燃油代が記録的な高値へ
海外航空券で必要になる燃油代が、6月以降の発券(予約)では2倍近くの値上げとなる。
過去10年の記録を塗り替えるレベルの高値圏となる。
ANA/JALにおける、6月発券分以降の燃油代(往復分)は以下。
路線 | ANA | JAL |
---|---|---|
欧州・北米・中東・オセアニア | 74,800 円 | 73,600 円 |
ハワイ・インド・インドネシア | 47,600 円 | 47,200 円 |
タイ・シンガポール・マレーシア | 40,800 円 | 39,200 円 |
ベトナム・グアム・フィリピン | 25,000 円 | 25,400 円 |
東アジア(韓国を除く) | 22,800 円 | 19,800 円 |
韓国・ロシア | 8,200 円 | 8,200 円 |
航空券の料金は、運賃+燃油代など諸税で構成される。
例えば北米・欧州への航空券については、5月末までに予約すれば燃油代は往復で約4万円。
6月以降に予約(発券)した場合、往復の燃油代は7万円超となる。
東南アジアでさえ、往復で4万円の燃油代・・・。
つまり5月末までに予約が可能なら、予約しておいた方がよい。
ただし、6月以降に「予約の日程変更」などをした場合、6月以降分の燃油代が追加で必要になるので注意。
なお今回の変更では、自分がチェックしている過去10年の燃油代の記録を、あっさり更新した。
↓画像の右端が今回の値上げ分だが、リキエルもびっくりの「空高くスカイハイ!」。

ちなみに2021年5月までは、燃油代が無料であった。
その後は徐々に値上げが進んでいたが、今度の6月で一気に爆上げする形。
高騰理由は、昨今のロシア問題による供給不安やコロナ禍の影響など。
詳細な過去の燃油代価格履歴については、以下を参照。
燃油サーチャージ価格と推移
なお、国内線についてはANA/JALとも運賃に含まれる形で、内訳は公開されていない。
しかしながら、これだけ国際線で燃油代があがることを考えれば、6月以降の予約分では最近進んでいるダイナミック・プライシングの枠組みの中で、実質的な値上げが発生するのかもしれない。
まとめ
国際線の予約は5月末までにしておくと、燃油代が安い。
※出発時期ではなく、「発券」(≒予約)タイミングの問題
ただし6月以降にチケット変更した場合は、その時点での燃油代が発生するので、日程が固まってないうちに予約する場合は注意が必要。
特典航空券についても同様(特典航空券も別途の燃油代が必要)。
コロナ禍で海外旅行をする人はまだ少ないものと思われるが、今回のような極端な燃油代の値上げは、その出鼻をくじくようなことになりそうですな。。。
ほい。
そんな感じ。