日本初のアイスコーヒー「氷コーヒー」(2銭5厘)の価格は高いのか?安いのか?

日本における「アイスコーヒー」の初出と言われている、明治24年の「氷コーヒー」。


「アイスコーヒーは日本が発祥?」の情報元と、アメリカやフランスの状況をチェック – やじり鳥

この「氷コーヒー」が2銭5厘という値段。

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そもそも、「氷コーヒー」の2銭5厘は、高いのか、安いのか?

んー。
分かんない。

そこら辺の話にて。

ちょっと気になったので。

なお、またしても特に結論はないので、ご留意ください。

明治24年のアイスコーヒーは、ラムネ小瓶と同価格帯

明治24年「明治事物起源」に記載の、氷屋のメニュー。
日本初のアイスコーヒーと言われている「氷コーヒー」と、卑近なラムネの価格だけ抽出。

上等ラムネ 中味1本5銭
上等玉ラムネ 中味小瓶2銭
氷コーヒー 2銭5厘

ラムネの「中味」というのは、「中身」のこと。

当時、ラムネの瓶は、後で回収するモノだったらしい。

第六話「ラムネの沿革について」

これは印を入れるのが当然で、得意先、消費者にこのびんは「中味のみを売りびんは貸します」

また「玉ラムネ」は、あの瓶にビー玉が詰まったヤツ。
明治23年に広がった感じっぽい。

第六話「ラムネの沿革について」

1890年(明治23年)には東京第一を誇っていた東京本所の洋水社が玉ラムネびん詰の製造販売を行っており、さらに東京全市にわたって玉ラムネびん詰が売り出され次第に各地に広がっていった

「氷コーヒー」の氷屋の記載は、明治24年。

とすると、玉ラムネが東京で広がって(23年)、間もない頃ということになる。

http://sugar.alic.go.jp/japan/kiko/jk_9905b.htm

ラムネやサイダーの値段は明治24年のラムネ1本の小売価格が3~5銭、明治35年に6銭で、サイダーは明治40年に10銭であった

ふむ。
ちょうど氷屋メニューが記録された明治24年の値段すな。

「ラムネ1本の小売価格が3~5銭」というのは、だいたい氷屋のメニューとも符合する。
瓶の大きさが「小」だと2銭のようだが。

上等ラムネ 中味1本5銭
上等玉ラムネ 中味小瓶2銭
氷コーヒー 2銭5厘

ということで、アイスコーヒーと、「小瓶」のラムネが、だいたい同じ値段。

しかし。
そもそもこの時代のラムネが、高かったのか?安かったのか?
そこが分からない。

明治19年、「コレラにラムネが効く」という記事で、ラムネが売れた、という話。

第11回本の万華鏡 はやり病あれこれ 第3章 | 本の万華鏡 | 国立国会図書館

ラムネ製造業者の辻新太郎氏によると、1886年はラムネ屋にとっては忘れられない年であるということです。
猛暑だったこの年の夏は通常よりもラムネがよく売れていたのですが、東京付近でコレラが流行し、『東京横浜毎日新聞』に「ガスを含有している飲料を用いると、恐るべきコレラ病に犯されることがない」という記事が掲載されたため、ラムネの売れ行きが一層盛んになって品薄になったということが書かれています。

うーむ。

病は気から、というからなぁ。
本当にラムネで助かった人も結構いるかもしれない。

ラムネ、あなどれん。

さて。
コレラはともかく、そもそも「猛暑だから売れてた」とある。
これが、庶民が無理してかって品薄なのか、そもそも需給がアレだったのかは不明。

明治24年といえば、蕎麦が8厘の時代。

暑いからって、明治19年に3銭~5銭のラムネがそんな売れるもんなん?
やっぱコレラに効くから?

蕎麦比較で言うと、ラムネはまだ贅沢品だよなぁ。

そういう意味では氷コーヒーも相当だが。

明治24年のアイスコーヒーは、ホットコーヒーの1.5倍

コーヒーの話。
「アイスコーヒー」でなく、普通のコーヒー。

日本最古の珈琲喫茶店の「可否茶館」。
明治21年にオープンして、明治24年に閉店。

コーヒーは1銭5厘。
明治24年のアイスコーヒー2銭5厘。アイスはホットの1.5倍高価ということか。

しかし、そのホットコーヒーも高くて売れなかったらしい。

「1銭5厘」のホットコーヒーが、高くて売れてなかった。
2銭5厘のアイスコーヒーの立場が。。。

まぁ、そもそも「コーヒー」は一般に普及してなかった。

そこら辺の話は以下。
http://www.eonet.ne.jp/~souemon/sub30/Coffe/05CoffeStory12.html

日本で喫茶店が普及するのは、明治40年代。

明治36年「食道楽 秋の巻」。
値段の風俗史 : 「シマノコーヒー大正館」~この話って、珈琲の旨さに関係ないけどね~

明治十九年に三銭だった値段が
同二十一年から三十年まで
二銭程度に下がっている。
恐らく、一般に普及して
安く飲めるようになったのだろう。

明治24年ごろだと、2銭程度=ホットコーヒー。

http://www.eonet.ne.jp/~souemon/sub30/Coffe/05CoffeStory12.html

当時の可否茶館の常連であった作家、高橋大華翁は「一杯一銭五厘のコーヒーは、当時の物価としては(米一升三銭五厘)そばが一杯八厘で種ものが三銭の時代だから、我々の常識として一杯の西洋茶が二杯分のそば代と同価であるので安いという気はしなかった。」と語っている。

コーヒー1杯=蕎麦2杯
→コーヒー高い(庶民の感覚)

なるほど。

そうなると。
やっぱり、2銭5厘のアイスコーヒーは、「かなり高価」ということになる。
ラムネ小瓶(2銭)もだけど。

そのほか

っていうか。。。
「氷玉子 4銭」とかぶっ飛んでるな。
氷屋メニュー。

なんだよ、氷玉子って。
謎すぎる。

うーむ。

なにか根本的に解釈を間違えてる気がする。

やはりにコレにいくしかないのか?

物価の文化史事典―明治・大正・昭和・平成

物価の文化史事典―明治・大正・昭和・平成

氷コーヒーとは何か?
アイスコーヒーなのか?
飲んだ人はいるのか?
どんな人が?

うーむ。


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