
ダイヤモンド・ビッグ社が、「地球の歩き方」を学研プラスに事業譲渡。
コロナ影響でガイドブックが売れなくなり、ダイヤモンド社側から学研に譲渡を打診したとのこと。
ガイドブックとしての「地球の歩き方」がなくなるわけではなく、今後は学研プラス社が新設する「株式会社地球の歩き方社」の発行で、学研プラス社発売として継続する。
譲渡される側の学研プラス社は「デジタルメディア他へアウトプットの形を広げるほか複合的な事業展開によって、ブランドの新しい価値創出」をするとのことで、ちょっと具体的なところは、よく分からない。
そういや「地球の歩き方」は英会話留学の商売(「成功する留学」)もしてたっけな、と思い出して検索してみたら、2018年には株主変更&社名変更してるのね(株式会社地球の歩き方T&E→エキサイトT&E株式会社)。
いずれにせよ、今後は学研プラスが「地球の歩き方」を出していく。
学研プラスは今年の6月に「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」【ムー】を手放しており、ある意味、入れ替わりで「地球の歩き方」がジョインした形?
個人的には、海外旅行のたびに「地球の歩き方」を買うことが多いので、なかなか感慨深いモノがあります。別になくなるワケじゃないけど。
世界で最も売れているガイドブック「ロンリープラネット」が2013年にBBCから売却された際にも、同様に一抹の感傷を覚えた。
なお、そのロンリープラネットについても、コロナ影響で各地の事業所を閉鎖したり、メインのロンプラ以外の書籍(児童向けとか雑誌)のいくつかの廃刊を決めている。
Lonely Planet shuts Australian office, staff laid off due to COVID-19
かねてからのガイドブック離れ・出版不況もある中で、コロナ影響となると、ひときわ難しいよなぁ、と。
報道によると、「今年4月~6月の旅行書の店頭売り上げは、対前年40%を切るほど激減」とのこと。
地球の歩き方については、最近初の国内版「東京」を出していて、これは発売2か月で早7万部を達成というヒット作になったらしい。
自分も買って、最近は都内旅行のたびに参照している。
最後に個人的な希望を1つ言うと、「『地球の歩き方』の歩き方」を電子書籍化して欲しい。「地球の歩き方」起業の足跡を追った本。
すごく読みたいんだけど、電子書籍化されてないんだなぁ。
古い本をどこまで電子書籍化するかは、出版社次第というのがあると思うんだけど、事業譲渡を機に、記念してというか、この本も電子書籍化して欲しいと思った次第。
最近は紙の書籍を全く買う気がしないので。。。
「地球の歩き方」を惜しみながら「紙の書籍を買わない」とは、これ如何に。
という感じではあるが。
自分はガイドブックも全部、電子書籍で買う派なので・・・。
ほい。
そんな感じ。