楽天ゴールドカード
楽天が、「楽天プレミアムカード」とは別に、「楽天ゴールドカード」の発行を始めた。
年会費2000円。
http://card.rakuten.co.jp/gold_card/campaign/
元々、「楽天プレミアムカード」がゴールドカードだった。
なんで更に別のクレカ「楽天ゴールドカード」が出たのかな?と思って、ニュースリリースを見たら書いてあった。
楽天市場を利用している楽天スーパーポイントの獲得回数と獲得ポイント数が高い、ポイントに魅力を感じているユーザー(プラチナ会員・ゴールド会員)のうち、楽天カードの非保有者は34%でした(注3)。また、クレジットカードの入会動機として「空港のラウンジサービスを使いたい」と回答したユーザーは37.4%いたことから、ポイント高還元と国内主要空港と海外空港2ヵ所のラウンジサービスを付帯した、年会費が手頃なゴールドカードの発行に至りました。
楽天株式会社: 楽天カード、年会費2,000円で手軽に持てる「楽天ゴールドカード」の申込・発行を開始 | ニュース
楽天プレミアムカードは、プライオリティパス付帯のため年会費が高い。
そこで、プライオリティ・パスなしの安価な「ゴールドカード」を作りたかったらしい。
「楽天ゴールド」と「楽天プレミアム」の違い
ざっとカードごとの違いを見てみる。
カード | 年会費 | 楽天以外 での利用 還元ポイント |
楽天市場 での利用 還元ポイント |
国内空港 カード ラウンジ |
海外空港 ラウンジ (プライオリティパス) |
---|---|---|---|---|---|
楽天カード | 0円 | 1% | +2% | – | – |
楽天ゴールドカード | 2,160円 | 1% | +4% | ○ | – |
楽天プレミアムカード | 10,800円 | 1% | +4% | ○ | ○ |
※年会費無料の「楽天カード」との差は1%しかないので注意
【楽天市場】SPU(スーパーポイントアッププログラム)|ポイント最大16倍
「楽天」以外での利用では、どのカードも還元率1%。
楽天市場での利用なら、ゴールドとプレミアムは、ポイント優遇が同じ、+4%還元。
平の「楽天カード」は、+2%還元。
年会費無料の「楽天カード」と、ゴールド/プレミアムの差は、「2%しかない」ということに注意。
ということで、「楽天ゴールドカード」と「楽天プレミアムカード」の違いは、
- プライオリティ・パスの有無
- 年会費
かな。
空港ラウンジでの違い
「空港ラウンジ」とは何か?
飛行機に乗る際はチェックインや荷物預けの関係で、早めに空港に入る必要がある。
チェックインや荷物預けが済んでから暇になるが、空港のベンチシートに座って待つのはキツい。
そこで、ゆったりとしたソファ席、フリードリンク付の「ラウンジ」へ。
充電用の電源や、WiFi、テーブル席などもある。
また、特に国際線の飛行機の乗り換えで、空港で数時間の待ち時間が発生した場合。
数時間は結構エグいので、「ラウンジ」でゆっくり過ごす。
それが、空港ラウンジ。
「楽天ゴールドカード」で利用できる空港ラウンジは、いわゆる国内の「カードラウンジ」。
これは楽天に限らず、一般的なゴールドカードで無料利用が可能。
手元に一枚でもゴールドカードやアメックス等があれば、カード公式HPをみればラウンジについての記載があるかと思う。
ただ、ゴールドカードを持ってれば入れるので対象者も多く、ホリデーシーズンは混雑して座れないこともある。
いわゆる「ゴールドカード」でどんなラウンジが利用可能かは、以下で確認できる。
空港ラウンジサービス|クレジットカードの三井住友VISAカード
空港ラウンジサービス|クレジットカードなら、JCBカード
※使えるのは、国内の空港ラウンジのみ
「楽天ゴールドカード」は、国内に加えてホノルル、ソウルでも利用可能。
ちなみに楽天ゴールドでない一般のゴールドカードでも、JCBであればホノルルだけは海外で利用可能。
海外空港でのラウンジ利用は、「プライオリティ・パス」が必要になる。
「楽天プレミアムカード」についている「プライオリティ・パス」ついては、こちらを参照。
プライオリティパスで自分が使ったことのある、海外空港ラウンジのサンプルは以下など。
国内空港のカードラウンジと異なり、メシや無料シャワーがついてたりする。
シンガポール「チャンギ空港」のプライオリティ・パス対応ラウンジ「Airport Wellness Oasis」はフィッシュスパ無料
「楽天ゴールドカード」のメリット
年会費が安いのに、
- SPUでのポイント優遇が「プレミアムカード」と同じ
- カードラウンジ(国内空港+ホノルル、ソウル)が使える
というあたり。
あとまぁ、保険が充実してるとか。
いわゆる「ゴールドカード」機能。
プライオリティパスが必要なければ、つまり海外旅行を頻繁にするのでなければ、「楽天ゴールドカード」で十分という話なる。
ただ、年会費無料の「楽天カード」とのポイント還元の違いは「+1%」のみ。
ポイント還元で年会費2160円の元をとるには、「楽天」での買い物が年間で21.6万円以上必要になる。
このカードのターゲットは楽天のプラチナ会員・ゴールド会員なので、「かなり楽天で買い物するユーザー」。
逆に言うと、楽天であまり買い物をしない人は、ターゲットではない模様。
【楽天PointClub】:ランクアップ・キープの仕組み
ただまぁ、安い「ゴールドカード」が欲しいという場合は、別に「元を取る」ということは気にしなくてもいいかもしれない。
ゴールドカード持てるなら、2000円とか別に良くね?みたいな。
そのほか
以前から楽天プレミアムカードのユーザーにアンケートで、「プライオリティパスは必要か?」というアンケートがくることが、ちょいちょいあったらしい。
そのため、「楽天プレミアムカードから、プライオリティパスがなくなる?」という噂がネットであった。
しかし、それらのアンケートは「楽天ゴールドカード」のためだった、と分かったので、ちょっと安心。
(ニュースリリースにあるように、このカードの準備のために、空港ラウンジについてのアンケートをしていた)
とりあえず、プライオリティ・パスがなくならないようで、良かったです。
そんな感じ。