだぁああ!!!
とパニくったが。
オフライン系地図アプリとか事前準備してて、事なきを得た。
(まぁ、タクるか人に聞けば良いんだけどね)
そこら辺について。
※2015/04/25追記
最新の中国でのネット情報などは、ページ下部のコメント欄や、下記ページなども参照ください。
http://jcvisa.info/category/%E4%B8%AD%E5%9B%BD%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%83%BC%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88
※ご参考まで
中国はGmailも、Googleカレンダーも、Googleマップも使えない?
まぁ、全然使えなかったですよね。
Gmail、Googleカレンダー、Googleマップ。
全部。
金盾(Great Firewall )ハンパねぇ。
金盾 – Wikipedia
一方、友人から「中国はLINE使えないよ」と言われていたが、、、
LINEは使えた。
何が使えるか/使えないかは、中国での規制状況によるので、最新の情報をご確認ください。
いけたり、いけなかったりするようです。
自分が上海に行った際は、結構な規制アリアリの時期でした。
http://www.huffingtonpost.jp/2014/12/29/gmail-down-in-china_n_6393106.html
天安門事件から丸25年、中国ではGoogleへのアクセスが遮断される – GIGAZINE
LINE規制の次は全ての規制解除!?中国でgoogleなどのサイトが閲覧可能状態になる! – NAVER まとめ
ただ、規制はいつどうなるか不明。
やはりGoogle以外の選択肢をもっておいた方がよいかと思います。
Googleが使えない関係の話の前に、まずは結論というか、代替手段について。
中国での地図アプリの選択肢
Googleマップが使えない場合、旅行・観光用には別のアプリを用意する。
百度(バイドゥ)
まず、中国現地企業の「百度」の地図アプリ。
詳しくは、下記を参照ください。
【スマホ】中国に行くなら百度の地図アプリはマスト/グーグルマップ、中国撤退の危機 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)
ただし、これは英語版もありません。
中国語のみ。
地図はオンラインでの利用&選択した地域をダウンロードが可能。
スポットの検索も可能なフルスペックなアプリです。
自分も試しましたが、、、
漢字で雰囲気が分かるとはいえ、中国語アプリの使用はキツく、挫折した。
多少、中国語がいける人は、これが第一の選択肢になるとは思います。
あと、「百度」に関しては、IMEを日本で展開しており、、、
それについては、その、、、
ほら、
なんていうか。。。
百度(バイドゥ)の情報無断送信の件で「Google日本語入力」と「ATOK」も考える – やじり鳥
トリップアドバイザーoffline city guide
まずは、トリップアドバイザーのオフラインCityGuide。
https://itunes.apple.com/jp/app/tripadvisor-offline-city-guides/id480066121?mt=8&uo=4&at=10lmTr
日本語での検索が可能で、地図のダウンロードもできる。
PCのWEBでブックマークした地点も同期ができて、使い方がもっとも簡単です。
※もちろん無料
中国に行く前に、観光地のブックマークと、地図のダウンロードを済ませておけばOK。
オフラインなので、通信すら必要ないっすね。
ただし、現地で施設などの「検索」をしたい場合、これは通信が必要です。
ご留意ください。
詳しくは、以下を参照ください。
PCでメモした場所をスマホのオフライン地図で。「トリップアドバイザー Offline City Guides」(無料)。 – やじり鳥
Ulmon (City Map 2 Go)
それから、観光地の検索さえもオフラインで可能なアプリ。
Ulmon(「City Map 2 Go」の無料版アプリ)。
これはアプリをダウンロードするだけでOK。
地図も、施設情報も、オフラインで利用できる。
もちろん無料。
ただし観光地名などは、英語での検索しかできません。
とはいえ。
中国語の観光地の名前をスマホの変換で出すのは無理がある。
なので、どうせ英語表記で検索するんですよね。。。
例えば、上海の観光地といえば、「豫園」とか?。
2018年 豫園(庭園)へ行く前に!見どころをチェック – トリップアドバイザー
この漢字を、スマホのIMEで出すのは無理というか。。。
なので、ガイドブックとかに記載の「Yuyuan」で検索する。
これなら、ulmon(city map 2 go)でもOK。
結局のところ、漢字より英語表記で検索する方が多いんすよね。
入力できないから。
(コピペできるなら、それでイケるけど)
「ulmon」については、以下も参考まで。
「City Maps 2Go」が期間限定で無料。常時無料でゲットできる「無印Ulmon」版も出た。 – やじり鳥
注意点
↑のアプリは2本とも、地図はオフラインでOK。
GPSもオフラインでの利用は可能。
ただ、中国に入ってから一度、WiFi環境下などネット接続ありの状態で、GPSを起動する必要あり。
これはGPS系全般の話なんだけど、長距離移動した後は、ネット接続ありじゃないとスマホのGPSは現在地がうまくとれないんですよね。
ということで。
上海の空港とか、ホテルとか、WiFiにつないでGPSを一度起動。
(アプリはなんでもOK)
そこら辺の話の詳細は下記など参照。
海外旅行で使うiPhone用の地図アプリ(オフライン) ver3 – やじり鳥
そのほか
実は試すのを忘れてたんだけど、、、
iPhoneの場合、iPone標準の地図アプリは使える(はず)。
Macをもってる人はブックマーク連携も可能だし、これが手っ取り早いかも。
ただし、iPhoneの標準地図アプリはオフライン機能がない。
なので、通信手段は別途確保のこと。
上海メトロの乗り換え案内アプリ
地図でなく、電車の話。
ナビタイムが無料で出してる、上海の乗り換え案内アプリ。
https://itunes.apple.com/jp/app/navitime-transit-shang-hai/id921486160?mt=8&uo=4&at=10lmTr
非常に便利。
空港から市街まで、市街の中での移動。
ちゃんと時刻連動で結果がでる。
ただし、料金表示には非対応。
あと、検索はネット接続が必要なので、事前にホテルなどで検索結果を出しておくと良いかも。
もしくはWiFi。
上海はフリーWiFiも多いらしいけど、レンタルWiFiがあった方が、、、
上海はWiFiが多いけど、遅い。
通信速度が結構、遅いっす。
自分は仕事でよく中国に行く友人から「WiFi多いけど使えないので、レンタルWiFiは必須」と言われた。
この真偽は知らない。
結局、レンタルWiFIをもっていったので。
ただ、これもやっぱ、短期なら特にあった方がよいと思った。
レンタルWiFiも通信回線は現地の携帯会社なので早くはないが、街にあるフリーのWiFiより安定してつなげるのでオススメ。
レンタル系は下記を参照。
Googleが規制されると、何が起きるか?
メール、カレンダー、マップがNGなのは先述の通り。
あと、少なくとも「Google検索」はできない。
なので、自分は滞在中、ずっとYahooで検索をしていた。
あと、WEBが重い。
ページに入っている広告枠(google adsense)や、GoogleAPIへの通信で、いちいち引っかかるんですよね。
タイムアウトになる。
つまり?
Googleが見れないだけじゃなくて、一般のページもいちいち重い。
結構な量のページがGoogleAnalyticsやGoogleAdsenseのどちらか、もしくは両方を入れている。
まぁ、フツー入ってるよね、っていう。
そーゆー今のWEBの状況なので、Googleへの通信に規制が入る=WEB全般が重い、みたいな。
例えば↓は、Traicyのページ。
顔のエラーマークが出てるのは、タイムアウトになった画像呼び出しです。
これは、GoogleAdの呼び出しとか、facebook/twitterのシェアボタンなんですが。
両方とも規制対象なので、タイムアウト。
chromeのデベロッパーツールで見ると、「何が」規制対象で引っかかっているのか分かる。
金盾(Great Firewall )は、規制した場合はタイムアウトや404エラーになるらしい。
タイムアウトだけでも、このページでは14件あった。
GET http://platform.twitter.com/widgets.js net::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
GET http://ajax.googleapis.com/ajax/libs/jquery/1.7.2/jquery.min.js net::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
GET https://www.facebook.com/plugins/like.php~::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
GET http://fonts.googleapis.com/css?family=Roboto:100 net::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
GET https://apis.google.com/js/plusone.js net::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
GET http://urls.api.twitter.com/~::ERR_CONNECTION_TIMED_OUT
※一部抜粋
googleのapiやfont(ネットフォント)、twitter、facebook、もろもろアウト。
ただし呼び出しているサブドメインにもよる模様で、twitter/facebookのlike系ボタンが全くダメかというと、そうでもなさそうだった。
そこら辺は詳しく追ってない。
ちなみにWiFi速度は、本当に遅いのか?
ホテルのWiFiで、純粋にネット接続速度をはかると、4Mくらい出てるんですよね。
フツーに速いじゃん。
みたいな。
※結果が改変されてなければ
ただ、もろもろタイムアウトとか発生してて、体感的にはかなり遅い。
まぁ、ネットサーフィンは何とかできるけど。
んー。
あと、GPS。
これ。
トリップアドバイザーやUlmonでは、GPSがちゃんととれる。
Googleマップは、GPSが全くとれない。
なぜなのか?
ちなみに、Googleマップ自体にもオフライン機能はあるけど、中国は対象外。
一方、オンライン機能では、地図が規制でダウンロードできず。
ただ、Googleマップは一度みた範囲の地図キャッシュは自動で残る。
なので、キャッシュの範囲だけならオフライン利用+GPSが可能なハズなんですよね。
ただ、どうもGoogleのsupl(supl.google.com)アクセスがNGっぽい。
(ちゃんと調べてないが、挙動がそんな印象だった)
suplにアクセスできないからか、Googleマップのアプリは、いつまで経ってもGPS測位が終わらない。
つまり?
現在地の取得ができない。
※30分くらいまてばいけるかも。suplなしで。
※suplについては以下など参照
Xperia「Z1f SO-02F」の白ロム/MVNOでA-GPSが使えず、GPS測位が遅い件 – やじり鳥
ということで。
中国はGoogle関係がアウトなので、だいぶネットの使い勝手が違ってくる。
これは、、、なんだ、、、???
俺の知っている「ネット」じゃないぞ!?
みたいな。
でも、すごい人数の中国の人が、日々Google抜き?でやってるワケで。
(Androidの扱いはどうなるんだろう?)
「Googleありき」のネットってのも、まぁ、こっちの勝手な思い込みなだけか。
そーゆー意味では、やっぱ中国って興味深いよなぁ、と。
カルチャーが全然違うというか、何というか。
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そう思いました。
その他、中国の話。