Xperia「Z1f SO-02F」の白ロム/MVNOでA-GPSが使えず、GPS測位が遅い件

Xperia「Z1f SO-02F」を買った。


格安SIMの「ServerMan SIM」で運用を始めたっすね。

おサイフケータイ用。

※オンラインチャージをサクッとしたいだけのSIM導入


それで、初めて起動したときに、全く地図の精度がよろしくない。

あれ?

GPSがおかしいな?

と思ってみていると、どうもA-GPSが使えてないらしい。


詳しい情報はインターネッツ掲示板であるツーチャネルのZ1fスレを参照だが。。。


A-GPSをするためのSUPLが

dcm-supl.com

という、文字通りドコモ(dcm)のサーバになっており、これはspモードでないとアクセスできないらしい。


格安SIMでは、ドコモ回線を使ったMVNO含め、dcm-supl.comは使えない。


そこで、他の機種とかだと

supl.google.com

みたいな、googleのSUPLに書き換えれば良いんだが、、、


Z1fについては、「書き換えができない」らしい。


ぷぎゃー!!!


残念すぎるな。


とはいえ。


A-GPSがなくともGPSの測位は可能。


前回取得した軌道情報が残ってれば、まるっきりのコールドスタートにはならない。

※遠くに移動するとダメだと思うけど

※そういう意味では、海外とか長距離移動した後はコールドスタートかな


またWiFi環境下であれば、WiFi系の位置測位が働いて、結構な精度で位置はつかめる。

※WiFiからも位置情報はとれる(アクセスポイントからの電波の強さから推測される)


問題になるのは、

  • 購入後の一番最初のコールドスタートに5分?とか10分?とか必要
  • 海外にいったり、遠出するとコールドスタートでやり直し?

あたりか?


そう思って数日過ごしてみたが、、、、


一度コールドスタートを経てからは、そこそこの精度でとれている気がする。

ただ、やや現在地の更新が遅いような気もする。

もうちょい使ってみないと、分かんないかなぁ。


iPhoneメインといっても、Androidのオフライン地図は使ってみたい。

ダメだったらなんか考えよう。

海外旅行で使うiPhone用の地図アプリ(オフライン) ver3 – やじり鳥


※2014/10/13補足

Xperiaをroot化して、以下を試してみた。

  • suplの書き換え
  • hostsファイルの書き換え

いずれもダメだった。

※agpsが使えてない


まず前提。

AndroidのOSは、4.4.2。

これをroot化。


agpsが使えているかの確認手順は以下。

  1. WiFiをoffにする
  2. モバイルデータ通信をoffにする
  3. 「GPS Status」でagpsを「クリア」
  4. 「GPS Status」を停止
  5. GoogleMapsを立ち上げ
  6. モバイルデータ通信をon(3G/4Gのみon、WiFiはoffのまま)



これでagpsない状態でのコールドスタート。

れっつらgo!!


「GPS status」はコチラ。


まず、「suplの書き換え」は、gps.confの設定を書き換えても、無視される。

分かってたぜ、最初から。

一応試しみただけだぜ。


それからhostsファイルでdcm-supl.comのIPをgoogleやxperiaのsuplに指定。

うん。

ダメですよね。

ですよねー。


ということで、自分はいったん諦めた。


つか、マジでsoバイナリレベルで差し替えんとダメなんだな、これは。

あとドライバ。

おー尿!って感じだぜ。


ただし。

以下の手法で結構マシになるらしいので、気になる人はチェケら!


Xperia Z1fのAGPS(gpsOneXTRA)を有効にする方法 – サイト管理者のよんよん日記


参考。


https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/main/location_information_function/02/02.html

  1. 移動端末からのアシストデータ取得要求に対して、SLPはより信頼度の高い概略位置情報を選択する。
  2. 選択した概略位置情報からアシストデータを導出し、移動端末に対して送信する。
  3. アシストデータを基に移動端末はGPS測位を行い、測位に成功した場合は、SLPに対して測位結果を通知する。



f:id:tonogata:20140802190813g:plain


https://www.nttdocomo.co.jp/corporate/technology/rd/tech/main/location_information_function/03/index.html

SLPは、SUPLを使用してGPS測位に成功した結果(緯度経度情報)を、その際のSUPL測位要求情報とともに蓄積する。SUPL測位要求において蓄積された要求と合致した場合には、蓄積された概略位置情報を移動端末のアシストデータとして使用する。



しのぶろぐ: モバイルルネッサンスのSIMでA-GPSを使う(非ルートでも可)。




「A-GPS」データをクリア/削除して目視確認する方法(Android4.4以上) – やじり鳥


そーいえば、QZSSの対応ハード一覧。

みちびき(準天頂衛星システム:QZSS)公式サイト – 内閣府


スマホについては

CP-F03a(COVIA)

だけ、あるんだよね。


ハード(チップ)的な意味では通信一体GPSチップで、補足可能なスマホは結構あると思ってるんだけど、ソフト的に対応してないのが多いんだろうな、と。

そう思ってた。

iPhone5S、みちびき、GPS(QZSS) – やじり鳥


ただ、CP-F03a(たぶん中華)は掲示板をみてると、QZSS以前にそもそもGPSの挙動について色々問題があるようなので(AGPS使えないだけなのか、何なのかは知らない)、まぁアレですけど。


COVIAと言えば、WiFi体重計「Withings」の正規代理店なので、そっち方面ではお世話になってるが。。。

Withings カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥


その他。




海外旅行で使うiPhone用の地図アプリ(オフライン) ver3 – やじり鳥

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