「Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム・カード」が登場、SPGアメックスがリニューアル

新しいマリオット提携クレジットカード

マリオット提携のクレジットカード「SPGアメックス」がリニューアルし、新しく2つのクレカが登場する。

Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム・カード 券面
  • Marriott Bonvoyアメックス・カード(23,100円)
  • Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム・カード(49,500円)※旧SPGアメックス

アメックス公式サイトはこちら。
Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス提携カード

SPGアメックス所有者向けの特設サイトはこちら。
「Marriott Bonvoy アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード」へ⽣まれ変わります。

新規募集は、2022年2月24日に申し込みを受付開始。

SPGアメックスは、年会費が高い「プレミアム」の方に自動移行となる。
自動以降の場合、年会費があがるのは2022年5月11日以降のカード更新タイミング。
それ以前にカード更新がある場合、従来の年会費で更新が可能。

Marriott Bonvoyアメックス・プレミアム・カード SPGアメックスからの自動移行

さて。

2019年、アメリカからスタートした新カードデザインへの変更。
日本版でも2019年には「もうすぐカードデザインが新しくなります!」とか言ってたが、やっときましたね。

ただまぁリニューアル結果をみると、「だいぶ振り落としにきてるなぁ」という印象なのであった。

BonvoyアメックスとSPGアメックスのスペック比較

SPGアメックスからの変化点サマリーは以下。

  • 年会費が上がった(3.41万円→4.95万円)
  • クレカの年間決済額でプラチナ・ステータスがもらえるようになった(ただし400万円/年)
  • 無料宿泊特典がシブくなった(年間150万円のカード利用が条件)
  • リッツカールトンとセントレジス用の「プロパティ・クレジット」特典が増えた(専用プランで予約必要)
  • 家族カードが無料になった(1枚目のみ)
  • 海外旅行傷害保険が「自動付帯」でなくなった

新しい2枚のカードとSPGアメックスの比較は、以下の通り。
※SPGアメックスの自動移行先は「プレミアム」の方

スペックMarriott Bonvoy
アメックス
Marriott Bonvoy
アメックス
プレミアム
※旧カード
SPG
アメックス
年会費23,100円49,500円34,100円
ポイント(通常)2ポイント/100円3ポイント/100円3ポイント/100円
ポイント(宿泊)4ポイント/100円6ポイント/100円6ポイント/100円
付帯ステータスシルバーゴールドゴールド
UPGステータス年間100万円で
ゴールド
年間400万円で
プラチナ
宿泊実績付与5泊/年15泊/年5泊/年
無料宿泊特典150万円/年利用で
35,000ポイント分
150万円/年利用で
50,000ポイント分
50,000ポイント分
プロパティ
クレジット付与
リッツカールトン
セントレジスにて
2連泊なら100米ドル
リッツカールトン
セントレジスにて
2連泊なら100米ドル
家族カード1枚無料
2枚目以降11,550円
1枚無料
2枚目以降24,750円
17,050円
海外旅行
傷害保険
決済あり=3000万決済あり=1億円自動付帯=5000万円
決済あり=1億円
国内旅行
傷害保険
最高2000万円最高5000万円最高5000万円
ショッピング
プロテクション
最高200万円最高500万円最高500万円
オンライン
プロテクション
リターン
プロテクション
最高3万円最高3万円
スマートフォン
プロテクション
最高3万円

「年間400万円でプラチナ」をどう考えるか

年会費以外の面での一番のビックニュースは、決済条件でのプラチナ付与でしょうか。

ただ年間400万円は、厳しいですね。
個人的には無理ぽ。

ちなみに、お隣の国「韓国」では、年間600万円でプラチナ付与のクレジットカードがある。
それに比べれば、日本の条件はイージーと言えるかも。
韓国でマリオットのクレカが登場、年間600万円でプラチナ付与

ただまぁ年間400万円を決済しても、もらえるのは「プラチナ」。
プラチナは、マリオット内の序列で言えば上から3番目に過ぎない。
雲上ステータスのコバルトや、超レアな黒豆納豆おじさんを含めれば、上から5番目ですぜ。

例えばヒルトンであれば、提携アメックスの決済200万円/年で、最上位の「ダイヤモンド」が付与される。
ヒルトン提携クレカがアメックスから登場、ヒルトン・オナーズAMEXカード

そう考えると、「うーん、プラチナかぁ~」と思わないこともない。
まぁヒルトンとマリオットでは、ホテル数がマリオットの方が多いので、そこら辺の観点もあるけど。

参考まで、ANAは400万円/年でブロンズ、600万円/年でプラチナorダイヤモンド。
※別途PPも必要
ANAがステータスチャレンジ開始、ANAカード決済額で上級会員資格

無料宿泊特典の150万円が分水嶺?

家族カードが1枚無料になったというのは、大きな変更点ですね。

一方、無料宿泊特典をもらうには年間150万円の決済が必要。
150万円も、なかなか厳しいです。。。

もし年間150万円を決済できない場合・・・
通常カードは「2.3万円を払ってシルバーをもらうクレカ」になってしまう。
プレミアムは「4.9万円を払ってゴールドをもらうクレカ」。
ちょっと残念な感じ。

ポイント還元率も、プレミアムの「100円につき3ポイント」はともかく、通常カードにいたっては「100円につき2ポイント」はシブい印象。

ポイントの価値は使い道によって異なる。
マイル換算だと「3ポイント→1マイル」。
TPGのポイント価値表では「1ポイント=0.8cents」。

マリオットのポイントは、可用性が高い。
無期限でポイントを貯めて、必要になったタイミングでマイルに交換できるのが、個人的には便利だった。

いずれにせよ、年間決済で150万をこなせるなら、かつ、400万プラチナを狙える距離なら、プレミアムは良いカードなんじゃないかと思いました。

なお、無料宿泊特典については、2023年4月23日までは「150万円決済条件」は不要で、今まで通りカード更新のみで付与される。

2023年4⽉23⽇(日)までに付与される無料宿泊特典は、プログラム期間中のご利⽤⾦額にかかわらず、これまでどおり年会費のお⽀払いで獲得いただけます。

まとめ

今は結構ゴールド・プラチナの会員の数が膨らんでいるという印象がある。
勘だけど。

それが、このカード・リニューアルで、徐々に振り落とされていくかもですね。
決済額が大きい人だけが生き残っていく、ある意味正しい姿だとは思いますが。

個人的には、現在SPGアメックスホルダーなので、身の振り方を考えようかと思います。
次の更新タイミングで、多分やめちゃう方向かなぁ。。。

SPGアメックスは2014年に入会して、長きにわたってお世話になった。
考えてみたら、結構長い期間、使ってましたね。
マリオットはホテル数も多いことから、将来的に海外旅行に行った時の滞在先の選択肢として、なんらかステータスを底上げする手段は持っておきたいが。。。

今後の楽天に期待(笑)

ほい。

そんな感じ。

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