ホテルイースト21東京
オークラホテルズ&リゾーツのホテル「ホテルイースト21東京」に泊まった。
都内最大級である2000㎡のガーデンプールを擁するホテルで、自分は今年の夏休みが短く遠出ができなかったので、せめて都内のプールでリゾート気分を味わおうと宿泊してきた形。
ホテルイースト21東京(オークラホテルズ&リゾーツ)
こちらのホテル、場所は東京メトロ東西線「東陽町駅」が最寄駅。
東陽町とはまた、シブい立地。
とはいえ東陽町は、東西線で東京駅へのアクセスも悪くない。
「大手町」(≒東京駅)→日本橋→茅場町→門前仲町→木場→東陽町。
また立地的にディズニーランドにも近づくので、無料シャトルバスが出ている。
ホテルは東陽町駅から徒歩7分。
東陽町駅から少し歩くと突如出現、江東の埋め立て地に屹立する立派なビルディングとなります。
ホテル棟が21階建て、ショッピング・オフィス棟もありそちらも21階建てのツインタワー。

鹿島建設系列のショッピングモール「イースト21」があり、その中にホテルが入っている形。
元々は鹿島建設の資材置き場だった地を、ショッピングモール・ビジネス街に転換している。
そういう意味では、ホテル周辺にはたくさんのお店がある。
ホテル内とは別に、ショッピングモール側の飲食店が10軒、あとはコンビニやドラッグストアなど、色々入ってました。

個人的に、一時期は東陽町のフットサルコートでフットサルをしていたことがあり、プレー後にイースト21内のVOLKSでメシを食うこともあったのだが、その時はホテルがあることは知らなかった。
今回は、初めてのイースト21宿泊となります。
当ホテルは「国際級アーバンリゾートホテル」を標榜しており、宣伝文句は「19世紀ヨーロッパを想わせるクラシカルなラグジュアリーホテル」(by オークラ)。
その言葉の通り、ホテルに入るとまず目に入るロビーラウンジのクラシカルな雰囲気。
壁には何やら大きな絵画が配され、ピアノ生演奏の予定が貼り出され、何より「おぉ、ラウンジ内に木が生えてる!」ということで、テンションがあがります。
およそ「東陽町」という地では想定していなかった素敵空間(失礼)。

2泊ほどしたが、滞在全体として「めっちゃ良いホテルだな~」と思いました。コスパ的にも。
ただお目当てのプールは混雑状況とか設備とか色々あるので、まぁアレだった。
そこら辺について。
それでは早速、レッツらゴー!!
都内最大級のガーデンプール
このホテルの最大の特徴は、都内最大級の屋外プール(2000㎡)を擁するホテルであること。
宿泊者であっても有料で、お値段が高い点は注意(後述)。

プールはホテル棟の5階にある。
ただし植木などもあり、眺望はほぼナシ。
プールのスペックは以下の通り。
- 屋外プールは2つ
- メインプール・・・広さ30m×11m/水深1.3m/変形
- ラッププール(細長いプール)・・・広さ48m×3m/水深1.3m
- ジェットバス・・・エリア内に4つ
- 屋内プールはなし(ヘルスクラブ会員専用)
- 飲食は敷地内に「ガーデンカフェ」あり
- 飲食の持ち込みは不可
- 無料で飲める水はプール内にあり
- 途中退出して外で飲食も可
「メインプール」は、幅が30m×11m。
温水のジェットバスやバブルマッサージなど、いくつか仕掛けもある。

「ラッププール」(細長い方)は、48m×3m。
自分は基本的にこちらのエリアで過ごしました。

広さ的には、確かに都内としては「まぁまぁ」ある。
平日だったら、結構楽しめたかもな~と思います。
祝日となると、やはり混雑する。
自分のように「泳ぎたい勢」にとっては、縦に「泳ぐ」ためのスペースはほぼない感じだった。
プールは入場制限も実施されているんだが、やはり繁忙期の祝日はそこそこ混みますな。
逆に泳がない勢(パシャパシャしたい勢)であれば、楽しめると思います。
プールエリアの施設としては、温水ジャグジーが4つある。
真夏といえど、温水ジャグジーはなかなか気持ち良かった。そして温水だからか?いつも空いてた。
またサウナルームのような内観の「採暖室」も用意されていました。

プールエリアの端に、「ガーデンカフェ」がある。
飲食の持ち込みは禁止なので、昼飯等はこちらでいただく形。

飲み物やかき氷などもあり、チェアでいただくことも可能。
フード系はイートインのみ、ハンバーガー・カレーから、おつまみ・アルコールまであり。
宿泊者の場合、料金の部屋付けもOK。

自分がいただいたのは「ハンバーガー」(1800円)と、「かき氷(宇治金時)」(1200円)。
まぁまぁなお値段だけど、ホテルのプールサイドだと考えれば、まぁこんなもんかな。

ハンバーガーは本格的で美味かった。腹も膨らんだ。
厚めのお肉に、甘い玉ねぎが印象的なグルメバーガーです。
フライドポテトとかではなく、ポテトチップス付きというのがサプライズ(笑)
このハンバーガーはホテル内のラウンジで食うと2000円のやつと多分同じかな?
(たぶんラウンジ内ならポテトチップスではないと思うけど)。
かき氷も、美味かったですね~。
割とボリュームもあったし、高いだけあって本格味のかき氷だった。
ただこちらのガーデンカフェ、昼時はやはり混雑する。
しかも順番待ちをするには、日陰のない店前の椅子で待機する必要があり、暑くてキツい。
ちなみにカフェ内の席も、全ての席にパラソルがあるわけではなく、暑い。
そのため、2日目は一時外出して昼飯を食った。
このホテルのプール全体の難点としては、「日陰が少ない≒パラソルが少ない」に尽きる。
後述のように一定の対策は可能だが、その点は注意した方が良いかと思います。
夜のナイトプールなら、そういう日陰問題はなくなるかも。
自分はデイプールのみ利用で、別料金のナイトプールは使わなかったので不明。
朝食(ブラスリーハーモニー)
今回は朝食付きのプランで宿泊した。
朝食会場は2階「ブラスリーハーモニー」で、こちらは昼・夜の料理も定評があるようです。
なかなかお上品な雰囲気のレストランでした。

ブッフェ朝食となるが、品数は普通。
ビジホより少し多いくらいかな。
名物メニューは以下あたり。
- 深川オムレツ・深川丼
- 釜揚げうどん
- フレンチトースト
- 豆乳スープ
なぜ「うどん」なのかは不明だが、なんか由来があるんだろう。
この日はキノコうどんだった。
作りたてをいただけるエッグステーションでは、卵料理をオーダーできる。
地元「深川料理」として、アサリを使った「深川オムレツ」や「深川丼」もあり。

「深川丼」は小さい茶碗にセットされるので、ボリュームを心配せずオーダーできる。
何気に美味かったのがスープカレーで、具材は野菜のみだが本格的な味だった。
あと洋食店らしく、日替わりのスープも美味しい。

自分が実際に食べた朝食は以下。
品数は多くないが、いくつか「あ、うめぇなコレ」という品もあり、当方としては満足。

個人的に美味かったのは、以下あたり。
- 深川オムレツ・深川丼
- スープ(クラムチャウダーなど日替わり)
- キノコうどん(出汁がうまい)
- スープカレー(本格的)
- 作りたて豆腐
- フレンチトースト
ベーカリーショップ「アン」は安くて美味い
ホテル棟の1階はイースト21の半屋外通路に接続している。
その1階にベーカリーショップ「アン」があり、パン・ケーキやオークラ系の菓子を売っている。
料金は部屋付けも可能。

店の前にチェアとテーブルがあり、イートインもOK。
このスペースは屋根があり、目の前には噴水もあるので、涼しくて優雅な雰囲気。
良い感じだった。
各ケーキは600円とかとお手頃価格。
ケーキなどのデザートは、ホテル内のラウンジでも食える。
ただしラウンジでは倍くらいの値段になるので、こっちがお得。

こちらではサンドイッチボックスがあったので、プールを抜け出して昼飯にした。
サンドイットボックスは、ドリンクなしで650円、ドリンク付きで850円。
テイクアウトのほか、イートインも可能。

「サンドイットボックス」には、店内にある「やわらかプリン」(250円)も含まれる。
今回は名物メニューらしい「シュードーム」(330円)も追加で注文した。

シュードーム、うまいですね~。
甘さ控えめのお上品なクリームがたっぷり。
恐ろしい量のクリームが入っているが、甘すぎないのでカロリーはゼロです。
クロワッサン・サンドはサクサクで、これまた良い。
ただしボリュームは控えめかな。シュードームを足して良かった。
こちらの店は、美味いし、安いし、そこまで混んでないし、、、
とにかく使い勝手がよい。
おすすめ。
「ロビーラウンジ」は雰囲気が良い
ホテル2階、フロント前にあるロビーラウンジも使い勝手が良かった。
こちらではアフタヌーンティーとかもやっているが、今回は読書&コーヒータイムで利用。
混雑もなく、落ち着く雰囲気の中で過ごせた。

メニューは「ケーキセット」(1650円)や、「ハンバーガーセット」(2600円)など、いろいろあり。
ちなみにハンバーガーはガーテンカフェの品と、多分同じと思われる。
今回はケーキセットをいただきました。

ケーキセットは、ケーキを選択できる。
店員さんが見本でもってきたプレートから一つを選択。
「どこかで見たな?」と思ったら、ベーカリーショップ「アン」で売ってたデザートだった。

「アン」の方だとケーキセットは500円~(ケーキによる)+ドリンク200円。
値段としては「アン」で食う方が安いが、ロビーラウンジはエアコンが効いてるし雰囲気も良い。
※ちなみにラウンジでも「ケーキ単品」なら差額はそれほど大きくない印象
そして今回選んだケーキは・・・
「スイカのパステーク」。
結果、めっちゃ、うめぇ。
「パステーク」とは何か?
ググっても分からなかったが、なんにしろ、この「スイカのパステーク」は美味い。
貴公らにも、このパステークの美味さをお伝えたい。
スイカの実がたっぷり入っている。
シャリシャリのスイカ、ヌルッとしたゼリー、つなぎのクリーム。
食感や良し、スイカより美味し。
どうでしょうか?
ありがとうございます。
ちょっと、他のケーキも試したかったな。
また次回のお楽しみにしようかと思います。
部屋(スタンダードルーム)
部屋は、例によって一番安い部屋です。
スタンダードシングル(19.5㎡)で、広さ的には十分。
窓からスカイツリーが見えるのが印象的だった。

当方はOneHarmonyの最上位ステータス「エクスクルーシィヴ」だが、部屋アップグレードはナシ。
その代わり、何も言わなくてもレイトチェックアウトを15時にしてくれたのは、ちょっと驚いた。
通常のチェックアウトは11時で、レイトは1時間につき1000円で販売している。
元々、ちょっとお金を払ってレイトチェックアウトするつもりだったので、ちょうど良かった。
部屋は有線LAN・WiFiあり。
ただし両方とも通信がちょっと安定しない印象。。。
PCで作業したりもしたかったので、結局テザリングも多用した。
部屋にデスクがあったのは、助かった。
無料の水が2本。毎日補充あり。
風呂にはバスソルトも日替わりでセッティングされてました。
ガーデンプールの価格と留意事項
ガーデンプールの利用は宿泊者も有料で、ビジターに比べると安くなる程度。
また入場制限があり、確実に利用するには宿泊や飲食とのセットプランでの予約も選択肢に入る。
平日は当日利用でも大丈夫だろうし、繁忙期でも早めの時間に行けば可能かもだが、確約ではない。
※後述のパラソル確保の視点でいうと、プランで予約するのが安牌ではある
プールを利用する方法は、おおよそ以下の3系統。
- 都度利用(当日利用)
- 入場制限のため利用できない可能性あり
- プール利用のみの「予約」はできないので、当日の混雑次第
- 「プール利用券」付きの宿泊プランで宿泊する
- チェックイン日のプール利用が確約される(チェックアウト日ではない)
- チェックイン日は、チェックイン前にフロントでプール券を受け取ってプール利用可能
- 連泊でプラン利用の場合、最終日のチェックアウト日以外はプール券付きとなる
- 「プール利用券」付きプランではない宿泊の場合、都度利用(割引はあるが確約なし)
- 「プール利用券」付きのレストラン・プランを予約する
- ホテル内のレストランでの飲食プランにプール利用券が付帯
- その日のプール利用が確約される
なおプール料金は2部制で、デイプール(10:00~16:00)とナイトプール(17:00~21:00)に分かれる。
上記の宿泊プランとレストラン・プランも、デイプールかナイトプールを選択する必要がある。
「プール利用券付き」の宿泊プランは、OTAでも販売しているし、公式サイトにもある。
プールの料金は時期によって異なる可能性があるが、現時点では以下の通り。
結構なお値段となり、一番高いのはビジターの土日料金で1.3万円。
公式サイト プール料金
プール料金 | ビジター | 宿泊者 |
---|---|---|
DAY POOL (10:00~16:00) | 平日:5,500円(繁忙期8,800円) 土日:7,700円(繁忙期13,200円) | 平日:4,400円(繁忙期4,400円) 土日:6,600円(繁忙期8,800円) |
NIGHT POOL (17:00~21:00) | 平日:5,500円(繁忙期6,600円) 土日:6,600円(繁忙期7,700円) | 平日:4,400円(繁忙期4,400円) 土日:4,400円(繁忙期4,400円) |
ちなみに「通常の宿泊プラン+プール当日利用」と「プール券付き宿泊プラン」のどちらが安いかでいうと、日程にもよるが「通常宿泊+プール当日利用」の方が少し安くなる印象。
その代わり、「プール券付き宿泊プラン」は「プール利用が確約」となる感じですかね。
入場制限については、たぶんチェアの数で制限しているんじゃないかと思います。
チェアはたくさんある。
しかしパラソルが全チェアにあるわけではないのが注意点。
パラソルのないチェアも、かなり多かった。

パラソルが少ない理由は不明だが、常連客や監視員の感じからして「肌を焼きたい勢」の人が多いように拝見したので、声が届く範囲では「あまりニーズがない」という状況なのかもしれない。
まぁ、それは半分冗談ですが。
個人的に「このプールの売り方(リゾート感)で、このパラソルの少なさはちょっとなぁ」とは思った。
いずれにせよパラソルが少ないので、パラソル付きのチェアの確保が重要になる。
プールへの入場は、繁忙期であればちょっとした列になる。
ホテルの5階に受付があり、「プール利用券保有者」の列と、「当日利用希望者」の列に分岐。
プール券付き人から、入場することになる。

プール開場の時間になると、プール利用券の列の先頭から受付開始。
順番に受付するので、後列だと入場開始まで時間を要するのに注意。
早めに並んだ方が、総合的に楽ちん。
受付時にロッカーの鍵と、チェア確保用の「利用中」の赤札が渡される。
ロッカーにはタオルとサンダルが入っている。
ちなみにロッカーは小さいので、大きい荷物は入らない。
受付を済ませたら、ロッカーに行く前にプールでチェアの確保もOK。
もらった赤札をチェアにセットする。
ということで、繁忙期の土日利用に関して言うと、セットプランで権利確約しつつ、早めに並んでパラソル付きのチェアを確保するのが、良いんじゃないかと思います。
なお、プール利用時はロッカーキーが入場証のような役割になるので、一時退出も可能。
宿泊者なら一度部屋に戻ったり、エレベーターで1階に降りればホテルフロアを通過することなくショッピングモール(外)に出られる。
自分の場合は以下のようなビーチリゾート装備なので、そのままフラッと外にでて飯を食った。
- 乾くとTシャツに見える水陸両用ラッシュガード(非水着ブランドで水着に見えない)
- 道も歩けるウォーターシューズ(貸与サンダルは利用せず)
水着感が溢れる格好で外に出たくない場合は、一度ロッカーで着替えることになる。
もしくは、エレベーターで1階に行くとホテル付属の「ベーカリーショップ アン」があり、そこまでであればギリ「ちょっと水着感がある格好」でも行けると思います。個人の感想です。
こちらのショップは美味しいのもあって、かなりオススメです。
※エレベーターでの移動は、1階=イースト21への接続、2階=ホテルフロント、5階=プール、上層階=宿泊フロア
まとめ
このホテル、プール料金は高いけど、宿泊代はそこまで高額でもない。
一方で、雰囲気はクラシカル&ロビーラウンジ・ベーカリーショップも良い。
東陽町というシブい立地で安定のオークラ品質、高級ホテルより気軽にリラックスできる感。
稀少な価値を感じた。すごく良かったです。
プールは「日陰が少ない」のと「混雑注意」が留意事項。
できれば平日に連泊して、プールを楽しみたいよなぁ~。
OneHarmonyは継続予定なので、またいつか再訪することになりそう。
なお、このホテルに泊まった際の飲食系(ホテル外)については、以下など参照。
いずれもホテルから近めの、東西線のお店になります。
特に「來々軒」はホテルからもそれほど遠くなくて、良い感じだった。
ほい。
そんな感じ。