アメリカン航空が特典航空券の必要マイル数を変動制へ、必要マイル数増の見込み

特典航空券の必要マイル数が変動制に

アメリカン航空(AA)の特典航空券が、変動制の必要マイル数に移行する。
米系サイトで、割と話題になっていた。

問題のAA公式サイトでの告知は以下。
Get rewarded more often with new AAdvantage Loyalty Point Rewards

なお日本語版ページは、まだ更新が追いついていないので情報が古い(2022年12月19日時点)。
AAdvantage会員の資格取得がシンプルに

アメリカン航空の特典航空券が完全なダイナミック・プライシングへ

Introducing fully dynamic mileage awards
In 2023, award travel on American becomes fully dynamic with a new, simplified award chart.

特典航空券の必要マイル数に変動制を完全導入
2023年、アメリカン航空は動的でシンプルなアワードチャートへ。

要はダイナミック・プライシング、チケット金額に連動した必要マイル数になるのかもしれない。
ここ数年の潮流ではありますが、マイルの旨みがなくなり、必要マイル数増が想定される。

「シンプルなアワードチャート」というのは、なんでしょう。
必要マイル数の基準値だけ示すとか、上限・下限だけ示すとか、そういうことかも。
分かんないけど。

本件について分かりやすかったのは、AAへの取材内容も加味して解説しているTPG。
American preps overhauled award charts, says goodbye to saver redemptions

現在アワードチャートを設定している「MileSAAver特典」と「AAnytime特典」が、廃止されるようです。

個人的にAAのアワードチャートは詳しくないので、ググりました。

MileSAAver特典いわゆる特典航空券
設定数は少なめ
AAnytime特典全便対象だが必要マイル数が多い
公開されてるチャートでは2段階だが、6段階までの高額マイル設定あり
JALでいうと「特典航空券PLUS」に近いか
Web Special特典必要マイル数が少ないが変更不可のセール版
ANAでいうと「今週のトクたびマイル」に近いか
ただしMileSAAverが売り切れたらMileSAAver価格より高くなることもあり、実態としてはダイナミックプライシング気味

米系サイトで、AAの変更予定について噂されている内容は、以下。

  • デルタ航空と同じように、1マイル=1セント(≒1.3円)での必要マイル数になるのでは
  • AAのAAnytimeとWeb Specialは、既にステルスでダイナミック・レンジ気味だった
  • これを機に、ダイナミック・レンジのルールを明確にするということなのでは
  • AA以外でのマイル利用、例えばワンワールドでのチャートについては変更ナシらしい

AAマイルを使ったJAL便の特典航空券など、ワンワールド特典航空券については変更されない見込み。

AAとJALの概況

なお、AAはすでにマイル獲得側も金額連動に変更している。
米系最後の距離ベース積算だった「アメリカン航空」も、支払い金額ベースのマイル積算へ

そのためAAは、入口も出口も金額連動になる見込み。

またAAについては、1年前には「クレカ決済でステータス獲得可能」になっていた。
これもある種の「金額連動でステータス」ですね。距離ベースではなく。

似たようなところでは、JALも最近ロイヤリティプログラムの変更を発表している。
日常生活(JALカード決済金額など)で、JGCが入手できるようになる見込み。
※2024年1月に開始予定

ぬぅ。。。

なんでもかんでも、金額連動・・・

・・・。

いま、完全オリジナルの新曲アイディアが浮かびました。

金がないとマイルもない こんな世の中じゃ~

ポイズン♪

俺は俺をだましだまし マイルなしで生きてく~

おー尿♪

ギリギリでいつも生きていたいから~

崖の上の

ポー尿♪

まぁ、これでマイルが全く使えなくなるというワケではない。
世の中が、少しずつ金額連動に進んでいくということでしょうね。

そういえばJAL国内線の「特典航空券PLUS」が、4月搭乗分からはすでに始まってますね。

ほい。

そんな感じ。

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tonogata
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