ANAマイルでビジネスクラス特典航空券(ニューヨーク)を発券したら、マイルの価値は5.4円だった。

ANAのマイルは、「楽天ポイント」や「Tポイント」に交換できる。

1マイルを、1ポイントに交換可能。

提携ポイントへの交換 | 提携ポイントへの交換 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ


つまり1マイルの価値は、1円相当。

1マイル = 1円。


おーけー。


他社ポイントでなく、ANAのポイント「SKYコイン」に交換するなら、もうちょいお得。

「SKYコイン」は1コイン=1円で、ANAの飛行機やツアー料金に充当可能。

交換比率は、1マイル=最大1.7コイン(1.7円)。

マイルからANA SKY コイン(スカイコイン)に交換する方法 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ


つまり1マイルの価値は、1.7円相当。

1マイル = 1.7円。


いいね。


しかし。


本来のマイルの用途は、「特典航空券」

あの、「マイルを使って無料で飛行機に乗る」ってヤツ。


「特典航空券」でマイルを使った場合、1マイルの価値はどれくらいになるのか。

マイル単価が1.7円を下回っていたら、「SKYコインに交換しておけば良かった」ということになりかねない。


最近、ANAマイルの特典航空券で、ニューヨーク行きビジネスクラスを発券した。

この時のマイル単価は、どれくらいだったのか?


ANAビジネスクラス「B777-300ER」(スタッガード・シート)に搭乗したメモ(成田-ニューヨーク)


チェケらっちょ。



以下。

「特典航空券」の必要マイルと諸税



ANAニューヨーク行きビジネスクラスに必要なマイルは、9万マイル(ハイシーズン)

夏休み期間だったので、ガチンコの「ハイシーズン」設定である。

ご利用条件 | ANA国際線特典航空券 | マイルを使う | ANAマイレージクラブ

※ローシーズンなら往復7.5万マイルで行ける


また9万マイルに加え、諸税で現金が必要。

9310円。


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今は燃油代が0円なので、安く行ける時期ではある。

2014年であれば、ニューヨークへの燃油代は往復で5万円とかだった。


6年ぶりにANA、JALの燃油代(サーチャージ)が無料(0円)になった。2016年4月の発券分から。


とはいえ、「旅客サービス施設使用料」やら「通行税」やら、もろもろの税金/手数料が必要で、9310円。


結果。


必要コストは、9万マイル(ハイシーズン)+9310円。

ニューヨーク行きのチケット料金と、獲得マイル



東京からニューヨークへの、ビジネスクラスのチケット代は40万くらい。

ANAもJALもたいてい「期間限定運賃」を出しており、それが40万円くらいなんだなぁ。


ANAの、4-9月の期間限定運賃。


JALの5-9月の期間限定運賃。


ちなみに、期間限定運賃の期間外だと80万円くらいになったりする。

まぁ、普通に期間限定運賃の時に行くよね、と。


ただし。


この「期間限定運賃」は、夏休みとか、長期休暇チャンスのホリデー・シーズンは、除外設定されてたりするんだよね。。。

つまり、奮発して「夏休みに行こう!」と思っても、80万円。


おー尿!!

(On,No!!)


まぁ、40万円でもキャッシュはキツいから、絶対乗らないけど。


結局、自分がマイルで旅行しようと思った日程のチケット代は、70万円だった。




※特典航空券の発券日にキャプチャした価格。諸税込み。


ANAやJALでなければ、もう少し安いか?

と思いきや、ニューヨーク行きビジネスクラスは「欧州行き」と異なり、日本からのチケットが安くなることは、あんまないんだなぁ。

(100歩譲ってロサンゼルスなら・・・、もしくはアジア発にすると状況は改善する)


それで、他社を含めたチケット価格(ビジネスクラス/直行便)を、同じ夏休み日程で見てみると・・・




※マイル発券から少し間をあけてキャプチャしたので、ANAでも80万円になっている


デルタ航空がちょっと安く、60万円。

ちなみに乗継ぎ便でもOKなら、アシアナ航空がソウル経由で35万円だった。


ということで、チケット代金。


自分がマイルでとった「夏休み」のANAチケットの価値は、70万円。

※タイミングによって60万~80万だが、自分が取ろうと思った日の価格は70万


もし長期休暇シーズンでなければ、期間限定運賃で40万くらい。

ただまぁ、長期休暇シーズンでないと、休みがとれないから意味がないんだけどね。。。


ちなみに現金で乗った場合、「マイルがもらえる」というメリットもある。

特典航空券で飛行機に乗ってもマイル/PPはもらえないが、有償チケットならそこら辺の還元はあるよね、と。


70万円のチケットは、予約クラスZ、積算率125%。

ニューヨーク往復で、2.3万マイルもらえる計算。

※SFCゴールドカードの場合

※40万の期間限定運賃は予約クラスP、70%


更に、70万円のチケットをANAカードで買うと、100円あたり2マイルのショッピングマイル付与。

ANA・ANAグループ | 航空券・機内販売 | マイルを貯める | ANAマイレージクラブ

※「スカイトラベラー」は使わず、ANAカードの場合とする

アメックス「スカイトラベラー」は使えるか?半年ほど使ってみた感想。 – やじり鳥


この場合、ショッピングマイルは1.4万マイルになる。


結果、2.3万(フライトマイル)+1.4万(ショッピングマイル)=3.7万マイル。

有償チケットなら、3.7万マイルが還元される、と。

ANAビジネスクラスのマイル単価(ニューヨーク)



まとめ。


1マイルの価値は、いかほどだったか?

必要マイル -9万マイル、-9000円(諸税)
本来のチケット代 -70万円、+3.7万マイル(獲得マイル)

※面倒なので端数を端折っている。ララァなら分かってくれるよね?


結果、自分が発券した「夏休み」のビジネスクラス特典航空券のマイル単価は、5.4円。

(70万-9000円)/(9万+3.7万マイル)


1マイル=5.4円。

※あくまで自分がとったチケットの実績値


なるほど。

意外と伸び悩んだ。


更に選択肢を広げて、「ローシーズンに行く」「乗継ぎ便でも可」「なんならエコでもいい」とかすると、どんどんマイルの価値は下がってくるんだけど。

どこまで許容範囲か?みたいな。


個人的には「長期休暇シーズンで使いたい(会社を休めない)」「ビジがいい(長距離のエコはヤダ)」というのは、外せないかな。

アジアあたりなら、「土日+αでエコ」でも全然いいんだけどね・・・。


なお、ニューヨークのファーストクラスなら、単価10円を超えるという話もある。

そこら辺は以下をチェケら。

マイルの価値と使い方 ANAマイルは何に交換するべきなのか? – ANAとマイルのパパじゃない


そう思いました。


ユナイテッド航空のマイルでANA国内線の特典航空券(札幌)を発券したら、マイルの価値は4.6円だった。


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マイルの価値 カテゴリーの記事一覧 – やじり鳥

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